日記 2021/04/13 動物園のレトロ遊園地

予定通り動物園へ。
動物園へ行くまでにいくつか二転三転した。

まず昨日、福岡市動物園には象がいないことを伝えると、娘が号泣した。そこまで象が好きだとは知らなかったが、動物図鑑などで見る象はやはり存在感が大きいのだろう。どんなに説明しても象が見たいのだと言って聞かなかった。
そこで近場で象がいる動物園を探すことに。北九州の到津の森公園に象がいることがわかって、予定変更で北九州まで行くことにした。

で、今日。動物園で食べようと近くのパン屋でいくつかパンを購入し、車の中へ。
ここでトラブルである。メーター下に見たことのない警告マークが出ていた。
車は動くようだが、調べてみるとシステム的な問題が発生しているらしい。今日に限って近くの販売店はどこも休業日。MAZDAのフリーダイヤルに電話をして、おそらくはダメだとは思いながらも、幾ばくかの期待を持ってこの状態で運転しても問題ないか尋ねると、運転は控えて一度販売店で見てもらった方がいいと言われた。公共交通機関で北九州まで行くつもりはなかったので、娘を説得し、象さんには今日会えないことを説明。なんとか納得してもらい、当初の予定通りに福岡市動物園へ行くことになった。

電車で乗り継ぎをしてバスを待っていたときのこと。娘がパンダに会えるの楽しみだねぇと言ってきた。こう言ってくるだろうことは予想していた。象とパンダのロッキング遊具があることから行きつけの公園のことを象さんパンダ公園と呼んでおり、娘にとって象さんとパンダは1セットだからである。象さんに会えないのであれば、パンダには会えると思うのは娘にとっては自然なことだろう。だが、パンダは福岡市動物園にはいない。というか日本のほとんどの動物園にいない。妻すらパンダは見たことがない。残念ながらパンダには会えないことを伝えるとバス停の前でまた号泣。でも、象みたいにパンダがいる動物園を探すわけにはいかない。パンダはいないがレッサーパンダがいることを伝えると、ようやく泣き止んだ。

娘は保育園で動物園に行ったが、家族として行ったのは1年ぶりであった。学生で賑わってはいたが、どの動物もゆっくりと見ることができた。レッサーパンダもゆっくり見ることができたし、イケメンのライオンも見ることができた。オランウータンとはチラと目が合った。

二転三転して行った動物園だったが、娘がもっともテンションが上がったのは、園内にあるミニ遊園地だった。

メリーゴーランドがあり、小さめの観覧車があった。もちろんどっちにも乗った。娘にとっては初めての体験である。その後は、メリーゴーランドの横にレトロな乗り物ゲームコーナーがあって、いくつかの乗り物に乗った。おそらくは僕や妻が子どもの頃に作られた昭和の年代物で、僕らにとってはとても懐かしさを感じるものばかりである。娘はそのレトロコーナーに心を奪われたらしく、いつまでもそこから動こうとしなかった。どの動物園を見るときよりもテンションが上がっていた。

そこで時間と娘の体力を奪われ、結局動物園は半分しかまわることができなかった。抱っこひもで抱っこすると即寝。

行くまでにいろいろあった今回の動物園であったが、行って良かった。

今振り返ってみると、あのレトロコーナーだけでも行く価値があるように思う。妻が言っていたことだが、僕らが心を奪われたいたものと同じ年代のものに、娘も同じように心を奪われているのである。娘以外にも何人もの子どもがレトロな乗り物に乗って遊んでいた。あんなレトロな乗り物が今も現役で子ども達に愛されるものだと知って、なんだかとても嬉しく感じた。

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