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ガーディアンズオブギャラクシーvol.3 サウンドトラック編

ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー vol.3
Awesome Mix vol.3

BGMに洋楽が流れるのが定番のガーディアンズ。
ジェームズガン監督の選曲センスは現役ミュージシャン兼映画評論家の宇多丸さんも認めるほど。

vol.3もその選曲の良さは健在で、70年代から00年代までよりバラエティに富んだサントラでした!

今回はここぞでかかる、イカした曲をいくつかピックアップ。
歌詞の意味を知るとまたグッと来る曲が多いです。
どぞ!

アーティスト:Rainbow
楽曲名:Since you been gone
一発目は予告でも使用されたこの曲。
メロディ自体は聴いたことある人も多いのではないでしょうか。
劇中あるキャラが重傷を負い、ピーター達が彼を助ける為に最後の冒険に出る時にかかります。回想シーンも挟み込まれ、明るいメロディの中にエモさも漂う。
「君が去ってから、僕の頭はどうかしている」というサビの歌詞や、その後のシャウトはポップなメロディながらもどこか悲しげに聞こえ、映画観ながら色んな感情が行き交いました。


アーティスト:Spacehog
楽曲名:In the meantime
仲間を助ける為の情報を求めて、敵の本拠地であるどでかい有機体に潜入する時の歌。
無重力空間をかけるガーディアンズの姿にスペーシーでスローテンポなメロディがピッタリ。
サビの歌詞は「彼らが奇跡と呼ぶことを成功させてやろう」「僕らは君の全てを愛するよ」
という意味で、必ず仲間を助けるという決意や仲間がどんな辛い過去を抱えてようがそれごと受け止めてやるという思いの強さが読み取れます。


アーティスト:EHAMIC
楽曲名:子犬のカーニバル
地球そっくりの惑星に降り立ったガーディアンズ。現地の人の家に入るとかかっているのはまさかの邦楽!「いぬいぬいぬいぬ…」という不思議な歌詞とクセになるメロディが地球と似て非なる星の異文化感にマッチしてました。
ここでのオフビートな会話こそガーディアンズの真骨頂かと。


アーティスト:X
楽曲名:Poor Girl
ガーディアンズのホーム、ノーウェアでカードに興じるクラグリンと住民達のシーンでBGMとしてかかります。
1作目で出たブローカーやホリデースペシャルでのバンドマンも登場。
サビの「Poor little girl(可哀想な少女)」は恐らく宇宙犬コスモ(雌)のこと。クラグリンが自分を「悪い犬」と呼ぶのを止めるよう迫りますが、全く相手にされず確かに可哀想でした笑


アーティスト:Beasty boys
楽曲名:No sleep till Brooklyn
最後の闘いに赴くガーディアンズの場面で流れるヒップホップ×ロックチューン。ガーディアンズが一堂に介して闘うクライマックスの一つ。
実はガーディアンズって過去作では同じ場所で一緒に闘ったことがないんですよね。
1はロケットとそれ以外、2はピーターとそれ以外、インフィニティウォーでも散らばって行動してましたので、完結編にしてやっとこさ全員で闘う場面が観れました。
「ブルックリンまで寝る暇はないぞ」と言う歌詞ですが、敵の親玉の所まで一気に突き進もうという意味合いかな?
シリーズ屈指の名シーンを最強にカッコよく仕上げてくれる曲。


アーティスト:Florence the Machine
楽曲名:Dog Days Are over
終盤でかかる曲。
「失意の日々は終わった」というエンディングにふさわしい歌です。思わず体を揺らしてしまうこと間違いなし。
この曲には解釈がいろいろあって。
依存症からの脱却や、DVから逃れる為に一歩踏み出す人への応援歌としても訳する人もいました。
「幸せがやって来る」
「親のために走れ、子供のために、兄妹のために」
「感傷は置いていけ、生き残るには身一つで行くしかない」
と、厳しくも優しく背中を押してくれる曲です。
この時のガーディアンズの面々を見て僕は笑いながら泣いちゃいました。こんな満ち足りた感動で終わる映画あったっけな。
このPV自体は正直奇妙ですが…笑


アーティスト:Redbone
楽曲名:Come on get your love
まさかの1作目のオープニングでかかった曲が再び採用。オープニングが高く評価されたという意味ではガーディアンズオブギャラクシーをここまで押し上げた最大の功労者と言ってもいい曲。
この曲が流れた時のメンバーの反応もめちゃんこいいです。


ミュージシャン:Bruce Springsteen
楽曲名:Badlands
音楽界で「ボス」の異名を持つ大御所、ブルーススプリングスティーンの名曲はエンドクレジットで。ドラムとピアノで始まる軽快なイントロ。
本編が終わってなおノリノリになれます。

Talk about a dream,
try to make it real
夢を語れよ、実現させてやろうぜ
You wake up in the night
With a fear so real
You spend your life waiting
For a moment that just don't come
気もしない瞬間に怯えて夜な夜な起きて
Don't waste your time waiting
時間を無駄にするんじゃない

Badlands
バッドランド
you gotta live it everyday
お前はそこで生きていく
Let the broken hearts stand
As the price you've gotta pay
ボロボロの心を奮い立たせろ
Keep pushin' till it's understood
These Badlands start treating us good
諦めずに進み続けよう
このクソみたいな世界が俺たちを認めるまで
※歌詞は意訳です

Bメロからサビまでの流れが秀逸すぎて僕個人元々すごい好きな曲でした。

「現実世界は汚い部分も多いけど、そこで君たちは生きていかなきゃならない。でも夢を口にして、周りに認められるまで進み続けるんだ」な監督からのメッセージなのかな〜と思いました。
実際叶えた人ですもんね言うなれば。

それを裏付けるのがガン監督の降板騒動。反トランプ派のガン監督をよく思わない右派により過去の不適切なツイートが掘り起こされ、マーベルをクビになる事件がありました。
それに対しガーディアンズの俳優陣が猛抗議。彼無しでは3作目には出ないと皆が主張し、「ガーディアンズオブギャラクシー」としてガン監督を擁護する書面を発表した時は胸熱だったなーと。仕事仲間以上の強い絆を感じた出来事でした。
結果過去の過ちよりもガン監督がその後にもたらした功績が認められ、無事マーベルに復帰したわけです。

その時の書面。
「ガーディアンズオブギャラクシーより」
という挨拶の後に主要全キャストの署名も。


脱線サーセン。

他にもいろんな曲が流れますが、とりあえず僕の好きな曲でピックアップしました!

余談
今作で流れる楽曲はピーターの持つZuneという音楽プレーヤーの曲という設定です。
Zuneはvol.2ラストでクラグリンがくれたもの。
父親であるヨンドゥがピーターにプレゼントとしようと持ってたものですね。

vol.1、vol.2のカセットテープはピーターの母による選曲。
vol.3は父の選曲ということに。

ヨンドゥが選んだのか〜と思いながら観るとまた面白いかもですね!

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