毎朝始業前に一日の飲み物を買いだしに行く。

その帰路で 朝ビール 同好の士と再会し短い会話を交わした。

士は既に定年退職され、現在は自営業を営んでいるとのこと。

「自由業みたいなモンだから、仕事の状況と気分次第では平日も朝ビールする」そうな。

誠に羨うらやましい限りである。

ふと思うに、今まで同じ時間帯の買いだしで、士と顔を合わせた事がなかったのは何故なにゆえか。

待てよ、顔を合わせていても「単にすれ違った赤の他人」としか意識していなかったのかも知れない。

それが朝ビール会話で一気いっきに人間関係の距離が縮まったのだろう。

そう言えば中国の諺ことわざ（俗話sú huà）に、こんなのが有る。

『有縁千里越相会、無縁対面無関連』（フォントの都合で日本漢字表記）
（拼音pīn yīn：yǒu yuán qiān lǐ yuè xiāng huì wú yuán duì miàn wú guān lián）

『縁えんが有れば千里を越えて会える。無縁なら対面しても無関係のまま。』

さすが中国四千年の歴史、人間関係における含蓄がんちくに富んだ言葉だ。

この言葉通り、士との縁が深まっていくのだろうか。

酒の深海ふかみにハマりそうで何だか怖い・・・（笑）

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