日記 2023/04/17〜2023/04/23

2023/04/17

昨日はホークス戦を観ながら、バウアーの2軍戦を観ていた。同時接続7万人超え。バウアーのYouTubeチャンネルが面白くて、日本行きを決めてからの動画は全て観ているのだが、動画を観ている限りでは知的で真面目な性格のように見え、怒ってバックスクリーンへボールを投げてしまったり、野々村元県議のように耳に手を当て挑発的な表情で観客を煽るような人物には思えない。だが、試合では顔つきがまるで変わっていて、動画で観ているよりも感情をむき出しにしてピリピリしているのが画面越しにでもわかった。各回にマウンドにあがったときには頭をゆっくりと振っていたが、あれはルーティンなのか自分の中でスイッチを入れているようなものなのか、そしてMLBでもやっていたものかはよくわからない。その仕草は不気味でもあったが、ただ者ではない雰囲気を感じさせるものがあった。ピッチングはさすがと思わせるもの。そして三振を奪った後の刀パフォーマンス。日本で観る初めての登板ということもあったのかもしれないが、一挙手一投足に目が離せない。早く1軍で観てみたい。

ホークス戦は突然大関が一人相撲を始めて四球連発。流れは完全に楽天に傾いたかと思われたが、中村晃が逆転ホームラン。この逆転劇が昨シーズンにはなかなか見られなかったもので、今年の強さを感じさせる。最後の最後まで試合がどうなるのかわからないというのは、やはり面白い。

次のカードからは増田が合流するようでまた嬉しい。

明日は娘の友達が初めて我が家に遊びにくる。僕の友人を連れてくる分には構わないが、娘の友達が来るとなると物が多くて散らかっている部屋というのは少し恥ずかしく感じる。物を多く持っているのも散らかしているのも僕で、今さらどうしようもないのだが、どうにかせんといかんのかなぁと思い始めてきた。

2023/04/18

昼過ぎから予定通り娘の友達姉妹が我が家に遊びに来た。我が家に親族以外の人が来ることも久しぶりだし、娘の友達が来ることは初めてのことで、我が家が我が家ではないような感じになっていて(しかし何度も出てくる我が家の字面は濃ゆいな)、僕の部屋はといえば見られたくないゴミをとりあえず放り込むゴミ置き場となっていてそれは文字通り僕の部屋とは違うものに変わり果て少し悲しくなったのだが、とにかくそのときには子どもの数が大人を上回る事態になっていて、子ども達のエネルギーにおされてやはり我が家は自分の家ではないような新鮮な感覚になった。

最近、娘の言葉の中に福岡弁が出てくるようになってきたのだが、たまに出るくらいのことで、そのたまにに出くわしたときには妻と顔を見合わせてあぁ福岡弁を喋っとると嬉しい気持ちになるのだが、それくらい福岡弁を話すのはまだまだ珍しい。それが今日我が家に来た友達姉妹と話すときには普通に福岡弁を話していた。僕もそうだが、話す相手によって方言が出たり出なかったり、しゃべり方が変わるというのは子どもでもそうなんだなぁと思った。友達と接するときの娘はいつも以上によく話し、よく動き、大きな声で話していた。必要もないのに「じゃあピアノを弾こうっと」と言って、友達には「見せたいだけやろぉ」と図星のこと言われたり、ずっと微笑ましい光景があった。


昨夜はBlue Giantの映画を観に行った。漫画が刊行されて以来漫画を買い続けてきた数少ない漫画の一つだったのが、本が本棚に収まりきらなくなった煽りを受けたのがまずは漫画で、数年前からほぼ漫画を買わなくなり、それからはBlue Giantも読まなくなっていた。先日実家に帰省したときに、近所の喫茶店でBlue Giant Explorerの漫画を手に取って読み始めると止まらなくなり、結局最新刊まで電子書籍で購入。何も映画にあわせて手に取ったというわけでもなくたまたまのことで、いわば縁があったということで、だからBlue Giant Explorerを最新刊まで読み終えた時点で映画を観ることは心に決めていた。スラムダンクの映画を観たときに予告編で、Blue Giantの音楽を上原ひろみが担当していること、そしてドラムがあの天才ドラマーである石若駿であることは知っていたから、彼らの音楽を映画館で聴けるというだけでも価値はありそうだと思っていた。

Blue Giantの映画は日本でJASSを結成し解散するまでの宮本大を描いたものだった。漫画で読んではいたが、そのあたりを読んだのは数年前のこと、今回の映画にあたり読み返すこともなかったから改めて映像で見返すことができて単純に面白かったし興奮した。肝心の演奏シーンは、音楽が上原ひろみ担当ということで、当たり前だがそれは上原ひろみが作った上原ひろみの音で、まだ駆け出しの10代3人が演奏した音という設定だとしてもやはり音楽は素晴らしかった。音楽を演奏しているときの映像は迫力があって胸に迫るものがあって、スラムダンクの映画がバスケットの1試合を観ているような感覚にになったのと同じように、Blue Giantの音楽ではライブを1本観ているような感覚になった。映画の冒頭で、この映画では拍手を歓迎する映画であると宣言があったが、確かに1曲1曲が終わる度にライブのように拍手をしたい気持ちになったし、それぞれのソロが終わった後にはイェイ!なんて叫びたくもなった。漫画というよりはライブをアニメ化したような映画で、きっとまた続編があることだろうが、続編を観るのもの今から楽しみだ。

上原ひろみと石若駿のことは知っていたが、サックスの馬場智章のことは知らなかった。気になってネットで調べていたらBlue Giantに関するインタビューが見つかって、石若駿がわざと下手くそに叩いていていてドラムの音を聞かないようにして演奏したことなど面白い内容だった。

2023/04/19

ようやく「囚人のジレンマ」を読み始めた。まだ早起きが定着していないのでなかなか読書スピードが上がらない。速読の必要はないのだが、図書館で借りている本なので2週間のリミットがある。それまでに読み終えることができるだろうか。図書館の本を借りている間は一時的に併読の本を減らすなどの対応をしていかないと、というか併読の数を減らさないからこんな状況になるのはわかりきっていて調整できていないことが問題なのだが、併読している本も既に読み始めていたら途中で止めるのがなかなか難しいわけで、本を読むタイミングの調整というのはなかなか難しい。「囚人のジレンマ」は出だしからリチャード・パワーズらしさ全開でとても面白そう。

ついに増田が1軍昇格。早速スタメンで使ってくれるのは嬉しい。
しかし相手は隅田で長崎出身、しかも波佐見高校だ。地元出身なので応援している選手の1人でもある。増田は横浜高校だが、長崎出身同志の対決になるから個人的に注目の試合である。

昨日は阪神対広島の試合が胸熱だった。西勇輝の好投と8回に先制された後の逆転サヨナラ。岡田監督の破顔した表情を見るとそれだけで嬉しくなる。しかし甲子園球場の応援はすごい。ホークスの応援もすごいが、阪神の応援は1人1人の声量からして違う気がする。関西に6年住んだが、結局甲子園球場に行くことは一度もなかった。一度、甲子園球場に行って野球を観てみたい。昨日逆転サヨナラの試合を観て強くそう思った。

2023/04/20

昨日のホークス戦は残念ながら負けだったが、増田はヒットにホームランにと大活躍、新人の大津もナイスピッチングでいくつか見所があったのは良かった。最終回の隅田の表情を見ていると、逆転してほしいようなしてほしくないような、いやホークスファンとしては確実にしてほしいとは思いながらも、逆転の気配が出てきたときの顔面蒼白の隅田の表情は気の毒で見ていられなかった。増田のホームランで勢いがつき、そのままヒットで流れが途絶えなければわからなかった。ホークスファンとしては残念だったが、良い試合だったように思う。

ここ1週間はオンライン飲みがあったこともあるが、なぜか週3程度で酒を飲んでいる。獺祭を開けてしまったから早めに飲まないといけないというのもあるのだが、酒を飲むこと自体はやはり楽しく、幸い夜には何の症状も出ていないのであまり躊躇なく飲んでいる。夜にミオクローヌスの症状などが出てくれば飲む気は起こらなくなるのだが、ビールに日本酒にと飲んでいても症状が出ない。ビール1本でも出るときは出る、というのか出ることがここ1,2年は通常のことだったのだ。

何が変わったのか、と思い返してみると、ここ数ヶ月内での変化は出社頻度があがったことで、それに伴い往復1時間のウォーキングをするようになったことだ。普段のトレーニングとしてもウォーキングをすることが多く、最近ではサーキットエクササイズやチョコザップよりもその頻度は高い。おそらくはコロナ禍以降でもっとも歩いている1ヶ月ということになる。それが影響しているのかわからないが、鍼灸の先生からは僕の体質の場合、歩くことがいいと強く勧められているから、関係はあるのかもしれない。

症状が出ないからと言って薬を服用しなくてもいいということではないのだが、症状が出にくい体になったというだけで精神的にはだいぶ違う。音楽を聴いて楽しくなったら躊躇せずに酒を飲んでいいということだし、(ほとんどないことだが)急に飲みに誘われてもその夜の体調を気にしなくてもいい。

まぁ、夜に症状が出ていないのは一時的なことで、また油断したときに出る可能性はあるのだけれど。

2023/04/21

今週はしばらく忙しい日々が続いていたのだが、昨日の昼以降にようやく落ち着き、在宅での仕事だったので久しぶりにレコードを聴きながら仕事をした。忙しいときにはとてもではないがレコードをひっくり返す余裕もなく、A面が終わった後からからと音も鳴らずに回ることになってしまう。レコードを聴きながら仕事をできる日はあまりなく、だから昨日はそれだけ余裕があったということで、昼下がりに良い気持ちで仕事をすることができた。

坂本龍一の「未来派野郎」や、柴田聡子の「ぼちぼち銀河」を聴いた。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol IIIが間もなく公開となるため、この1週間でジェームズ・ガンの作品を集中して観ている。昨日はスーサイド・スクワッドのスピンオフドラマ「ピースメーカー」を観終えた。

最高。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの素晴らしさの一つは、使われている音楽とその音楽が使われるタイミングだと思っているが、スーサイド・スクワッドでもピースメーカーでもその使われ方はやはり最高で、たくさんグロい場面を音楽が中和してくれるというわけでもないけれど、ロックな音楽(メロイックサインのイメージとともに)がスカッと流してくれる。ピースメーカーでは、僕が普段あまり聴くことのない類いの音楽が使われていたし、というか僕が普段聴く音楽はピースメーカー一同からはFワードとともに中傷の対象となるものかもしれないが、音楽の趣味が違うとしてもエコノモスの腕のタトゥーからチームができあがる瞬間なんて本当に胸熱で、だからジェームズ・ガンの映画は毎回どハマりする。

しかしジェニファー・ホランドはジェームズ・ガンの妻なのか。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol IIIは楽しみで仕方がないが、これでジェームズ・ガンのガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは終わりだと思うと寂しさもある。踊るグルートの姿を見続けることはできなくなってしまう。

少なくとも2回は観たい、いーや3回。

2023/04/22

Girls2のコンサートが終わった後に、娘は妻からグッズを買ってもらっていたのだが、買ったグッズの一つがようかちゃんのうちわだった。これまでようかちゃんが好きだと聞いたことはなく、なぜいきなりようかちゃんのうちわを買ったのか妻もそのときわからなかったのだが、後から聞いてみるとステージ上のようかちゃんの姿に胸を打たれたらしい。ようかちゃんはGirls2の中で最も身長が高く、手足も長くてクールビューティ的な存在だと僕は思っていて、割とGirls2と同世代の女の子たちに人気が出そうなタイプなのだが、そのようかちゃんが気に入ったということはそれだけステージ上のパフォーマンスが光っていたということだろう。これまでは顔の好みで好きなメンバーを決めていたように思うが、ようかちゃんが好きになったのはきっとそうではない。ようかちゃんも綺麗な顔をしているが、クールビューティなのであって、これまで娘が好きになった顔とは違う。純粋にステージ上のパフォーマンスに惹かれたのだ。

Girls2のことはほとんど知らないに等しい状態であまり語れることもないのだが、あまり知らないからこそ、ダンスが上手かったり歌が上手かったりするとそのメンバーは印象に残る。印象に残っている中でもとりわけ目立つのがようかちゃんで、だから僕もようかちゃんと言われたらすぐにわかる。でも、娘がようかちゃんに惹かれたのは意外だった。あまりにもこれまでの好みと違うからだ。ちなみにどうでもいいことだが、僕の推しはくれあちゃんである。本当にどうでもいいことだが。

エニウェイ。ようかちゃんのうちわを買ってからというものの、ようかちゃんのことが気になっているらしく、毎日YouTubeでGirls2の動画を観て、購入したライブBlu-rayを流して観ている。

娘にとって、ステージ上での姿に胸を打たれたというのはとても大きな経験になるのではないか。ライブを観た後にさらにその音楽を聴くというのは、僕がBob Dylanのライブを観てさらにBob Dylanの音楽を聴くようになったのとおそらくは同じことで、ライブによって改めてミュージシャンの凄さに気がついて、もっともっと知りたくなる、聴きたくなるということだと思う。いわば、ステージ上の姿にを観て雷を打たれたようなもので、ビリビリショック、娘にとっては初めての経験、それはもしかしたら忘れられないものになるかもしれない。この経験を経て、娘が接する音楽やライブも変わっていくかもしれない。娘のダンスにだって影響はあるだろう。なんでも最初に影響があらわれるのはダンスだから。

今回の経験によって、自分がどのような踊り、パフォーマンスが好きか気づくきっかけとなったのではないか、そうであればこれから娘が聴こうとする音楽も変わってくるんだろうなと思う。その変化があるとすれば、それを見ていくことは楽しみだ。ますます僕の聴く音楽からは離れていくのだろうが。

2023/04/23

昨日午後からはホークス戦を観ながら仕事。

2連敗中で流れが良くない。打線も湿っている。が、藤井が先発だから大丈夫だと思っていた。4回までは打たれる感じはほぼしなかった。調子も良さそうに見えた。ところが5回に急に崩れた。3点取られ、先制された。ここ最近の打線の湿り方を考えると逆転はなかなか難しいような悲観的な気持ちになりはしたが、期待しすぎずに見守ることにした。7回に大津が出てきたときに、ホークスの中でもポジ要素である大津の存在が、大津がノーヒットに切り抜けることができれば流れが変わって逆転もあるのではないかと思った。そう思ったが、その大津が豪快に打たれてしまった。万事休す。流れは変わらず、ガルビスがヒットを打ったりはしたものの、その後が続かず点には結びつかずで、やはり逆転は難しかった。

藤井でもホークスが負けてしまったことに悶々とする。

試合はあっさり終わってしまったので定時までまだ時間があった。昨日は仕事も落ち着いていた。とりあえずラジオを聴いて気分転換をしようと、細野さんのデイジーホリデーを聴くことにした。冒頭で坂本龍一に対する追悼の言葉があった。数年前まで3人で仲良くテレビにも出ていたのになぁ、細野さんのアメリカでのライブで幸宏さんと教授が飛び入り参加し、Absolute Ego Danceやっていたのになぁ。

今回のデイジーホリデーでは、ハマオカモトが細野さんにジンジャールートを紹介する回だった。僕はジンジャールートのことを知らなかったのだけれど、ラジオを聴いている中で、YMOや細野さんに対する深いリスペクトがひしひしと感じられ、高妍さんがゲストのときと同じように、リスナーとしても2人が出会えたことが嬉しく思えるいい回だった。

ジンジャールートは両親が中国系らしいが中国語は話せないらしく、しかし日本語はとても上手だ。通訳を介さず、ジンジャールートは細野さんとハマオカモトと20分以上話し続けていてすごいなぁと思った。これも高妍さんと同じだが、台湾は日本語を勉強している人が他の国よりも多いイメージだが、アメリカではそうではない、少なくとも台湾ほどは多くないだろう。アメリカで育ちながら、ジンジャールートが日本語をあれだけ流ちょうに話せるのは凄いことだと思う。

それだけ話していたので、紹介されたジンジャールートの曲は「Over the Hill」の1曲のみだった。しかしその1曲がべらぼうに素晴らしく、その後松重豊の音楽食堂を聴いて仕事を終えるつもりだったが、Apple Musicで即「Over the Hill」が入ったEP「Nisemono」を聴いた。たいそうゴキゲンなアルバムで、仕事中ではあったが体がリズムに乗る衝動を抑えることができず、リズムに乗りながらキーボードのキーを叩き、足でリズムを取った。素晴らしい音楽に出会った。

ラジオでも話題になっていたYMOのカバーもYouTubeで観た。これもまた素晴らしかった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?