最初の記事で私は、学力もコネもお金もないと言いました。

その通りです。

小学校ではクラスでも成績は下から数えた方が早い程度…担任の先生にもバカにされたことがあります。

中学校に入り、なめられまいと猛勉強をして成績を上げましたが、普段遊んでばかりのクラスメートたちが勉強をすると抜かれてしまう…

そんなパッとしない少年・青年期に、後に私の人生を大きく変える、あるものと出会います。

NHKラジオ講座の「基礎英語」です。

今でこそ知っている方も多いと思いますが、今から20年近くも前なので、当時は今ほど有名ではありませんでした。

この教材が後に人生を変える

小6の夏、ちょうど友人がやっているとうので、試しにやってみました。当時はテキストの価格も１ヶ月300円行かない程度だったので、塾に通えない私にはうれしい教材でした。

しかし1日15分で、訳のわからない言葉を聞くだけって大丈夫なのかと不安もかなりありましが、新しいことへの興味はあったので、とりあえず続けてみることに。

中学に上がり、他の生徒は初めての英語授業に苦労、また学校が結構荒れていたので授業も半分崩壊気味だったり…そんな状況でしたが、その時…学校の英語の授業がどれだけ変で使えないということに初めて気づいたのです。

「先生のイントネーションや発音がラジオの講師と全く違う」

「教科書の英文がつまらなすぎる」

「黒板に書いた例文を発音の悪い先生に合わせて1度リピートし、ノートに下記写す」

「文法の説明がわかりにくくてしかも長い」

この時思いました。。。

継続は力なり

『基礎英語の方を信じて勉強しよう！』

それから学校の英語の勉強はなんとなく受ける程度にして、毎日帰ってからやるラジオ講座に集中することに

でも当時毎日の部活(サッカー)で、体はクタクタ、記憶力も人より劣っているので、なかなか身になっている感覚はありませんでした…ほとんど寝ながら聞いてたと思います。

それでも、中2で英検準2級がとれ、学力テストの英語も高得点で学年上位だったり…知らない間に英語の基礎が身に付いていたのです。

その後も教材をレベルアップしながら大学に入るまで続けたところ、

高校受験、大学受験…全て英語力のお陰で入学することができました。他の教科は偏差値もほぼ50以下で、国語と数学は先生からも心配される程度だったので、その教材がまさに救世主となりました。

『特別なことはやっていません』

頭はあまり良くないので、時間はかかりましたが、継続して続けることで少しずつ力がついていたんですね。

基礎英語の良かった点

世の中に英語教材は無数に溢れています。

たまたま私にはこの教材があってたのかも知れませんが、確実に言えることは…

『へぇ～、もっと知りたい！』
『面白い！』
『飽きない！』

と思える教材であれば、続けられるし、続ければ力になるということです。

私の場合、当時の基礎英語2で、今月の歌が毎月あり、当時の流行りの歌や、有名な歌を取り上げていました。

そのおかげて洋楽に興味がわき、その歌詞や歌をたくさん聞いたり、歌ってみたり、どんな意味なんだろうと調べてみたり…そうすることで、色々な表現も学べた気がします。

英語も言ってみれば音楽のようなものです。聞きながらリズムや音の流れを頭に入れて、自分なりに吸収する…歌を覚えるような感覚でいいのではないかと思っています。

好きなアーティストの歌だったら、苦労せずに覚えられますよね？そんな感覚です。

しかも毎月テーマやストーリーが変わるラジオ講座は、飽きやすい性格の私にはドンピシャリでした。テレビでも徐々に講座が開かれてましたが、学習量が少なくてそれだけでは物足りない感じがしました。

ただ聞いてるだけでは伸びが弱い

英語を学ぶだけなら、ただ聞いて書けるようにだけしてればいいのでしょうが、

英会話を鍛えるにはそれだけでは不十分です。

でもラジオを聞いてるだけじゃ会話ができない…

そこで私が思いついた方法は

『１人ロールプレイ』です。

相手がいないなら自分が１人2役をやればいいじゃないか！という安易な考えですが、

これが割と当たりでした。

なぜなら、私は昔から人見知りでシャイ&日本語ですらコミュニケーションが苦手+ネガティブ男という生活の持ち主…１人が好きな性格だったからです。
(まぁ、幼少期のトラウマによってそうなったのですが。)

これ、かなり大きなハードルです。

そのため、1人2役の練習がいいリハビリになったんです。

また状況や場面を想像しながら練習することで、どういう場面でどんな英語を使うのかということもわかり、次第に英会話の感覚が身に付いていったのです。

また、話し手のマネをすることで、自然な英語の発音やイントネーションも徐々に身につけることができるんです。

コスパフォ・時間の有効活用を考える

英語を学ぶ為には時間が必要です。

日本語と英語はかけ離れた語族(言葉の種類)だからです。

またプロの講師の元で勉強しようとするとお金もかかります。

ましてや留学なんて…気楽にできることじゃありません。

今やフィリピン留学やフィジー留学のように、格安留学も一般的になりましたが、それでも普段仕事をしてたり、大学を休学してまでは行けないなぁと思う方がほとんどかと思います。

そこで、忙しい人でもできる学習方法があれば気になりますよね～

それは、毎日15分～30分でもいいので、英語学習を続けることです。

例えばラジオ講座を１つ聞く場合、

15分×5日×4週間=4週間で300時間の学習時間
費用は450円(税別)

英会話スクールでこれと同じ時間を勉強しようとすると…

50分(週1日)×6週間=6週間で300時間の学習時間
費用は数万円

しかも２つの教材で１日30分にしたら学習時間はその倍になりますし、毎週日曜日にも総復習講座があるので、学習時間はさらに多くなります。

お得感満載です。

どこかに通う必要もないですし、今はオンラインストリーミングサービスもあるので、好きな時間に学習が可能です。

もちろんお金と時間がある方は海外に飛び出て体で語学を学ぶ方がてっとり早いですが、

留学できない方にとっては、試してみる価値はあります。

今回は教材の話がメインでしたので、後に具体的な練習方法や語学の考え方、プチ講座等も書いていきたいと思います。