『暴れだす/ウルフルズ』を聞いて泣かない男はいない
生きることってなんでこんなに難しいんでしょうか
僕はしがない社会人2年目の代の男です。
最近、ちょっとショックなこととか、昔のトラウマとか、些細な悩みとか、
もう書き出せばキリがないくらい、心の中に勝手に積もってしまったんですね。
日が落ちるとなぜだか勝手に涙が出て、心臓がキュッと締め付けられる。
漠然とした不安感が頭をもたげて、仕事が手につかない。
好きなことや趣味に打ち込んでもどうにも落ち着けない。
「ああ、やるせないなぁ」なんて思うの、僕だけでしょうか?
僕は元来こういう性格なのか、物心ついたときから泣き虫な子でした。
大人になったら治るだろうと思っていたら、特に変わりないまま、ここまで来てしまいました。
今でも、夜、勝手に涙が流れてくる期間が年に十数回訪れます。
どうしても止められない涙が流れるんです。
ただひたすら、寄り添ってくれたウルフルズ
そういうとき、僕はよくウルフルズに縋ります。
ベテランバンドですが、コミックバンド的なイメージを持つ人も多いかもしれません。
彼らの歌は基本的にバカで明るくてアホな男のあっけらかんとした世界観です。
ポップスの歌詞にしては、だいぶ破天荒です。
ですが、彼らの楽曲の中には時折、情けない男の心の弱さを歌うものがあります。
そのうちの1つが『暴れだす』です。
『暴れだす』が魅せる情けない男の心情
この曲に何度救われたことか。数え切れません。
主人公の男は自分を何様だと神様に問い、自分の不甲斐なさや情けなさをただただ吐き出します。
生きていれば、どうしようもなく泣きたくて、悲しくて、やるせなくて、逃げたくて、消えたくなるときが誰しもあります。
僕にもあるし、きっとこんな文章を読みに来ているあなたにもあることでしょう。
この歌はそんな人間の弱さを普遍的に肯定してくれる歌だと思うんです。
案外みんな苦しんでるのかも
コテコテの関西人・トータス松本氏もこんな歌詞を書くんだから、たぶん中身は我々みたいな普通の男なのかもしれません。
きっと男なんてみんなグチャグチャな感情を抱えて生きてるんですよね。
だから悩んだらこの歌を聞いて思いっきり泣きましょう。
この歌が響いてるなら、まだ生きていられます。
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