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この豪邸、何かがおかしい(『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』大予想)


豊川祥子ちゃん。
長崎そよちゃん。
若葉 睦ちゃん。

今回は、3人のお嬢様の「家」について語っていきます。比べてみればいろいろ見えるはず。
祥子ちゃんについては、現在のアパートではなくお屋敷の方を紹介します。

※妄想や偏見だらけの記事になってしまったので、ご了承いただけると幸いです。



王道!名家のお屋敷

第8話より。
暗くて見づらいですが、その上品さがわかります。

まずは祥子ちゃんが元々住んでいた家。

外壁の質感や窓の配置、ほぼ左右対称なシルエット、城のような外観はまさに「名家のお屋敷」。

そして庭には、大きく育った木々と程よく生い茂った生け垣。木は大木になるまで数十年はかかりますし、広い敷地で立派な生け垣を管理するのはかなり大変です。裏を返せば、豊川家にはそれらを実現できる(庭師を雇う、など)経済的余裕があるということを意味します。
また、そうした管理はかなりの時間を要しますから、お屋敷も含めて土地そのものが豊川家の所有物で、代々引き継がれてきたことが予想できます。

そして内装について、

同じ部屋にピアノとビリヤード台があることから、
たぶんここは家族共用のプレイルーム。

一瞬のシーンですが、空間にゆとりをもたせたインテリアの置き方から、このお屋敷に住み慣れている、住空間を使いこなしていることがわかります。

全体的にセレブとしての格の高さがうかがえる住まいでした。


摩天楼のモデルルーム

続いては、そよちゃんの家です。
タワーマンション「Residence SC」の最上階。
空間が限られたマンションの一室とはいえ、リビングだけでとんでもない広さです。窓からの見晴らしも良く、ベランダからの景色も絶景です。
そんな外の眺めが気になるそよちゃんの家ですが、ここで注目したいのが、家具やインテリアの数々。

5〜6人ほど座れそうなソファに小さめのテーブル。
食卓は少し長めのテーブルに6人分の椅子。
ウォールシェルフ(壁の棚)、テーブルライトにハイビジョンテレビ。

開放的な空間にバッチリ合っているものの、家主の個性を感じるものが少なく、ほとんどがタワマンに元から備わっていたものに見えます。
また、そよちゃん自身の部屋(第2、8、9話に登場)には「机の写真立てや卓上ミラー」「壁にかけられた4羽の蝶の絵」などのアイテムはあるものの、部屋の持ち主のパーソナリティをあまり感じません。

これらが意味するのは、「家族で最も模様替えのチャンスがあるはずのそよちゃんが、広すぎる部屋、家の空間を使いこなせていない」ということです。

元々は、そよちゃんのお母さんが「娘に不憫な思いはさせない」「娘が何でも自由にできるように」という親心から選んだはずのタワマン住まい。

お母さんとしては「この部屋をそよの好きなものでいっぱいにして!」ぐらいの心持ちだったはず。

ですが、当のそよちゃんは、頑張るお母さんへの気づかいや、セレブだらけの周囲や学校の雰囲気に合わせることに精一杯でした。

時間的にも精神的にも、家の中や自分の好きなものを考える余裕などなく、またお母さん自身も家にいないことが多いため、結果的に没個性的な内装になってしまったのではないでしょうか。

そよちゃんが「自分で決める」より「誰かに合わせる」タイプであることにも拍車をかけていました。

庶民暮らしからセレブ生活にすぐ順応したようでいて、実際は「ただ過ごしているだけ」なところに、そよちゃん自身の寄る辺の無さを感じました。


豪邸〜成金の香り〜

最後に、睦ちゃんの家についてです。第9話で明らかになりました。
初見の印象は、「現代的なセレブの家だな〜」程度だったのですが…

豊川家と異なり、睦ちゃんの両親が生粋のセレブでないと考えた時、この豪邸の見方が一気に変わったのです。

  • 2つに分かれたガレージ(車2台分入る車庫が一つあれば良いのでは…?)。

  • 真ん中に据えられた入口と、それに続く玄関(なぜわざわざ真ん中…?)。

  • 門の前、ガレージと入口の間に植えられた木や草(祥子ちゃん家と違い、なんとなく「空いたところを埋めている」ような植え方です)。

いずれも外からの見栄えを強く意識したような外観です。
地下の防音室は、ピアノやレコードプレーヤー、背もたれのない横長のソファ、テーブルを挟んだ2台のソファ(テーブルにリモコンがあることから、スクリーンかテレビがある?)などが置かれていますが、機能性よりも「そこにある」ことを見せつけるような配置の仕方です。

またリビングについても、

  • 庭が見える窓際に食卓。テーブルはめちゃめちゃに長く、椅子は12人分(家族で食事するには多すぎる…)。

  • 「ソファとセットのテーブルがある」点はそよちゃん家と同じだが、テーブルのサイズがやはりデカい(人生ゲームとか広げても大丈夫そう)。

  • 壁に空いたスペースを埋めるように巨大な絵画。↓

第13話より。祥子ちゃんの後ろ。
何だかよくわからないけど高そうな絵。

家族の団欒よりも「父親が芸人仲間や業界関係者を呼んでパーティーすることを前提にしている」、そして「来客に庭や絵画を見せびらかして自慢する」ためにあるような内装です。
睦ちゃんの豪邸は、昔からあるものを引き継いだわけではなく、外観や内装など、睦ちゃんの両親が一から考えて決めたもののはずです。
そうなると、この豪邸は睦ちゃんの両親のエゴを盛り込んだ家ではないかと予想できるのです。

自分の意志が希薄な睦ちゃんにとっては、この豪邸は息苦しい場所だったのではないでしょうか。



まとめ

今回は、祥子ちゃん、そよちゃん、睦ちゃん、三人のお嬢様の豪邸について(ほぼ邪推ですが)予想を語っていきました。

何度でも観たくなる工夫が凝らされている『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』。楽しみ方はまだまだありました。
次回作の『BanG Dream! Ave Mujica』がより楽しみになりました!

拙い文をここまで読んでくださり、感謝します!
ありがとうございました!


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