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がん再発一ヶ月目⑤【抗がん剤は毒だとか】

医師の故近藤誠さんという方がおられましたね。『抗がん剤は毒だよ〜』『がんの手術はだめだよ〜』、そんな身体に負担のかかることをしたら反対に『がん』の成長を速めますよ、という主張をされていた有名な医師でした。
一方、Xを読んでても『抗がん剤は毒、あんなものはわたしが罹患しても絶対にしない』など、抗がん剤に対して批判的な主張はありますね。わたしは『コロナワクチン接種』は反対ですが個々が信ずるものって様々だなぁ、と感じます。

『がんの標準治療』を否定し、標準治療以外の治療方法が正しく、治る確率が高いのであればそれはきっと世界標準の画期的なノーベル賞(色々疑惑ありますが)ものです。ぜひぜひそんな治療方法を試してみたいです。

しかし…なぜかそれらはスタンダードにならないんですよね。宗教的なもの、先端治療とうたっているもの、オーガニック食品、補助栄養、サプリメント、と庶民が手を出せるものから高額なものまで。その中でも現代医療を覆すような治療方法が存在するなら教えて欲しいもんです。どこかで『がんが治る』方法が知る人ぞ知るで存在しているのかなぁ。

かの有名なスティーブ・ジョブズ氏も56歳、膵臓がんで亡くなられています。がんが発覚した時点で標準治療をすれば寛解していたと言われていますが、西洋医療を拒否しゲルソン療法という食事療法をされ、その後、がんが転移し亡くなられました。

標準治療以外の数多ある『がんの治療方法』はどれが効くかなんてやってみないとわからないでしょうし、そんなものが存在するのかさえわからないと考えます。

近藤誠氏が主張が私に影響を及ぼしていないとはいえません。『抗がん剤や手術はがんの成長を速めてしまうのでは?』という近藤氏の説が頭をよぎることもあります。また、がん治療は製薬会社や医療業界の既得権や利益のためにまわっているのも事実だとは思います。組織や団体の悪い側面をみれば、本当に社会貢献としてそれらの団体が動いてはいないのでは?と穿った見方にもなります。

しか〜し!治療を受けていると現場の医療職との信頼関係がすべてとなります。『この先生がおっしゃってるから』治療してみよう。栄養士さん、薬剤師さん、看護師さんがおっしゃってるから、標準治療を信じてみようという気になります。
がん治療には副作用が強い、元々化学兵器だったこともあり賛否はつきまといますが、しっかりウェルビーイングを保ちながら治療を考えることがスタンダードになっているため一定の安心感はあります。何より標準治療にはデータがありますし(このデータさえ否定されるとどうしようもないですが)信じていくしかないですね。

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