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皮相的で塀の外でも懲りない面々…

皮相的とは表面しか見ないで判断する事

塀の外でも懲りない面々とは
塀の中(刑務所)で厳しい不自由な生活を経験しても、外に出れば、又、罪を犯してしまう「塀の中の懲りない面々」という小説と映画をもじった、想像力の足りないお馬鹿な現代日本を揶揄する


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①猿でもできる反省を、次に繋げない人類
②WR 毎週更新



①猿でもできる反省を、次に繋げない人類


これを見聞きして楽しいのか

大食い・早食いの大会が流行って、テレビを中心に沢山報じられた事があった。

そして過激になりすぎて、死人が出た。

死に至らずも、病を患う人や後遺症が出た
食べ物を粗末に扱うな、という事から環境問題にも発展し、主催や番組やマスメディアも攻撃された

結果、ブームは去り、各方面が自粛し、大会などは、ほぼ消えかかった
テレビ番組も全部終了した

普通の感覚が出ただけ。


しかーし、喉元過ぎれば云々のとおり、復活した大食い早食い。

大ブームとは言わずとも、継続して番組を放送するテレビ局が、チラホラまた出てきた

そのうち数をこなせば、必ず過去のような事故が起きるであろう…
残念だなあ…


流行りものは作為的な事が多い
今年の流行色は?

かつて流行った〇〇が、また流行っている・・・など
ミニスカート/ロングスカートなど反対のファッション
ミニ四駆/ポケモン/リカちゃん人形…

いずれも、親世代から20-30年経過して、その子供世代に少し流行る
親世代が発信企画するか、伝え聞いた子供がアレンジして流行る
いや、流行らせる為に仕掛ける
それに反応した人が出て、それを取り上げる人が拍車をかけて、流行らせる事が多い気がする
(私、その仕掛け側の立場だった事があった)


多くのNewsを伝えるマスメディア
今は個人の発信もあり、膨大なNewsネタがある

しかし、大手マスメディアでは、個別の事件事故は、死人が出るかそれに近い悲しい出来事のみ報道するので、精一杯

まあ、これも大きなNewsでも独自取材する事は少なく、共同通信や時事通信などのマスコミ向けのネタ記事からNewsになる

大きなもの以外は、それらの通信社の内容をほぼそのまま伝える事もある

つまり、自分たちの考えなしで伝える事もある。

また、時間的制約もあるが、
「昨日お伝えできなかった事件ですが、重要な事柄に付き1日遅れでお伝えします」
などと言うNewsはない。
重要度は関係がなく報道される

本来なら、トップで扱うべきものが2番手3番手で出てくる
野村忠宏さんの五輪3大回連続金メダルより、2大会連続金の谷亮子さんがトップ扱いだった。


お笑いごとで済まされるものは良い。

1978年の宮城沖地震でブロック塀がたくさん倒れて、死者がたくさん出た。(それだけで10名以上と記憶)

その後も世界中で地震がある度に、ブロック塀での死者がおびただしい数が出た筈。

もちろん科学の発達で、いろんな工夫がされているが、いまだにブロック塀は存在し、近年の大阪北部地震でも、小学生がブロック塀の下敷きで犠牲になった。

ブロック塀が悪いのではない。
他にも危険な事やモノの方が多い
しかし、約50年経って全く教訓が生かされないのは残念。

注意喚起が行き渡らないまま、年月を重ねる
そして悲しい事を繰り返す

たまたま私はこの宮城沖地震のブロック塀での圧死を知っていたので、ブロック塀には日頃から避けて通る
しかし、学校や職場でそういう事が話題にすら登った経験はない
過去を活かせていない典型例。


さて、ここからが、本題。

東京五輪の卓球日本代表枠は男女それぞれ、シングルスが2名、団体のみが1名だった(次のパリ五輪も同数)

この東京五輪卓球日本代表枠を選考対象になるのは、国際大会でのランキングで日本人上位2名が決定され、団体要員は、それに関連して推薦される

という中で、WR対象の大会は30くらいはあったか(同時期開催もある)
とにかく大会に参加しないとポイントは貰えないので、無理してでも出る
そして疲労困憊
石川佳純さんと平野美宇ちゃんは、最終戦まで分からなかった

一般マスコミもたくさん報道した
卓球なんて五輪以外にはあまり伝えない社も多いが、浪花節的な伝え方で煽った

石川さんが東京五輪後「もうこんな事はしたくない、1年間は長すぎる」などと訴えた
日本人同士がつぶしあい、完調で五輪を迎えられない、とも。

マスコミもその疲労や精神的なものも伝え、今後の提起もたくさん出た

が、しかし、もっと酷くなった。

パリ五輪の卓球日本代表選考
なんと2年間

今度は日本卓球協会が指定する独自選考大会と、いくつかの国際大会や全日本選手権が対象となった
長く、幅広い

あれだけ、世論に通じた肉体的精神的疲労を全く無視した日本卓球界

世の話題になっている、芸能事務所まではいかないが、過去を全く無視する愚行

選手の意見は聞いたというが、内容を提案されての選手の選択権はない

最終決定権は、全てJTTAにある
もちろん、非公開で、途中経過も出ない

こういう日本代表を管轄する団体の決定内容に納得いかずに、別協会(別の国)に移籍・移住した別競技の選手も、それなりにいる

そして、卓球選考レース途中で、肉体的精神的に障害が出て、プレイの質の低下が発覚&選手の訴えが報道された。

歴史、つまり過去は人類の最大の教科書で、未来の為にある


反省はするが(したテイ?)、有効活用できない、言わば貴重な財産を無駄にしたのです…

公益財団法人に対しては、このくらい文句をつけても良い。

そもそも五輪の開催自体に問題があり、それを有り難く取り上げる、最優先で最高位に奉る方にも問題はあるが、一義的にJTTAに責任がある

塀の外でも悪行を繰り返した
選手やその関係者はツライ
そこに五輪があるので従わざるを得ない

そして、大事なのは、大元のITTF(世界の卓球を統括)は、このような問題が日本以外でもあったし、選考方法に公平性を求める?為に、「五輪シングルスは指定のWRでの各国最上位2名に出場権を与える」と発表している。

が、この発表の前から日本の選考レースが始まった
今更、戻れない?ので、JTTA設定した当初の日程通り選考レースが実施された。

ITTFの決定に従わない日本は、ITTFに(IOCに)、日本はこの独自選出でOKかどうか尋ねて、JTTAは「OKをもらった」みたいなことになっている。

しかし、私は、WR上位2名が、日本独自の選考レースで権利獲得した2名と合致すれば良いが、相違がある場合、スポーツ裁判所や、民事裁判になるのではないか、と心配している

そうなりそうな時にあらためて、メモを残しておきたい



②WR 毎週更新されるが…

これも懲りない
皮相的に伝えられる
未来は予測出来ない
が、わかっている未来もある
確実な予定もあるから

明日の次はあさってが来る、必ず。
これも未来の確実な予定
が、地球が滅亡すれば明後日は来ない
そういう意味では未来は100%予測出来ないとも言えるが…

圧倒的なポイント差で1位を維持するSUN Yingsha(SGP Smash 2023)

2023/09/12 WR-WS

9/12に最新のwR発表
以下、11位から689位までもランキングされた
もちろん、MSも各種目も毎週更新され発表される

今年になってようやく進化的進歩があった

獲得も失効もあるのがポイント
7月に正常運転に当たる、対象大会が直近1年になり、失効予定が選手別に表示されるようになった

例で早田ひなさん

ひなちゃんの全体
一部拡大

ここに示したひなちゃんの場合

緑色がランキング対象の大会で、白色部分は獲得はしたポイントだが、ランキングに組入れられない大会分

一部拡大部分で日付が出ている
これが有効期限で、9/19で、2022年のWTT-C Almaty での獲得ポイントが失効になる予定(この拡大表では見えないが、右端に優勝した400Pと記載されている)

このように、誰が、いつ、どれだけのポイントが有効期限であるのか見ることが出来るようになった。

つまり、未来の失効ポイントはわかるのである

6位早田ひな
9/19の有効期限 WTT-C Almaty2022 優勝 400 P
一大会分失ったので

逆に繰り上がる(対象外の獲得ポイント分)のが
SGP Smash 2023 R32 90 P

つまり現在、2270 P だが
400 P がなくなって
90 P 増える
更に次の発表までに獲得するポイントはない(大会に参加していないので)

従って、次のWR更新時の
2023/09/19 には1960 P
(=2270 - 400 +90 )になるのが少なくとも
9/12にはわかるのである
未来が見える
(たまたま大会に出ていないので)
(出ていても最高で何P、最低で何Pと予測はできる)


他方、9/12の7位の美誠ちゃん
2190 P だった
(6位のひなちゃんとの差はわずか80 P)
(以下、図では示さないが)

美誠ちゃんも今週の獲得ポイントはない
ランキング対象の大会分で失効するものはない
つまり9/19には 2190 P

これで
9/12に6位のひなちゃんと7位の美誠ちゃんが
9/19には入れ替わる
6位 美誠ちゃん 2190 P
7位 ひなちゃん 1960 P
という事が発表前にわかるのである

ついでに言うと
美誠ちゃんの次の失効は
10/24に 350 P
10/31に 265 P
11/21に 350 P
となっている

逆にひなちゃんの失効は
11/21に 175 P
年内はこれだけ

で、何が言いたいか?

今週のメディアのWR更新のNews記事があった
みまひな変わらず、と。
正しい。

が、ジャーナリズムがあるなら
「来週は二人が入れ替わる
以降は、参戦する大会で得るポイント次第で順位も変わるが、美誠ちゃんは、当面ポイントの失効が大きく、新たにポイントを獲得し、ランキング上位を維持できるか注目される」
と書くべきだ。

少なくとも専門メディアなら。

上っ面の今週発表された数字だけではなく、今後のまちがいなく起こる事象を踏まえて、予測や評価を書き添えるべきである。

毎週でなくても、適宜それをしないのは、ニワカ阪神ファン(特売セール目当て?)のおばちゃんが、今日は阪神がのと勝った負けたで終わるのと同じ程度で悲しい…


そして本題。

アジア大会で、美誠ちゃんが、美宇ちゃんを上回った成績で、パリ五輪日本代表選考レースシングルス枠のNewsで、「美誠が美宇に肉薄」とした。

それは正しいが、すぐ開催されるアジア大会がある

ここにはひなちゃんと美宇ちゃんだけがシングルスに出場する

従って美宇ちゃんが美誠ちゃんを引き離す事があると書くべきだが、そこまで言及しているのはごく一部で、先が見えるのに、ちゃんと見れていない

卓球の記事を書くぐらいなら、一般紙の記者でも、アジア大会の事が頭に入っているべきだが。

皮相的な例。


まあ、見えていても見えないふりをする場合もある???

自分で次の仕事奪わない?
1回でするより、2回に分けたほうが楽?だし
効率的?だし
読み手も楽しむ機会が増える?

なんて事を考えているのかどうかは分からないが…

テレビ番組でも、「CMマタギ」という手法もあるし、「続きは来週に」とかもする時もあろう。

①の過去の反省を活かしきれずになってしまう原因の一つに、このような皮相的な考えがある事も多い。


で、自分はどうか。

過去の反省を未来に全く活かせていないし、失敗ばかりを繰り返してきた。

が、いくつ何十になっても、未来はある。
短いか長いかは誰にもわからないが。

60になった自分は、まだ過去を未来に繋げようと意欲があるから、毎日このような正論や王道を求めて書き連ねるのです。

より楽しく卓球を見て、美誠ちゃん達が目標を叶えるのを見届けるまでは死にたくないので、反省し明日を、本質を見極めるためにもっともがきたい、と思う今日この頃。

end





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