本記事では、MX Linuxでsystemdを使用し、snapパッケージをインストールする方法を説明します。

MX Linuxは、Debianベースの軽量なLinuxディストリビューションであり、非常に高速で、古いコンピューターでも動作します。また、MX Linuxは、標準的なsysvinitを使用することができますが、systemdもサポートしています。

MX LinuxはデフォルトではSnapパッケージのサポートを提供していないため、Snapアプリをインストールするにはいくつかの手順が必要です。
MX Linux 19 では、Snapパッケージのサポートがデフォルトで有効になっていますが、MX Linux 21では無効になっています。MX Linux 21をお使いの場合は、以下の手順に従って、MX LinuxでSnapパッケージをインストールすることができます。

手順

1  コンピューターを再起動して、GRUBメニューが表示された
「Advanced options for MX Linux」を選択します。

2  次に「Systemd (with systemd-bootchart)」を選択します。これは、
    MX Linuxでsystemdを使用するためのカーネルパラメータを設定
    するためものです。

Systemdをデフォルトで立ち上がるようにするには以下の記事を参考にして下さい。

3  MX Linuxが起動したら、ターミナルを開き、以下のコマンドを実行
　して、snapdパッケージをインストールします。

sudo apt update
sudo apt install snapd

4  snapdがインストールされたら、以下のコマンドを実行して、snapdを
　有効 にします。

sudo snap install core

5  ユーザーの環境変数ファイルにPATHの変更を追加する必要があります。
　具体的には、bashを使用している場合は、ユーザーホームディレクトリに
　ある「.bashrc」ファイルに以下の行を追加します。

export PATH=$PATH:/snap/bin

6  変更を保存した後、新しいシェルセッションを開始するか、以下のコマン
　ドを実行してPATHを更新してください

source ~/.bashrc

これで、PATHに'/snap/bin'が含まれるため、Snapでインストールしたコマンドが実行できるようになります。

7  また、Snapが正常に動作するかどうかを確認するために、以下のコマン        ドを実行してください。

sudo snap install hello-world
hello-world

これで、MX Linuxでsystemdを使用し、snapをインストールする手順が完了しました。これで、snapパッケージをインストールして使用することができます。

結論

MX Linuxでsystemdを使用し、snapパッケージをインストールすることは非常に簡単です。上記の手順に従えば、すぐに使用できるようになります。MX Linuxは非常に高速で、古いコンピューターでも動作しますので、ぜひ試してみてください。