"かわいい"という絶対的な正義に完膚なきまでに罰を下したい


朝起きても、見れないよ。
歳を取るのって一瞬だ。
その一瞬が毎日来てしまったら。
別にわたし、醜いよ。
容姿だけの話じゃない。
だってわたし不細工は嫌だもの。
人は外見じゃないって。
それは刃物だよ。
でも元から人は刃物だったの。
容姿は数値化出来ないけれど。
数値化されているの、無意識に。
あの人よりわたしは劣っている。
わたしはあの人より優れている。
簡単な不等号ひとつで。
刺される、消える。


異にする動機


わたしはよく、noteを書き続ける理由を書いている。だって話をすることなんてさほどないもの。
苦しいよ、楽しいかと聞かれたら半々になってしまう。毎日起きている面白くもないこと、絞ってさ。手が切れて水に血が混ざっていても誰も気づいてくれないの。誰かに気づいてほしいなんてそれこそ凡人ね、わたしも。


わたしは日々、noteを読んでいる。
だってやることないもの。
仕事は心の底から楽しいことでもないし、趣味はないし。話題の本だけが部屋を圧迫する。
人と違うものを好きになろうとしたら、そんな自分が突然許せなくなったりして。呆然と、窓の外の景色を眺めながら大好きなケーキにフォークを串刺しにして高笑いしている。ここまで全てひとりである。


わたしがフォローしている人は、多くがnoteを毎日更新している人で。わたしはその人が好きでフォローしている。けれどそれだけだからこそ、突然わたしの日常の近くには必要なくなったりもするだろう。

わたしをフォローしている人も恐らく、物凄く些細な感情で簡単にわたしのフォローを外すだろう。
当たり前すぎて反吐が出る。だってわたし何者でもないし。有名でもない。羨望の眼差し?そんな刃物みたいなもの向けられたことないよ。ましてや顔もわからないわたしのこと、愛せないでしょう?みんな"かわいい"が好きなのでしょう?


毎日更新って無意味なんだよ。
誰かのためにすることじゃなくて。怖いから。自分のこと抑え込むように毎日声をあげるの。だから拙いの。苦い水滴がずっとポタポタ垂れているよ。水滴石を穿つって。それって何百年先の話なのだろう。この場所もきっとなくなっている。この世界諸共消し飛んでしまう。

毎日更新をしていないあなたは利口だよ。
いち早く毎日更新することの無意味さに気づいちゃってさ。それでいて才能に溢れていたり、やればいつだって出来るみたいな顔してるの。別に本気じゃないよって顔するの。可愛くて憎たらしいね。あなたの机を窓の外に投げて、君のノートに鉛筆を串刺しにして高笑いしてみたい。


でもいいの。
考え方も生き方も人それぞれだから。
毎日更新をしない正当な理由も存在する。
でも"人それぞれ"って言葉を一文字一文字千切って捥いで、見えなくなるくらい粉々にしたいな。

わたしが正解でもないし、あなたが正解でもない。でも嫌だな。誰かを刺そうとすると、また誰かに刺されそうになってしまうから。


端麗な手疵


noteを読む。
わたしのフォローしている人たち、多くが毎日更新している人だ。百人弱の人をわたしはフォローしている。全部に目を通すことは出来ないけれど、それでも読んでいる。今日も拙くて綺麗だねって。ひとりで笑っているの、不気味でしょう。

自分の興味のあるハッシュタグでも検索して。わたしはまたさらに知らない人のnoteを読んでいる。
殆どが何者でもない人だ。
わたし含め、一生noteで日の当たる場所には行けず、黒っぽい色で塗りつぶされてしまう人たちだ。

それでもなんのためにnoteを書き続けているの?と。先程の話に戻る。別に楽しくてただやっているだけだよと。それでも別にいい。それに多分それが一番いいし、傷つく人も最小限に収まるだろう。



ふとわたしは今日、ひとつのnoteに目が止まった。
それは内容に惹かれたからとか。そういうことではない。コメント欄にあったひとつの言葉だった。


「〇〇さんは可愛い上に、言葉も素敵ですね。」

書いている人に向けている言葉だった。
わたしがもし絶世の美女で。誰が見ても可愛いと言ってもらえる容姿だったら、ここまで舌から血は流さなかっただろう。

言葉が可愛いの上に乗るのって。
どんな気分なのだろうと。
思ってしまった。思わざるを得なかった。

わたし自身、女の子ではない。
ただ、女の子になりたいと思っている。
可愛いと思われたいと思っている。
その心が常にこびり付いて剥がれないのだ。


女の子には女の子の苦しみがある。
可愛い子には可愛い子の苦しみがある。
わかる。わかるからこそこんなに痛いのだ。

毎日更新には毎日更新の苦しみがある。
毎日更新をしなくとも毎日更新しない苦しみもある。

どっちも地獄だ。楽土はない。


わからなくなってしまいそうなの。
何も理解出来ていないけれど、それでもわからなくなってしまうの。そうやって言葉は落ちてくるものだと思う。

立てなくて、でも立ちたくて。
けどそういう姿は評価されづらい。
正確には"本当に"そういう姿が評価されづらいのだと思う。

"かわいい"に限った話ではない。
けれど、どうにもnoteを続けている人から伝わってくるものが人によって違いすぎて、だからこうしてまたここに来てしまっているのかもしれない。


馳せ回る胸間


わたしも「かわいい」の武器が欲しかったよ。
でも可愛かったらきっと、ここで生きていない。

運命って水色なの。
何色にでもなれるよ。
薄いから。君の色と混ざれるの。

人が人を評価する世界だから。
人は外見だけじゃないよというなら。
わたしのこと、言葉だけで見てよ。
縛られているものはみんな違う。
わかっている。
でもここはわたしのnoteなの。
だからわたしが縛られているものの話をするの。だからあなたの縛られているものの話はあなたのnoteでしてね。

見に行くから。
だってやることないもの。
全員で合格しようって。
頭を誰かに殺されてしまったの?


合格できるのは、ほんの一握り。
もしかしたらたったひとりかもしれない。
もしかしたら誰も合格しないのかもしれない。

でもみんなが不合格になる世界だったら。
誰も必死にならないでしょう。
結果が全てって。
だから苦しいのよ、泣いちゃうのよ。

毎日更新をしていない人や、可愛い人に対してのアンチテーゼでもない。それだけは書かせてほしい。ただちょっと苦しくなっちゃっただけ。


落ちはない。
そろそろ息が続かなくなりそうだから。
やめる。
また明日。絶対に。


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いちとせしをり

この文章は女の子が書いてると思ってすべて許してほしい。性と文章。言葉で会いに行く、エッセイで詩に至る。【毎日更新174日目】Twitter : https://twitter.com/liegirl_1chan

窓際から見る女の子。

毒にも薬にもならない。
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コメント9件

ふゆほたるさん
ありがとうございます。
それに甘えず、わたしは女の子になります。
「舌から血が出る」

凄い
私は毎日更新してないんですけど、毎日更新のこととか最近のnoteのこととか似たようなこと感じてました。
似てるというか、結論的には真逆かもしれないんですが、ここのところのnoteってスピード感がすごくて大きなうねりを持っていて、でもそれにただ乗っかっていいのか?という天邪鬼精神でモヤモヤしています。
満島エリオさん
誰に言われて始めたことでもnoteって殆どの人がないと思います。
それでもわたしにはちょっとだけ"負けたくない"っていう気持ちがあるんだと思います、女の子として。
エリオさんのnoteはいつも見ています。また楽しみにしていますね。
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