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第3話 謎の男

偉くなれば偉くなるほど大変だぁ~
やっぱり、お勉強はしないといけないし子育てもレールの上を
歩かせるために幼い頃から影響を与えなくてはならない
その世界しかしらなければ、それが当たり前になっていくものですね

三郎が放免にとらわれてしまい、心配を募らせるまひろですが、
父親の藤原為時に謹慎を言い渡されてしまい身動きが取れず・・・
そんな中「謎の男」が三郎の無事を知らせるのですが、お題になっている
「謎の男」って、三郎のこと?知らせを持ってきた男?
ちょっと、謎解きのように視聴していました
結局、どちらなのでしょうね?わかりませんでした。

さて、放免された三郎は父親である藤原兼家にお説教をされます
まぁ~しょうがない・・・ですが・・・
藤原兼家「お前は右大臣の息子だ。放免なぞ相手にする身分ではない」
三郎  「相手にしておりません」
藤原兼家「ではなぜ、捕らえられた」
三郎  「さぁ~?」
藤原兼家「もし儂が屋敷におらねば、お前は獄でなぶり殺されてたやも
     知れんぞ」
三郎  「屋敷におられてようございました」
藤原兼家「だいたい、その恰好はなんだ」
三郎  「あっ、これはぁ~民に紛れて下々の暮らしを・・・」
藤原兼家「民の暮らしなぞ知らんでも良い。なまじ知れれば思い切った
     政は出来ん」
三郎   (首を傾げ不服そうな顔をする)
藤原兼家「儂にとっても一族にとっても今がどうゆう時か
     お前もわかっておろう」
三郎  「わかっておらぬやも知れませんな」
藤原兼家「なんだと!わからんのか!詮子は帝に嫌われておる。
     その上、お前まで厄介ごとを起こしたらどうなる。
     我が一族だけでなく懐仁親王にまで傷がつくことになるのだぞ。
     今は、一つの過ちもあってはならん。
     一刻も早く懐仁親王に東宮にし帝になし奉らねばならんのだ
     儂とてそうでなければ摂政になれん」
三郎  「父上はすでに右大臣。これ以上偉くおなりにならずとも」
藤原兼家「上を目指すことは我が一族の宿命である。
     お前もそのことを肝に銘じよ」
三郎  「あっ、私は三男ですので・・・」
藤原兼家「儂も三男だっ!故に三男のお前には望みをかけたが、
     間違えであったようだな」
三郎  「あっ、お顔に虫が・・・」(ちょっとほくそ笑む)
藤原兼家「うつけもの!」 

コミカルにやりとりが進んで見ているこちらは、かなり楽しいw
三郎が首を傾げ不服そうな顔をする辺りから、三郎はこのやりとりに
嫌な感情を持ったのではないでしょうか?
父親である藤原兼家は、救ってやったんだぞっと言わんばかりでも、
途中からこちらの立場も考えてくれよと懇願する感じになってきています
役割が変わってきているように感じませんか?

このやりとりを見る感じですが、社交上のやりとりが途中から本心では
なくなってきています
そして、明瞭に嫌なやりとりが続くことが予想できる内容です
交流分析では、このようなやりとりを「心理ゲーム」と言います
最後は一人または双方が嫌な感情になっていくのが結末なのですが、
その最後の嫌な感情になる結末になる前に三郎はうまく逃げています
嫌なやりとりになることが予想できるのなら逃げてもいいのですよ
「お顔に虫が・・・」は使いずらいですが、
「ちょっとトイレに・・・」
「お茶でも飲みませんか?」
「あっ忘れ物をしちゃいました」などなど、適度な逃げ口上を作って
嫌な感情に浸らないようにするのも大事なことです
できましたら、その後に何でも良いので声をかけてあげてください
「心理ゲーム」を繰り返さないで済むかもしれません

さて、予告を見る限りですが次回も美しい着物をたくさん見ることが
出来そうで楽しみでなりません
今回は、赤染衛門の着物が素敵なお色でした・・・と私は思ったです


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