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初国会図書館で漫画を読む

※この記事は国会図書館を使ったことがない人向けに、私が初めて国会図書館に行った日の注意点やレポートを簡単にまとめたものになります。

そしていきなりですが、この記事の要約を書いておきます。

1.そもそも開館してる日・時間帯か調べておく
2.「住所付き」身分証明書を必ず持っていく(免許や保険証等)
3.財布(100円玉入り)があるとよし

以上です。忙しい方はこれだけ覚えて帰ってください。


事前に調べること

当然ですが、国会図書館が空いていない日や時間に行っても意味がありません。利用時間・休館日で必ず確認しておきましょう。

ルールについて

国会図書館は無料でイカれた量の蔵書にアクセスできる日本最強クラスの図書館です。その蔵書を守るためにルールがいくつか存在します。

1.利用者は「本登録」をしなければ利用できない

初めて国会図書館を使う人は本館ではなく新館で利用者登録をします。この際、住所付きの身分証明書を提示しなければならないので必ず携帯しておいてください。国会図書館のHPには免許証、保険証、マイナンバーカード等が例示されています。

2.館内に不透明な大きい鞄類は持ち込めない

国会図書館ではB5サイズ以上の大きさの不透明なリュックなどは持ち込めません。おそらく、蔵書を館外に持ち出されたりすることを防ぐための措置だと思われます。(そもそも国会図書館は原則館外貸し出しをしていません)
また、カメラや刃物、傘なども持ち込み禁止物に指定されています。

そのため、利用者はゲート前のコインロッカーに手荷物を預け入れるのですが、これが100円をデポジットして利用するタイプのロッカーになっています。館内でもロッカーを使うため、100円を含む小銭入れを持ち込むことをお勧めします。

3.館内はすべて撮影禁止

この記事に館内の写真がない理由がこれです。うっかり写真を撮らないように気を付けましょう。

他にも機器使用可能エリアや飲食可能エリアのルールなどが細かく決まっています。その都度館内の掲示を確認してください。

本を借りる

本登録が終わればいよいよ本を借りることができます。といっても、大学や地域の図書館とは勝手が大きく異なり、利用者が直接本棚を探すことはありません。館内のPCに利用者カードをかざし、オンラインで蔵書の呼び出し申請をします。大体20~30分ほどで本館2階の受付に届くので利用者カードを持って受け取りに行きましょう。

なお、私は平日の昼間に利用していたのですが、20分ほどで蔵書が到着したと記憶しています。5冊まとめて返却するのではなく、2~3冊返却して次の本を借りて、カウンターに到着するまでに残りを読めば途切れることなく読書でき、6時間ほどで20世紀少年を全巻読み終えることができました。

飲食について

ルールの厳しい国会図書館ですが、意外にも飲食が可能なエリアが多く存在します。2階では廊下の一部で飲料を飲んでいい他、学校や公園にあるタイプのウォータークーラーが設置されており、無料で利用できます。

また、正面ゲート右手の階段上には喫茶店があり、本館6階には食堂とコンビニのような売店があります。こちらは当然有料です。

私は食堂で750円のカレーと明太卵うどんのセットを注文しました。味は普通ですが、立地を考えれば良心的な価格設定ではないかと感じました。

参考までに、私が訪れた際のメニューの値段を載せておきます。
・弁当  550円 
・うどん 550円
・国会図書館カレー 500円
・ラーメン 600円
・セットメニュー 750~1000円

総括

国会図書館は細かいルールこそあるものの、無料で娯楽用の本が十分すぎるほど揃っており、漫画喫茶としても利用できる優れた施設でした。蔵書数4685万冊は伊達ではありませんね。気になる本が所蔵されているかは国立国会図書館サーチでも検索できるので、ぜひ一度調べて訪れてみてください。

それでは。



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