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㊲人懐こい友達のことを忘れられない・・・

友達のアカウントの「足あと」が付かなくなって16日目になります。これまで一番長いブランクだったのは、2022年9月下旬から10月始めまでの20日間で、それに継ぐ空白期間になりました。

闘病を続ける友達の状況が全く分からなくなったのは、2021年5月11日以降のことです。

今もずっと、2021年5月7日に友達が一度退院したのち、5月10日に事態が急転し再入院の知らせを受けた時のショックを忘れられないでいます。

あの時、友達は「まだ病院に居る方が良い」と医者に言われながらも、(確か) 弟さんと相談の上、退院した…と、電話で言っていました。更に、自分が死んだあとに届くように用意していた「友人への手紙」を一旦すべて書き直す…ということも言っていました (そして僕にも手紙を書いてくれる…と)。

この “手紙を書き直す” というのは、一体どういう事態の変化によるものだったのか、未だに色々考えてしまいます。この時はそれだけでなく、それまでとは打って変わった、とても明るい見通しを語っていたりもしました。

“お別れの手紙を書き直す”…ということは、かなり大きなことだと思います。それまで彼から聞いていた話からすると違和感だらけではあったし、この時の明るさは現実逃避のようなものだったのか…とも感じるのですが、そうではなく、友達は病状が好転した…と認識していたのかもしれない…という風にも思えます。

ところが5月10日の夕方に、それまでとはまるで様子の違う電話をくれて、更に夜10時少し前、「今までとは違う病院に入院します。多分もう終わりです」というメッセージが届き、彼とのやり取りがそこでプッツリと唐突に終わってしまいました。

10日の電話で、友達は「“体は良くはならない”と弟から聞いた」と確かに言っていました。これは想像でしかないのですが、例えばお医者と弟さんが病状について話をしているのを聞いてしまった…とか、そういうことでもあったのでしょうか ・・・

9日までは、まだまだ再入院が迫って来ているような感じはなく、次の週の平日にも又電話をくれる…というような会話を交わしていました。深刻な病気なのだから病状が急に悪くなることに不思議はないですが、「手紙を書き直す」と話していたことが気に掛かってしまうのです。

十六日後の5月26日、もうダメか…と思っていた友達の mixi へのログインと「足あと」があったことは、以前にも記事に書いた通りです。友達の覚悟と違って退院できた…ということは有り得ないことではないでしょう。ただ、これ以降のログインが本当に友達自身であったのかどうか疑わしい部分もあります。これ以降はハッキリとした反応(コメントやイイネ)は何も無くなり、ただ僕の訪問者のページに「足あと」を残してくれるだけになりました。ログインしているのが友達本人…だったとしても、もう以前のようなやり取りを交わす心境ではなかったのかもしれない…と思うと、かなしい気持ちになります。


以前にも書いたことの繰り返しになってしまったかもしれません。

今も毎日、友達のことを考えています。人の話を聞くことが大好きな、人懐こくて可愛い友達のことを忘れられません。


2019年、友達とやり取りを交わし始めた頃に追いかけていた、元俳優の藤間文彦さん。その話題を友達と随分共有していたので、思い出として分かち難く結び付いています。


34歳頃の藤間文彦さん

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