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徒然(囲碁の勉強を少しずつ)

ここ数日、体調はちょっと良くなったり、どうもあんまり思わしくなくなったり…という状態を繰り返しています。中年を過ぎると、色々出てきますね


昨日の志田達哉さんの対局ですが (「棋聖戦」Bリーグ) 、形勢を逆転して勝つことができました。一つ前の対局も逆転勝ちでした!! (前回はもっと凄かったのかな??) 。今の自分は囲碁についてなんにも分かっていないも同然ですが、応援している人が勝つことができたら、やはりそれだけで嬉しいです。

昨日の「棋聖戦」Bリーグ、AIによる勝率判断のグラフ。志田さんは白番でした。


志田さんの棋風、どうも少しずつ変化してきているそうですね。志田さんの棋風について「昭和の香りがする」なんていう表現を幾つか見かけましたし、「志田さんの棋風が好きだ」なんていう囲碁愛好家の言葉も色々な所で見かけてきました。鶴山淳志あつし 八段の「志田さんとの対局は気持ち良く進んでいくのだけど、気が付いたらいつの間にか負けている」という言葉も忘れられません。具体的にどのように棋風が変わってきているのか自分には分かりませんが、きっと色々なことを試してみているのではないかなぁ…と想像しています。そういう過渡期に立ち会えていることも、きっと幸せなことなのかもしれません。


最初に囲碁を見始めた頃に比べれば、少しは理解も進んでいると思います。ここ最近は、テレビ棋戦でAIの予想手をあまり視界に入れないようになりました。それよりも「棋士がこの位置に置く石はどのような意味があるのかな…」なんていうことを考えるようになってきました (相変わらず、考えたって “なにも分からない” に等しいのですが…) 。

自分は志田さんのファンですから、志田さんの対局の棋譜を「1」から順に見ていけば、凄く良い勉強になっていくような気がしています (…なんて言いつつ、そうそう真面目にはやらないと思いますが。そういう勉強はもう少し色々なことを理解できた時に意味を持ってくるかもしれません) 。

囲碁棋譜.comの図を①から順にポチっと押していけば、対局がどのように進んで行ったのかが分かるので便利ですよね (スマホだと指がつい隣りのボタンに触れてしまって、間違って一気に10手も進ませちゃったりしているのですが…)。

青い丸で囲った辺りに並んでいる6つのボタンを押していけば、次に進ませたり、戻したりができる。

(⬆ 昨日の蘇耀国九段 対 志田達哉八段の対局の棋譜)

(⬆ AIによる形勢判断のグラフが付いていて、対局者が石を互いに置く度に、形勢がどの様に変わっていったのかが分かり、対局の流れを掴みやすい)


自分が対局を見ていて頭を抱えてしまうのは、黒番と白番それぞれが、その時々の段階でどの辺りの陣地を確保できているのか…ということが中々把握できないことです。

NHKのテレビ棋戦が、今季から解説時に互いの陣地を大まかに示してくれるようになったので、それは凄くありがたいです。

⬆どこかの動画から拾ってきた画像。黒と白の取った陣地を表現している。こんな風な図をNHKのトーナメントでも一度は表示してくれるようになった。


今後、囲碁というものがもう少し分かるようになった時、ズラリと石の並んだ風景は現在とはまるで違う意味を持ったものとして自分に呼び掛けて来るのではないかな…と想像しています。そういう時が いつか来ますように。

数年前の志田さん


先日、成瀬巳喜男監督の「浮雲」という映画の鑑賞が途中で挫折してしまいました。ですが、以前から手元にある「成瀬巳喜男演出術」という文庫サイズの本を拾い読みしています。こういう関心のある分野の本を読めるのは幸せですよね。何よりも大切にしたい時間です。



※昨日書いた別の記事が、再びある方の推薦を戴いてピックアップされました。なんであの記事が…と、驚くばかりです。多分、いきなりあの記事を読んでも何のことか理解できない方が大半だと思うのですが…。とにかく驚きです。

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