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【エンタメ×動画の部】


小橋賢児 × 明石ガクト


小橋賢児/クリエイティブディレクター
1979年生まれ。Dîner en Blanc、ULTRA JAPANなど海外イベントを日本に紹介し、ディレクターを務める。

明石ガクト/ワンメディア代表
1982年生まれ、2006年上智大学卒業。2014年6月、ミレニアル世代をターゲットにした新しい動画表現を追求するべくONE MEDIAを創業。



これは今月の22日に開催されたNewsPicksアカデミアのイベント『丸の内ビジネス酒場』の対談についてのメモレポートである。

意外な感じの対談キャスティングだったけど、だいぶ前から親交がある二人だったらしい。そんな二人は「感覚が開く」という表現を頻繁に使っていた。最後まで意味不明。。。笑

メモのままだけど、結構ためになること言っていたのでシェアします(ラインDE経理部長限定)。


小橋賢治曰く

俳優時代は自分の意思を捨てていた。
演者として作り手の意向に沿わないといけないので。
そんな中で、自分のwant toを満たしたくなっていった。
だからこそ俳優辞めて、留学して、世界を旅して、色んなイベントを見てきた。


そんな旅の中で、マイアミのウルトラに魅せられる。そして、ウルトラを日本に持ってこようと決断する。そんなウルトラジャパンプロジェクトの中には「SNSチーム」「ファッションチーム」を作った。
いかにストーリーを伝えるかを重視するために「SNSチーム」を、かっこよく伝えるために「ファッションチーム」を。

ウルトラチームには自分の想いをどう伝えた?
常に同じことを。ひたすら、自分がなぜ日本でウルトラを開催しようと思ったか開催しなければならなかったのか、そんな情熱を語り続けた。地味だけどそれに尽きる、とのこと。知らなかった感覚や気づきを得るためのきっかけを作りたいんだ。ウルトラを日本でやればそれが実現出来るんだよ、ってね。

そんなウルトラ。試みとしては面白いけど、周囲に反対された新しい試みがある。それは、

・お客さんがアーティストを好き勝手に撮って良いし、主催者側もお客さんを撮って良いし、SNSなどにアップしても良い。
→なぜか?楽しかったー、をアピールしたい勢がいるわけだから、そんな投稿が溢れまくれば自分もそんな投稿をしたい、自分も参加してリア充アピールしたい、そんな層がいるって事に気付いていたから。
(それまで、今でもだけど、日本のコンサートでは撮影がNGなケースがほとんど。それだと何してるか分からないし、よし行ってみようというきっかけにはならない)

・再入場をオッケーにした
→通常は再入場は不可なケースが多い。でもそれはスマートじゃない。実際、自分が参加側だとして、長時間のイベントに参加するとしたら途中退場、再入場したいもん。だからオッケーにした。

初回のイベント集客が一番難しい。ウルトラで工夫した点はあるか?
イベント当日って思うようにいかないことが多い。当日までの準備で下手にやりきった感があると、当日変えようと思えない。だからこそ、まだ不完全だという意識を持って、当日やれることは当日でもやる!変えられることは当日でも変える!!
これだけやってきたのに当日変えるのか?じゃなくて、これだけやってきたからこそ気付けたんだ、という考え方が大切。


スターアイランドというイベントもプロデュースしている。入場料は4万円とか。色々な場所やシチュエーションで、音楽とのコラボで花火を見るという体験的価値にお金を乗せた。
なんで花火が有料なんだ、とクレームがあった。お金を払って参加した人にしか分からない価値がある。自慢したがりなお金持ちが船で海上から見たりしてたけど、それでも分からない価値がある(なぜなら会場での音楽との連動性を、船上では味わえないから)。

今後、花火は有料イベントしか生き残っていけないと思う。なぜなら、以前ほどスポンサーがつかなくなっていくから。だけど、SNSにアップしたい勢で人は集まる。そうするとスポンサー収入は減っていくのに、警備代などの開催コストはかさむようになる。そうなるとスポンサー収入に頼らない、別のマネタイズが必要になる。スターアイランドはそれが可能。


イベント運営のコツとして、適当に1〜2回やって辞めちゃうのは今風ではない。4〜5回やると盛り上がる。やり続けさえすれば何者かになれちゃう

イベントは直前に一番盛り上がって、本番もある程度盛り上がって、終わったら解散。だから、早い段階からライフスタイルに密着させるストーリーを作ることが大切。例えば、当日の衣装をお揃いにするために一緒に買い物に行くとか、製作するとか。
そういう本番前にも盛り上がれるストーリーを作ることが大切。そして、参加者には主催側が友達かのように話しかけることも大切。ビジネスライクじゃダメ。繋がっていくことが大切。そこにストーリーが生まれる。

中道(仏教用語)=両極を大切にしている。
なぜなら本質を知れるから。だからパーティーもたくさん行くけど、暗〜いイベントにも参加してる。

イベントの持つ文化を変えるパワーとは?
日常の延長にある非日常。知らなかった感覚や気づきを得るためのきっかけを作るためにイベントをやっている。俳優時代に味わったwant toを作りたいから。


日本がエンタメやっても世界に注目されないのはなぜか?それは産業として内需で成り立っちゃってるから。韓国などは外需に視点が向いているから、韓流など国際的に盛り上がるものが多い。日本は、インバウンドインバウンド言ってるけど、外国人が楽しめるエンタメが今はない



明石ガクト曰く


テキスト(文章)には限界がある。
一冊の本を読むのもそろそろ辛い。
動画ですら尺が短くなってきている。
(ネットフリックスでは15分のコンテンツが増えている)
これから紙媒体の本と言うものは、オフライン世界へ入り込みたい時に、あえて読むコンテンツになる。
そして、オンラインとリアルイベントと本と、そんな横展開を楽しむ流れが来るんじゃないか。
(動画を無料で見せてライブに来させるとか、動画を見せて本を読みたくさせるとか)

違和感からモノづくりを始める。だからこれまでと同じじゃお金払わない。何か付加価値つけないと。

インスタって8秒に一回くらい心地よいことが起こる設計になっているらしい(いいねがつくとかフォロワーがつくとか新しい誰かの投稿が掲載されるとか、なんだとか)



経理部長はこう思う

エンタメ供給していくときは、続けること、徹底的に参加者目線になること、が大切。そのためにはエンタメイベントに参加しまくって、参加者の気持ちを感じまくることが大切。

小橋氏が中道という言葉を使って述べていたが、両極端を体験することって重要。主催するには参加側の気持ちを味わうとか、いじめるならいじめられる側の気持ちを体験するとか、教えるなら教えられまくるとか。

個人的にはとにかく続けることを続けて行こうと思った。ちゃんちゃん。



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