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㊵如何なる星の下

僕の記事は、いつも同じ一人の友達のことばかりです。


パートナーを持っている人や、しょっちゅう親しい友人同士で集まっている人の話を聞いて羨望の気持ちを持つことがあります。そういう時に、自分は この場にいつも書いている友達のことを思い描いて自分を慰めます。

三年前に闘病生活を送り、今はどうしているのか…生きているのか死んでいるのかも分からない友達。彼ならきっと、僕のことを色々分かってくれるような気がします。彼は mixi や Twitter の他に、ゲイのマッチングアプリもやっていたそうです 。Twitter は別にして、彼もやっぱり「こちら」の出逢いを凄く求めていたのだろうなぁ…と思います。彼と mixi で出逢った2019年に、どうにかして直接逢っておけば良かった…と、今更になって思います。

もう完全に下火の mixi ですけど、彼と同じようなタイプの人と、そこで又出逢うことはできないだろうか…って思うことがあります。彼とやり取りをした時間をもう一度正確にトレースしたい…そういう思いが自分の中にあります。いま思い出しても、彼とやり取りを交わしていた日々は本当に幸せでした。


今日の文章のヘッダーに使っている写真は、職場で撮ったものです。これと同じ日に撮った、若干角度の違うキアゲハの写真を mixi の呟きに使いました。闘病中の友達に見てもらいたくて、三年前は職場で咲いている花や、その他の生き物の写真を沢山 mixi にアップしていたのです。友達は自然が作り上げた、アゲハの蝶の美しい造形を見て「神様ってこの世にいるのかな…」というコメントを残しました。「いつ死んでもおかしくない」と言っていた友達の不安な気持ちが、その言葉の中に込められているように感じます。



友達が大好きだった二ツ目の噺家さんのことを、前に何回か書きました。友達が親しくこの方とメールを交わせたりしたのも、この噺家さんがまだ二ツ目だから ── ということもあるかと思います。

僕も又、この噺家さんの高座に行ってみよう。そしてもし聞けたら、友達がどんな様子の人だったか知りたい。今度行った時には、チャンスがあれば是非そうしたいです。


僕は「こちら」の知り合いの人を沢山集めて、手作りのイベントを開いたりということは何度かやりましたけれども、本当にプライベートで親しく付き合う人…というのは居なくて、もしかしたらそれはこれからもずっとそうなのでは…という気がしなくもありません。

そういう星に、生まれついたのかな…


“イベント開催力”を使って、今度は友達のことを歌い込んだオリジナルの曲で踊る場を作りたい…それが目下の自分の望みです。


友達が「好き」だと言っていた、駒田徳広さん。


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