Life Metaphors Inc.

Metaphorical Thinker and Creator. 思考を深め、心を動…

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Metaphorical Thinker and Creator. 思考を深め、心を動かし、人生を照らす作品を届ける喩家。

最近の記事

テクニカルライフトレーディング

敏腕トレーダーは、 モニタ上のピラピラ点滅する株価と、うねうね上下動するろうそく足を見ながら、 人生を、株になぞらえて、空論を思い付いた。 よく、人生の浮き沈みを、株価の値動きにたとえて、ライフチャートと表すことがある。 あのときは、全盛期だった。 あのときは、黒歴史だった。 チャートの前の高値と安値を静かに見つめた。 でも、チャートは、あくまで、 今日時点から過去を振り返った時の形に過ぎない。 ニュースや事件、決算発表、あらゆるファンダメンタルも、 結局は

    • かえるの真面目なギャグ

      ふりかえると、大事なことは自分から学んだ。 確かに、井戸の中にいたときは、 海の広さは、知らなかったけれど、 逆に、置かれた状況を冷静にかんがえるようになった。 井戸水の温度がゆるやかに変化していることに気付いて、 このままでは、ゆでがえるになってしまうと危機感を覚えた。 だから、壁を上ろうと決心した。 何度もひっくりかえることもあった。 だげど、その度に諦めずに生きかえることで、 困難にあらがえるど根性を身に付けた。 お金でかえるものがある中で、 苦労は

      • サーモンの生き様

        川の中の生き物たちは、学んでいた。 何も考えずに、流れに身を任せて泳いでいると、 いつのまにか流されてしまい、 思わぬ落下が待ち受けているかもしれない。 だから、流れを見極め、逆らいながら、上手く生きていく必要があると。 けれども、サーモンは、耳を貸さなかった。 自分にとっては、落下してからが、 本当の人生のはじまりだったからだ。 それは、自分の使命であり、 宿命であることを本能的に分かっていた。 彼は、あえて流れに身を任せ、 オザキのように、滝に呑み込まれていっ

        • 自己研鑽を極めると無垢になる。

          自己研鑽。 自分の原型と、求める姿に応じて、 どう磨くかが、重要かもしれない。 最初、生まれたばかりの赤ちゃんは、 無垢だった。 けれど、言語をおぼえ、 文化、慣習の影響を受け、 教育、体験が付け足されていくと、 いろいろな考え方を持つようになる。 そして、自分の原型が形成されるようになっていく。 成長して、自分のことをもっと認識できるようになると、 今度は、意志をもって、自己研鑽をするようになる。 磨き方は、人それぞれ。 1か所を磨き続ければ、鋭く

        テクニカルライフトレーディング

          池の経済学

          最初は、その小さな池には、 わずかな在来種しかいなかった。 人間は、限られたマーケットの中で、 生物をつかまえて、小さく暮らしていた。 人間の消費活動が進むにつれて、 いつしか、その池に、外来種が参入するようになった。 マーケットがふくらみ、競争が行われ、 人間は、たくさんの魚と、ぶくぶく太ったおいしい魚を享受できるようになった。 やがて、外来種によって、在来種のシェアが奪われるようになると、 池は、独占市場になった。 外来種は、在来種に比べてあまりおいしくな

          あなたの阿修羅像

          三面六臂。 一人でいくつもの役割を担うことの喩え。 アイデンティティに関しても言えるだろう。 あなたは、 「何者なのか」 「何をしてきたか」 「何をしているか」 問われる場面がある。 けれど、 ・たいしたことは、やってきていない。 ・まわりに比べると、優れているわけではない。 ・胸を張ってアピールすることがない。 だからといって、 焦ったり、後ろめたさを感じたりする必要はない。 胸に手をあてて考えたとき、 あなたは、一つの顔しかもたない存在ではな

          あなたの阿修羅像

          人生の弾を撃つにあたって

          弾丸は、放てば、標的に向かっていく。 だから、よくビジネスなどに使われる、 「狙って」「構えて」「撃つ」 「構えて」「撃って」「狙う」 という喩えに関して、 人生においては、プロセスも大事だが、 何よりもまずは、 「撃つ」 ことが大事だと言える。 撃たないことには、倒せない。 勇気をもって、 撃ち続ければ、やがて精度もあがってくる。 あとは、撃つにあたって、 そもそも、 ・どんな銃が手元にあるか ・どんな銃が使えるか ・弾はちゃんとあるのか とい

          人生の弾を撃つにあたって

          うさぎが、トランスフォームして、かめにリベンジした話

          「パシッ」 今のうさぎは、勢いよく『うさぎとかめ』を閉じた。 大きく息を吐き、過去の過ちを胸に刻んだその姿は、 近代兵器に身を包み、トランスフォーマーさながらである。 今日こそ雪辱を果たす時折。 誓いを胸に身震いする傍ら、今も変わらぬかめは静かに首を伸ばした。 「ドーン」 号砲とともに、うさぎはバックのジェットを最大噴射させ、豪快にスタートダッシュした。 爆風を受け一回転して起き上がったかめも、ズシリと一歩を踏み出した。 サングラスをかけ、音速でとばすうさぎは

          うさぎが、トランスフォームして、かめにリベンジした話

          人生のレギュラーになる

           小さい頃からスポーツが好き。  でも、この世界では、ベンチに入るのもやっとだった。  外側からチームをながめて長い時間を過ごしてきた。  だから、試合の相手はいつも、自分だった。  スポーツは、勝つか、負けるか、上か下か、厳しい世界。  経験は、全て、自分の糧。  今度は、人生という大きなフィールドで勝負をする。  ライバルは、昨日の自分。  まずは、自分のバッターボックスに立つことから。       

          人生のレギュラーになる

          カクレクマノミと多摩川

          そもそもカクレクマノミは、多摩川にはいない。生きることはできない。 綺麗な海の底で、イソギンチャクに守られながら、平和に暮らしていた魚。 透明な水の中では、橙色の鱗は、キラキラ輝き、彼は優雅に、イキイキと生活することが出来た。 でも、自分の鮮やかさは、濁った水の中ではかきけされてしまい、 そして、かえって、仇となってしまう。 多摩川に生息していた生き物たちにとっては、 彼の存在は、はっきりと認識でき、かっこうの的でもあった。 彼は、身を守ろうと、穴の中に身を潜めよう

          カクレクマノミと多摩川

          鴨の見えない努力

          川面を悠々と進む、鴨。 涼しい顔からは、余裕すら感じさせる。 でも、水中の生き物たちは知っている。 実は、鴨は、必死で足を動かしている... 何事も外見、表層からは見えない事がある。 皆、見えないところで黙々と頑張っている。

          鴨の見えない努力

          レンズの解像度を調整する

           レンズを通してものをみる時、ずれ、ぼけをなくして、くっきり、はっきりとらえたい。  人生の問題も、解像度を変えると、より見え方、考え方が変わり、対処の仕方も変わるかもしれない。  「毎日がつまらない」、「やりたくない」、「何をしたらいいかわからない」という悶々した感情。  「終わった」、「詰んだ」という何とも身動きかとれなくなる無力感、挫折感。あきらめ。  人生では、あらゆる感情に遭遇する。  確かにその場を一時的に凌ぐことができる対処療法は効果的だ。リフレッシュ

          レンズの解像度を調整する

          自分色のコップを持つ

          コップの色の決め方は2通りある。  一つは、透明なコップに、色のついた飲み物を注ぐ方法。牛乳を注げば、白色に、オレンジジュースをいれればオレンジ色になる。注ぐものを変えれば、色は変わる。  もう一つは、色のついたコップを使う方法。白色のコップを使えば、どんな色の飲み物を注いでも、コップは白色のまま。  何をもって自分を規定しているか。  育った環境、境遇、家柄、起きた出来事、容姿、家族、人間関係、経済状態、趣味、持ち物...。いろいろなモノコトに囲まれて生きている。

          自分色のコップを持つ

          人生は、自分で答えを定める方程式

          “方程式は、答えがある世界。でも大事なのは、答えをどう定めるか”  日本の教育は、正解を求められる。小学校では、足し算や引き算の一つの答えを導いてきた。5+5=□のように、「=」の向こう側にあてはまる答え。でも、10という答えを導く方法は、一つではないし、色々な式や数字の組み合わせがあることも実は知っている。  何をしたいかわからない、何かイメージしていたものと違う、やりたいことはこれではない、さまよっているときがある。 「なんだったら、満足するの」「どうしたいの」 

          人生は、自分で答えを定める方程式

          「気付きに”ハッ”と、人生に”パッ”と」

          メタファーで、 思考を深め、心を動かし、人生を照らす ........................................................................ 「毎日があっという間。振り返りたい」 「パッとしない日常。変えたい」 「このままでいいのかな。ヒントがほしい」 「ぐるぐるさまよっている感覚。前に進みたい」 「うすうす分かっている。動きたい」 .....................................

          「気付きに”ハッ”と、人生に”パッ”と」