ジャグリング・キャッチボール

「会話とは言葉のキャッチボールだ」という人がいるが、これは言い得て妙だと思う。

まずは投げる言葉がボールなんだから、絶対に丸いほうがいい。角が立つなんて言葉もあるが、もし投げつけられたボールがトゲトゲの硬いやつだったら、伊藤四郎はすぐさま失神して「モヤっと」なんて言う暇さえないだろう。
たまに明らかにナイフの形したのを投げてくるやつもいるんだけど、飛ぶ斬撃なんてトリコとゾロと一護だけで充分です。
僕はキャッチボールがしたいんだけど!!
ともだちになれそうな怖くないボールを投げてほしい。

あとは投げ方も重要だ。放たれた球のコースを予測してグローブを構えた途端、曲がる。消える。
結果、エラー。
あなたは何が言いたいの?って、これは結構言われる側なんだよね、、、。ビビって投げてるから、ヒョロヒョロと曲がってどこか遠くに飛んでいく。
キャッチボールでフォークを投げるやつがいたらちょっと笑ってしまうかもしれないけど、毎回だったらきっと匙を投げる。
やっぱり変化球よりストレートでいかないと。またはふんわりの放物線もアリだ。

そして球の数と、スピードと、相手との距離と、気にすることは盛りだくさん。

そんでまたこれが…
わざとトゲのあるボールを投げて、「いってー!やり返してやる!」って心を開かせる人もいる。
上手に真っ直ぐ投げれないことが、その人の魅力になったりする。
普通の丸いボールでつまんないなーって思われたり、ストレートすぎて怖いって思われることも。

ずっと一緒にいすぎて、グローブが壊れて、相手の球をちゃんと受け止められないかもしれない。
何も考えず投げ返したけど、さっきの球には違う意味があったのかも。なんて事もあるだろう。

最近気づいたんだけど、僕の脳内ではずっと誰かが喋っている。別に特別とは思ってないんだけど、弊害を享受しながらも、嫌になったことはあまりない。
でもこれって例えるなら、ジャグリングをしながらキャッチボールをしてるようなものだ。頭の中で次々とボールが生み出されて、「あれ?どれが返す球だっけ?」となることがある。
スマブラでこういう武器あったよね、ポコポコと連続でエネルギー弾みたいなのが出てくるやつ。貯めて大きいエネルギー弾にすることができるやつ。

ステージは普通に神殿が好き。ガチ勢御用達の終点は得意じゃない。あと御用達って「ごようたつ」とも読むらしいよ。そんな読み方してたら誤用だと思われちゃうよね、はは。
あと「穿った見方」とか「役不足」とか「確信犯」とかね。誤用って分かってるけど、もはやそっちの方が一般的な意味になってるし、と思いながら使うみたいな。
だけど間違った意味ってことは知ってるよ〜って心の中で言ってみる、みたいな。
そもそも世の中間違ったことばっかじゃんね。エスカレーターは「駆け上がると大変危険です。」って「急停止する事がございます。」って言ってるのに、みんな急停止させる為に右側を空けている。
駅とかならまだわかる。百貨店やショッピングモールで、駆け上がらないといけないくらい急いでるやつ逆に何してんだ。
エレベーター使え。
あれって満員になるとブザーが鳴るよね。毎回俺の中のコナン君が「妙だな…」って言ってるよ。あの図書館の回、怖すぎてやけに覚えてるんだよな。ストーリーが進む回だけ集めた単行本出してほしいよな。ワンピースは完結したら全部読もうかな。

あれ?どれが返す球だっけ?
僕はキャッチボールがしたいんだけど!!


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