24.02.10- ベーコン

2024.02.10
夢。酒の席で意気投合したゲイと、自分を含む4人で彼の家に泊まることになり、終電に乗っているシーンから始まる。彼は寮生活をしていると聞いていたが、その寮につくと、人の良さそうなおばちゃん数人と、太った外国人のお姉さんが寮母となって、寮で暮らす人の生活を仕切っていた。深夜のはずなのに、電気の付いた明るくて広い寮には夜ご飯が用意されていて、寮母のおばさん達は配膳をしたり、洗濯物を取り込んだりと楽しそうに動き回っている。

10人程が雑魚寝できるような、襖で仕切られた畳の広い部屋がいくつかある。その一部屋に連れられて入ると、20代前半くらいの学生らしき女の子が机を囲んでご飯を食べていた。軽く挨拶を済ませると、少し離れた場所に布団を敷いて眠ることにした。すると、僕の好きな人(存在する特定の誰かを複数組み合わせた「概念」のような人)が隣に敷いた布団から僕の布団に入ってきて、ぴったりと身を寄せて絡み合ってきた。そこで夢の記憶は途切れている。

現実世界では、昨日は酔って友達と軽い口論になってしまっていたのだけど、目覚めるとやけに気分が良かった。その理由をしばらく考えていたら、さっきの夢の内容を思い出した。久しぶりに鮮明な夢を見た気がしたが、忘れてしまっているだけで、もしかしたら毎日こんなに楽しい夢を見ているのかもと思った。

2024.02.15
X。このアプリを開くとき、興味のない文字列の中に光り輝く宝石のような言葉を探す作業をしていると感じることがある。LINEもそうだ。波風を立てず、穏便に、できるだけ時間を使わずに返信の文字を打つ作業の中に、通知が来るだけで飛び上がるくらい嬉しい瞬間が紛れ込んでくる。そんなことを考えていると、大森靖子の詞の一節が思い出されて、それを聴くためだけにSpotifyで再生する。自分の思考が先にあって彼女の詞に共感したのか、詞が先にあって自分の思考が生まれたのか、分からなくなっていた。

2024.02.18
普段は朝食は食べないのだが、ふと思い立って厚切りベーコンと卵とパンを買ってきた。卵焼き用のフライパンで少し厚めにスライスしたベーコン2枚と卵2個を焼いて胡椒を振りかける。その隙にトースターでパンを焼いておく。

まだ白身に少し透明感が残るくらいで卵とベーコンを皿に引き上げ、コップにアイスコーヒーを入れて、焼き上がったパンと一緒にトレイに並べてリビングに運び、ナイフとフォークで食べる。あまりにも美味しくて、悶えた。

塩気の効いた厚切りベーコンと、その油を吸った目玉焼きは、2024年に入って一番、といっても過言ではないくらいに美味い。しかも、卵もベーコンも2つずつあるという贅沢さ。それをサクサクのトーストにべったりと染み込ませて食べる。

ホテルで1500円のモーニングとして出てきても何の違和感もないメニューが、1食200円もせずに食べられるのは最高にバグってる。数年前に買って、魚焼き機と化していたバルミューダのトースターのおかげかとも思ったが、ベーコンと目玉焼きだけで涙が出るほど美味しかったので、たぶんほとんど関係ない。明日も頑張って早起きして食べたい。

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