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月刊セブンペガサス あとがきのあとがき

七人の天馬非公式アンソロジー
「月刊セブンペガサス」
お手にとっていただいた皆様ありがとうございました!

多くの反響をいただき感謝の限りです。
発行から約1か月が経ったので、アンソロジーの各執筆者様の作品を紹介しつつ、舞台裏話的なnoteが書ければと思い筆を執りました。


「月刊セブンペガサス」について

2021年3月に行われた松永天馬さんの無観客配信LIVE「七人の天馬」をテーマにしたファン有志による非公式アンソロジーです。

(ライブ本編のDVDが販売されていましたが、現在は完売となっています…)

掲載作品紹介

ちよさん「七天八倒!?」

雑誌風のコンセプトを汲んでくださったとても楽しい作品です。ページ横の人物紹介の芸が細かい…!バーに集まった天馬さんたちの生き生きとした表情がとてもかわいいです。

うさやまさん「X永の脱人事件」

増え続ける松永天馬(通称X永)について考察するアーバンの3人+絵恋ちゃん…という奇妙なコメディ。うさやまさんの描かれる絵恋ちゃんのツッコミのキレ味が必見です。

わかなさん「七人の天馬 短歌連作」「七面相」

七人の天馬たちそれぞれをテーマにした短歌7首連作と、集合イラスト、さらに巻頭カラーイラスト、七天診断チャートでご協力いただきました。
短い言葉の中にわかなさんの七天に対する深い考察や風景が詰まっています。

ヰ村可菜さん「アメとムチ」「ヒス構文」「なりたいんだもん」

七人の天馬たちの意外な一面や魅力が詰まっている3作品です。劇場版七天オールスターズ待っています…!

ラブハラーパン(シド)さん「Scariest Story」

次回作の構想に悩む芥永先生の新作には吸血鬼が出てきて…? ラストの吸ちゃんがかわいい。さらに巻頭イラスト、ポストカードでご協力いただきました。大感謝…。

赤井腸詰先生「X永天馬のパフェ評論 ~あるいは、フワ永天馬のパ×活!~」

読んでいた同人誌が気づくとパフェのメニューになっている体験ができるのは月刊セブンペガサスだけ!本当におしゃれなパフェ屋さんに来たようなわくわく感が楽しめます。

藤城秋海苔さん「吸永さんとラーメン」

髭永さん・芥永先生とラーメンを食べに来た吸永さんはニンニクの誘惑に勝てるのか…!? どっちも同じ顔の天使と悪魔の間で揺れ動く吸永さんの図が好きです。

しんどうさん「『刊行に寄せて』」

旧友の編集者から見た芥永先生という人や才能についての物語。『刊行に寄せて』というタイトルや、ラストの仕掛けがすごい…。
また、裏表紙の「劇場版・好永天馬の逆襲」のあらすじでご協力いただきました。

沖田まもるさん「ゲシュク・モナムール」「着流心中」「今日のスナップ」

「下宿」に住む"私"と清掃員の松永さんのやや怖い話「ゲシュク・モナムール」とイラスト2作品。「今日のスナップ」で描かれる天馬さんのまっすぐな目が印象的です。

ピカピンク病「ミスターパラレルワールドへ」

借金返済のため駅前でチェキを売る髭永さんにつかまった名前のない男が、七人の天馬たちと出会って「天馬」を演じるようになり……という話。
代わる代わる「天馬」を演じる天馬たち…という図は、2021年上旬の松永さんの日記からイメージしました。

うつ蝉さん「前日譚の七人、若しくは胎児の夢」

「七人の天馬」前日譚、松永宅に集まって出演順を決める七人の天馬たち…というお話。ドグラマグラであり、天馬さんたちの描写の解像度がすごい…!

こまのりさん 巻末惑惑広告

「雑誌パロディ風の本なので広告っぽい作品はいかがでしょうか?」とお願いして書いてもらった作品。こういう怪しげなパロディが大好物なので嬉しすぎました…!

読者投稿コーナー「七天目撃情報」

雑誌なので読者投稿コーナーを作りたいと思い、マシュマロにて公募させていただきました。たくさんの目撃情報ありがとうございました…!
非常に読み応えのあるコーナーになっています。

アンソロ発行のきっかけ

まずはじめに長年アーバンギャルドのファン有志の同人誌を制作されてきたタナカカオリさんの活動に触れなくてはなりません。

自分は2022年からの比較的新しいファンで、過去の熱狂は映像からしか知ることができなかったのですが、2011年に発行された合同誌「アーバンギャルになるつもりじゃなかった」を偶然手にする機会があり、当時の空気やファンの感情がタイムカプセルのように伝わってきたことにとても感動しました。
私自身も2023年3月のアーバンギャルド中野サンプラザ公演に合わせて発行された「大卒業交響楽」に参加させていただき、その歴史の一端となることができて嬉しかったです。

そして2023年4月、四月戦争のチェルシーホテル待機列でタナカカオリさん・わかなさんと「七天アンソロ欲しいね~」という会話をします。

また6月の話す松永天馬(話す推し活)の中で、コミックマーケットの話題が出たことがきっかけで、コミケの表現の自由さに関心を持ちました。
実際に夏コミに足を運び、ここでなら本が出せる!と感じ、冬コミでのアンソロ発行を決意します。

進行スケジュールなど

コミケ参加もアンソロジー主催も初めてだったので不安はありましたが、執筆者の皆様に助けていただきながらやり遂げることができました。
アンソロの企画概要と仮のタイトルロゴをつくり執筆者各位に原稿依頼の連絡をしたのが8月末、それから約4か月をアンソロ制作に充てていたことになります。

雑誌風のにぎやかで楽しい本にしたいな、という思いがあったので、タイトルが決まってすぐ仮のロゴデザインを制作しました。当初のコンセプトがぶれず最後まで進めることができてよかったです。
素晴らしい原稿が送られてくるたび、早くこの本を全世界に見せびらかしたい…!という気持ちでいっぱいでした。
当初の計画では11月中に余裕入稿の予定でしたが、結局12月中旬の死ぬ寸入稿となりました…。

脱稿後、告知を作成してる間に付録のシールをつくろう!と思いついたり、12/22のライブを見てペーパーまんがを描こう!と思いついたり…本当によく全部できたな…と思います……

コミケ当日の様子

たった一度の人生ならば…ということで、松永天馬さんのコスプレでサークル参加しました。
会場にどれくらい人がくるか不安でしたが、超てんちゃんのコスプレの方がいらっしゃったり(※本当です)会場で初めてお会いする方から応援の言葉をいただいたり、コミケらしい体験ができました。
会場にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました!

コミケ当日、会場でネクタイをつくる限界アクティビティ
このあとハラスメントのSが1個、行方不明になった

ファン活動として創作をすることについて

何が正しいかは自分で決めるしかない…と思っていますが、私の場合は受け止めてくれる松永さんへ感謝…ということに尽きます。

いつもたくさんの感動をありがとうございます。

これからも描き続けます!


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