組織にいると自分の頭で考えるチカラが衰える理由

ひとは大昔より群れをつくり狩猟をして生きてきました。

農耕のはじまりにより「むら」という組織が誕生します。わたしたちの祖先は「むら」で協力し作物を育ててきました。

そして、今では「会社」という組織で協力し、生活していくためのお金を稼いでいます。

しかし、その生きていくために必要な「組織」に属していると、「自分の頭で物事を考えるチカラ」が衰えてしまうのです。


組織にいると「自ら考える」ことをしなくなる

私は12年間サラリーマンとして必死にはたらいてきました。

いまではとても信じられないのですが、組織にいたわたしとしては違和感がまったくありませんでした。

わたしがどんな働き方だったかというと、まず上司からどうやったら認めてもらえるか必死にかんがえて仕事をしていました。仕事を任されればば喜んでひきうけましたし、1日でもはやく仕事を終わらせ報告できるよう、夜おそくまで仕事をしていました。

上司との飲みも絶対に断わらない

いま考えればおかしいことなんですが、上司からの飲みの誘い方が「〇〇時に飲みに行くよー、早く仕事おわらせてねー」。

この誘い方ってことわる余地がないですよね。おそらくわたしが絶対に誘いをことわらないとおもっているのでしょうね。確かにほとんど断らなかったですけど。

なぜ家族を優先せずに飲みにいっていたのか、今かんがえてもわからないんです。その時は心理的にそうさせていたんだなあと思います。組織という集団に属していると「異常」だということに全く気付かないんですね。最近では過去の「異常行動」は妻との笑いばなしになっています。


「組織にいると自ら考えることができなくなる」のは今も昔もおなじ

戦闘における個々人の能力の発揮具体は、その兵士と上官の人間関係をみればかなり正確に予測可能である、と書いている。自分の上官を信じ切っている兵士は文字通り死ぬまで上官の命令に服従する。
引用:セオドア・アドルノ著書「アメリカの兵隊」
「集団にかかわる問題に関する私たちの思考は幼児のレベルにまで退行してしまうのです。」
引用:ジーグムント・フロイト


ちょっとむずかしい引用を用いましたが、要するに組織のなかにいるわたしたちは、命令をまもるために「死ぬ」という選択をとってしまうこともあるのです。

対象となる時代 組織にいることで考えられる行動
戦国時代 →  戦(いくさ)で戦い死ぬこと。切腹をすること。
現代 → 長時間労働、休日出勤をすること。上司と毎晩飲み歩くこと。
この点からも、組織にいることでふつうでは考えられない行動をしてしまうことが今も昔もあるということです。

ひとは不安な心理になると組織の中にいたくなる


ストレス状況下では、あなたの人間としての本能が自分の独立を放棄するように仕向けるのです。
引用:アレキサンダー・エルダー著書「投資苑」


投資関係の書籍によく書いていることです。

トレードで大きな損失をだしてしまい借金をつくってしまうと、なんとか借金をなくそうと成功しているトレーダーの門をたたくのだそうです。

いままでコツコツと勉強してきたオリジナルの手法を捨て、成功者から聞いた新しい手法でトレードをするのです。勝つこともあると思いますが、だいたいは大きく負けて借金を増やすという事態になるのです。

この点に関してはわたしもよくわかります。なにかでうまくいっていないときほど、誰かの成功体験にすがりたいという気持ちになります。


組織にいても考えるチカラを衰えさせない3つの方法

自分のチカラで考えることができなかったわたしが、自らの頭で考えることができるようになった3つの方法を紹介したいと思います。

1、自分で稼いでみる

まずおすすめなのは「自分で稼ぐ」ことです。

なぜ自分で稼ぐことがだいじなのかというと、金銭的な余裕をつくりだすということなのです。

長く働いていると、わたしたちサラリーマンは、会社で給料をもらうことでしか生きれないと錯覚してしまうと思うのです。実際にわたしもそうでした。もし仕事で信用を失えば大変なことになってしまうと本気で思っていましたよ。


2、仕事後の予定をすべて組む

この予定をいれる作戦はとても有効ですよ。私は必ず日々終業時間後の予定を組んでいました。

予定管理 一例
月曜日:18:00~ 幼稚園の迎え(妻が仕事を頑張る日)
火曜日:18:30~ 自宅で夕食後に市営プールでスイミング
水曜日:18:30~ 自宅で夕食後にジムでトレーニング(グループレッスン)
木曜日:18:00~ 幼稚園の迎え(妻が仕事を頑張る日)
金曜日:18:30~ 幼稚園の迎えor友人との飲み会

とにかく、スケジュールにすべて入力しておくのです。

そうすると、その予定を達成するためにはどうすれば良いかを考えるようになります。あきらかに自分でかんがえて仕事をするようになります。

脳はタイムリミットを設けると処理能力がアップすると言われています。わたしはその機能を最大限に利用していました。

そしてうれしいおまけがついてきます。それは上司からの飲みの誘いをサクッと断れるということです。普段からスケジュールをまわりのひとに公表しておくことで、それを知った上司は「小川は忙しいから誘いづらい」という気持ちになります。

誰もいやな気持ちにならずに上司との飲み会をさけることができるようになるのです。


3、会社いがいの「何か」に所属をする

ひとつの組織にだけいると、その組織でおきていることに「疑問」を抱くことがなくなります。

「慣れ合い」になってしまい、普通考えたらおかしいようなことも疑問に思わなくなってしまうのです。

もし別の「何かのグループ」に入っていれば、「比較」ができるようになります。比較することで組織の疑問点などに気づけるようになります。誰もが普通に参加している異常にながい会議が「大問題」であるということに気づけると思います。


さいごに:行動あるのみ

わたしから3つの方法をご紹介いたしました。

サラリーマンでバリバリ頑張っている方々。それはそれでとても素晴らしいことだと思います。しかし、そこでは「思考停止」におちいり、本来しなくてもいいことばかりをしてしまい、とてつもない無駄な時間を費やしている可能性があります。

私たちの時間は「命」そのものです。頭も身体も元気なときに自分を磨いていきましょう。

会社にだけ大事な時間をつかうなんてもったいなさすぎですよ。

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貴重な読者です!!ありがとうございます<(_ _*)> アリガトォ
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小川 みのる

人生をかけてやりたい仕事を見つけるマガジン

「サラリーマン」がオワコンと言われ、「自由に生きる」がもてはやされている昨今。 しかし、誰かの役に立ち、その中で感じる充実感や人とのつながりこそ大事なのではないでしょうか。 人生をかけてやりたい仕事をしている編集長が綴る「ライフワーク」を見つけるマガジンです。
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