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悩めるあなたへ

最近は会社の後輩の愚痴を聞いたりフォローをしたりという機会が増えてきている。

よく聞くのが
「私だけが報われない」「私はかわいそう」
というようなことが主旨となる愚痴である。

こんな私でも先輩である以上
落ち込んだりネガティブな感情になっている彼らに対して気の利いたことを言ってカッコよくありたいものである。

それが理想の姿。


実際はどうなのか

私だけが報われない、頑張り損である。
とこぼす後輩に私がかけた言葉は


「たしかに私を含め2人とも、ラッキーな方ではない
それは確か。でも最悪でもない。」

ある程度のことは飲み込みながらやっていこうと鼓舞をした。


また、思うような成果を出せない状況に不安を覚えだしたと落ち込む後輩には

「つらくて前を向けない時もあると思う
だが気負わずに横でも向けば良い。みんなついてる
みんなで少しずつ進んでいこう」

との言葉をかけた。


さぁ、私と同じ世代の読者の方々は気づいたのではないか。

私が彼らにかけた言葉は私が生んだオリジナルの言葉なんかではない。

ほとんど“引用”なのである。


一つ目の「最悪でもない」に関しては
NARUTOのカカシ先生がサスケに対してかけた言葉

二つ目の「横でも向けば良い」は
銀魂の作者である空知英秋先生の言葉である。


そう、端的に言えば盗作にあたる。


涼しい顔した先輩がカッコをつけながら言った言葉が
盗作であると気づいたら後輩はどう思うであろうか。

私に言葉をかけられた後輩たちは少し心晴れたような顔で「そうですね」などと言って業務に戻っていった。

あなたを勇気づけたのは
栄光の週刊少年ジャンプ作家、ジャンプ作品なのであり
断じて私ではないのである。



途中であるが、一旦ここで本文の結論を述べたい
悩みを抱えている読者には週刊少年ジャンプの購読を
強く勧めたいということである。



さて、話は戻るがいずれの後輩も漫画、アニメの類は一切興味がないということは知ってはいる。


だがなにかをキッカケに気づかれないか不安でしょうがない。
夜も眠れない。
これが私の悩みである。

誰か私に「盗作」でもよいから
慰めの言葉をかけてほしいものである。


よろしくどうぞ。

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