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チャンスをつかむ人、逃がす人の差は小さくて大きい


新たなチャンスを自らつかみに行くというのは、なかなかどうして、心のブロックがあるものです。

「自分ごときが、すごい人たちがいる場所に行って、場違いじゃないかな」
「私のような無名の人がこれをやりたい!と、手を挙げていいのかしら」

などと、頭の中の声が邪魔をして、自分から湧き出る素直な想いを引っ込めてしまう・・・。

引っ込めれば恥をかくことはないので、一瞬、心は安堵します。

「はぁ、助かった」と安心はするけれども、変わり映えのしない毎日に再びモンモンとし、「このままでいいのか」とぐるぐる悩み出すのです。


一方、
「わたしもそれやりたいです!」
「ぜひ会いに行かせてください!」

と言えちゃう人は、どんどんチャンスをつかんでいきます。

「そこはあなたが来るところじゃないんだけど!」「身の程知らずでは?」と、周りから思われたとしても、気にしない。

肩書き・実績・知名度・フォロワー数・・・そうした外側の条件をものともせず、「情熱」や「ただそうなりたいという素直な心」で突き進んでいくのです。

そして、突き進んだ結果、失敗も成功も含めてどんどん経験値を上げていって、気づいたら経験者を追い抜いているという衝撃の事実、笑! 

そんな若い人たちの姿に見習うことが多くなりました。

「わたしもやりたいです!」の熱意にほだされて


とある交流パーティで出会った、あみさん(仮名・31歳)は駆け出しのライターで、名刺交換するや否や、「わぁ、うれしい! わたしも〇〇編集部で働きたいと思っていたんです!」と目を輝かせました。

「ん? これはもしや・・・」と、ちょっと嫌な予感がしたのが的中(笑)。

「ぜひぜひ編集部の方を紹介してください! 以前からこの媒体で書きたかったんです~!!」と、前のめりで来ました。初対面でグイグイ来るってすごいなぁと驚きましたけれども。

「この媒体、なかなか大変だよ~」とマイナス情報もさらけ出して、覚悟を問うてみても、「まったくもって構いません! 夢だったので!」と依然、熱量は落ちない。

2度ほど押し問答しましたが、あまりの熱意にほだされて、「おし、わかった。おつなぎしましょう」と、彼女の書いた作品やブログ、それに推薦文まで付けて編集部に紹介しました。

なんかね、人に対して素直に夢を語れたり、これがやりたいって爽やかに主張できるって、まぶしいなと思うと同時に、うらやましくも思ったんですよね。

当の本人からは、めちゃめちゃ感謝されましたけれども、わたしができることはここまでで、あとはご自身の努力にゆだねられる。

初対面ということもあり、その後も親交が続いたわけではありませんが、どうやら漏れ伝わってくる情報によると、編集部内でエース級のライターになっているようです。

「少々背伸びかな」と思うことにも乗っかっていく


あみさんとの出会いも含め、若い人たちのまぶしい姿を見ていて、

「ただ素直にやりたいです!って手を挙げるっていいな」と、わたしも感化されまして。

チャンスらしきものが目の前に来たら、

「わたしも、それやりたいです!」「わたしも混ぜてください!」って、思い切って言ってみることにしました。

今の自分にはちょっと背伸びかなと思うことにも、勢いつけて、乗っかっていく。

「場違い」「お門違い」「身の程知らず」「自分ごときが」・・・。

そんな風に思っていると、どんどんパワーが失われて、一歩が踏み出しにくくなります。

踏み出せないから、いつまで経ってもステージアップができず、常にモヤモヤする位置に居続けることになる。それはとてもつらいものです。

もちろん、一段上のチャンスに乗っかるならば、そこにふさわしい、あるいはそこに耐えられるだけのスキルや学びが必要だとは思います。

ただ、わたし自身はまず乗っかってみて、後付けで勉強しても十分間に合うんじゃないかと思っています。

勉強はあとからでも間に合うけれど、チャンスは間に合わないことも多いから・・・。二度と巡り合えないものだってあるかもしれません。

チャンスが来たら、自分の立ち位置とか、求められる要件なんぞ考えずに、ただ純粋に「やりたいです!」「参加したいです!」と、声を挙げちゃうことが肝心。

チャンスをつかめるかどうかは、ほんとうに「声を出す」か、「出さないか」の差なんだと思います。


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