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㉝無限の命

確か昨年買った古本だったと思いますが、M・キャラナン&P・ケリーの『死ぬ瞬間の言葉』という本にもう一度目を通しています。

死を目の前にして辿る、死にゆく人の意識の変化、また周りの人はどう対処したら良いのか…などについて書かれています。ここに書かれていることを友達の身に置き換えて、友達が思ったかもしれないことを知ることが出来たら良いな…という気持ちがあります。でもやはり、こういう本はとても読むのが辛いです。

今日、久しぶりに、mixi のDMのページに残っている友達のくれたメッセージを少しだけ読んでみました(時間の経過と共に、友達とのやり取りがリアリティーを無くしてしまっている部分もあるように最近は感じます)。一番最後のDMは、友達と音信不通になった後、僕の方から友達に一方的に送ったメッセージです。mixi のDMには「既読」表示が無いのですが、同時期・又はそれ以降にも送信した Twitter の方のDMは「既読」になっているのですから、友達本人か、あるいは「ゆう」という人物か…どちらなのかは分かりませんが、そのメッセージを誰かが読んではくれているだろうと思います。

その最後に送ったメッセージから上方へスクロールしていくと、友達が僕に送信してくれた一昨年5月10日の最後のメッセージが出てきます。その文章を少し読んでいたら、今日はちょっと辛くなりました。


5月9日にくれた電話で、友達はやけに明るい展望を話していたことを前に書きましたが、あれはきっと、一種の「現実逃避」だったのではないかと今は思います。“○○さん (←僕のこと) と倍賞千恵子さんのコンサートに行けるのも2~3年後かな??”──なんて彼が話していたことが今も記憶に強く残っています。そういう言葉を発した友達のことを思うと、悲しさと、そして愛しさを感じます。


友達とやり取りを再開して間もなかった一昨年4月の或る日、こちらからの mixi の呟きに何の反応も無くて心配になり、DMを送ったことがありました。翌日、体調が回復した友達は倍賞さんが生で歌う『世界の約束』のYouTube動画をDMで教えてくれました。これも既に書いたことですが、その歌を職場での休憩時間中にすぐに聴いた自分は、ボロボロ流れる涙をどうすることも出来ませんでした。

『世界の約束』は、この世の命は例え死んでも無くなることはなく、そよ風、せせらぎ、青い空、花の香りとなって、親しかった人の傍にいつもある…ということを歌っています。友達が僕にくれた、すごく大きな宝物…プレゼントだったと思います。


(眠くなりました。まだ書きたいことがあったような気がしますが、今日は寝ます。いつもありがとうございます✨)

[追記]
最初に付けたタイトルがあまり良くなかったように思えて、変えました。


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