見出し画像

スーパーマーケットで吊るしで売られていたvodafoneのSIMが便利だった

イギリスで Soracom Mobile が使えなくなったことを note しました。いろいろ試して時間を浪費していたら「こっちのSIM買ったら?」とアドバイスされ近所のお店へ。
観光地だったのでSIM専門店がありましたがそこはスルーしてスーパーマーケットへ。 Sainsbury's という普通のスーパーの雑誌コーナーの横で吊るされていました。いくつかのキャリアがありましたが名前を知っている vodafone に。20GB も必要ないので 5GB とか 7GB ので十分だったのですが、仕方なくこれを選択。後述しますが実は20GBではなかった。

スーパーで吊るしで売られているSIM

お菓子やら飲み物やらと一緒に無人のレジで支払いを済ませました。どこのスーパーにも無人のレジがあってとても便利です。お酒を買う時は年齢を確認する画面が出てくることがありますが、YESを押すだけでパスポートを店員に見せることはありませんでした。話は脱線しましたが、支払いは11ポンドほど。あれ?SIMだけでも15ポンドのはずなのでレシートをよく見ると 0.99ポンド。しかも0.99ポンドは電化製品としての保証書の値段でした。

99ペンス⁉︎ 15ポンドじゃない

宿に戻ってパッケージをよく読むと、SIMを挿すとショートメールが飛んできてアクティベートできすぐに使えるようになり、vodafoneアプリを入れてお金をチャージすれば使えることがわかりました。パッケージの表紙には『15ポンドで20GB』とデカデカと書かれていましたが、10ポンドで7GBから40ポンドで容量無制限まで5種類から選択できます。期間は30日間。"Big Value Bundle" という vodafone のプランの名前のようです。

  • £10 データ通信7GB、通話無制限、ショートメール無制限

  • £15 データ通信20GB、通話無制限、ショートメール無制限

  • £20 データ通信40GB、通話無制限、ショートメール無制限

  • £30 データ通信100GB、通話無制限、ショートメール無制限、5G対応

  • £40 データ通信無制限、通話無制限、ショートメール無制限、5G対応

なのでクレジットカード(またはPayPal)でチャージしてバンドルを選ぶタイプのプリペイドSIMのようです。なおクレジットカードはVISAとマスターカードだけでアメリカンエクスプレスは使えませんでした。

パッケージを開いてみたところ…

説明書にも送られてきたショートメールにも「vodafone アプリをインストールしてチャージして使い始めてね」と書かれていましたが、AppStoreでvodafoneアプリが探せませんでした。日本で使っていた iPhone だったので、国や地域の設定を日本からイギリスに変更しないと AppStore にリストされないようです。面倒だったのでPCを使ってWebブラウザでクレジットカードで10ポンドだけチャージして7GBのバンドルを選択しました。
データ専用SIMではなく、電話番号が付与され、通話も無制限、ショートメールも無制限というプランで驚きました。ちなみに事前に準備していた Soracom Mobile はデータ専用で電話番号は付与されず、もちろん通話もできずショートメールもなく 14.99ドルで3GB でした。
このような「チャージして使うプリペイド」を "pay as you go" とか略して"PAYG" と表現するそうです。初めてみた単語でしたが PAYG は英辞郎にも載ってました。

https://eow.alc.co.jp/search?q=payg

Soracom Mobileが使えない数日間はこの vodafone の PAYG が大活躍。7GBのうち0.84GB使って残り 6.16GB でした。Creditの欄は最初にクレジットカードから10ポンド入れた時は £10.00 になっていて使い始めたら £0.00 になりました。

£0.00 の下に "Top up your credit" と書かれています。top up って聞き慣れない英語でしたが「コップがいっぱいになるまでつぎたす」みたいな意味で、携帯電話サービスでは「プリペイド式の携帯電話などにお金を補充する」という意味のようです。さらに使いたければクレジットカードで top up してバンドル( 7GB, 20GB, 40GB, 100GB, 無制限)を選べば良いようです。

日本に戻ったら空港から自宅まで乗換案内やら天気やら通信しなければならないので、イギリスを出国する前に vodafone のSIMを抜いて日本の SIM に入替えました。帰宅後に vodafone の SIM を刺してみると softbank の電波を掴んでショートメールが飛んできました。「日本へようそこ! 通話は1分60ペンス、受信でも36ペンス、ショートメールは 8ペンスかかるし、データ通信は 1MBで 12ペンスもかかるから Roaming Extra を使った方がいいよ。良い旅行を!」とのこと。イギリス人が日本に旅行に来た想定のメッセージでした。

帰国後のショートメール

Soracom Mobile の期待が大きかっただけに残念な結果でしたが、vodafone のこのようなSIMを知ることができてよかったです。みなさんの旅行の際に参考になれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?