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第13話 進むべき道

藤原定子が入内!
高畑充希さんは、かわいいなぁ~

まひろの着物も春らしくいい感じに代わりました
「一人でも文字を教えて救いたい」まひろらしい発想だと思いました

さらに、詮子と道長と子どもが生まれてたぁ~
藤原彰子ですね
これから、まひろと彰子の関係が出来てくるのかしら?

さて、藤原定子は藤原道隆と高階 貴子との子どもですが、
とても人間性ができた人だなぁ~と感じました
例えば、入内し間もない頃の場面が出てきます
定子  「お上、お・か・み」と小声で呼び扇を下すと面白い顔をして
落ち着かない様子の一条天皇を笑わせます
すると、
定子  「お上のお好きなものをお教えください。
     お上のお好きなものを私も全部好きになります」
共通点を探しながらも敵ではないことを伝え、仲良くなりたい気持ちを
しっかりと伝えています
一条天皇「母上、椿餅、マツムシ」
その答えを聞いた定子はそっと側により
定子  「私、虫だけは苦手なんです」と、
決してへりくだるわけではなく、自分の苦手なことも正直に伝え
「それでも仲良くしていきましょう」そのような気持ちを一条天皇と
共通点として見出したと感じました

この共通点を探すことは、腹の探り合いです
しかし、嫌な感じを受けなかったと思うのです
なぜならば「仲良くなりたい」を目的としてお互いが歩み寄ろうと
していて、決して相手を攻撃しないことを感じ取ることが出来ていたから
ではないかと思います
マウントもとる必要も嫌味を言ったり弱みを見出し揚げ足をとるつもりが
ないので、心地よい腹の探り合いをしているように見えたからだと思います
これは、双方の生い立ちにも関係があると思うのです
どちらも、争う必要性がない対等の立場である自信があったのでは
ないでしょうか?

その比較として出てくるのが道隆の弟道兼です
嫌な役回りをしていて策士として見えますが、根底には
父親に認められたい気持ちがあふれ出てしまっています
認められるためには、娘すら道具として扱うことが顕著に行動に
出てしまっている場面がありました
道兼「そなたも大きくなったら入内するのだぞ」
繁子「まだ7歳でございますよ」(道兼の妻)
道兼「入内させるべく学ばせるなら早いに越したことはない」
繁子「ご自身の御栄達のことも大事でございますけれど、
   尊子(道兼と繁子の娘)の幸せもお考え下さいませ」
道兼「何を言うか、入内ほどの誉はなかろう。
   帝はまだ幼く定子との間に子は数年できまい。
   できたとしても皇子かどうかもわからぬ。
   その時こそ、この子の出番だ。わかったな、尊子」
尊子は、母親の後ろに隠れてしまいました
父親としての愛情のようなものを感じないのですよね
もちろん、演技が素晴らしいからこそなのですが、
「そなたも大きくなったら入内するのだぞ」
この一言が、誰かと比べて自分を見ていることを尊子は
感じていたのかと思います

人は言語だけで相手とコミュニケーションをとっているわけではありません
どうしても、ボディーランゲージもそうですが、
言葉の裏側が発した言葉にのってしまうことがあります

言葉の裏側に言葉が隠されているようなやりとりをしていると、
それが当たり前になり、ネガティブな腹の探り合いをするクセが
ついてしまいます
これは、発している側だけではなく受け取り側にもネガティブに受け取る
クセがついてしまい「こじれた関係」を起こしやすくなります

せめて、近しい人だけでも素直な気持ちを伝えていきませんか?
ネガティブなことを伝える時は言葉を選ぶかもしれませんが、
ポジティブな言葉は素直に伝えるように心がけるだけでも、
近しい人との関係が変わってくるかもしれません





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