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清水ミチコリサイタル in 武道館 ~カニカマの夕べ~ レビュー

コロナ禍の変化で一番嬉しかったことは清水ミチコ武道館ライブに参加できるようになったこと。
「皆さんはカニも好きだけど、カニカマも好きな方々ですよね」というコンセプトで開催される清水ミチコの今年のリサイタル。

ネタは、寂聴先生、山口もえ、室井佑月、森山良子、大竹しのぶ、えなりかずき、パク・クネら数十名の物真似レパートリーがズラリ。

アーティストの特徴を分析し、そのアーティスト風の曲に乗せて歌う『作曲法』というコーナーはただの物真似では括れない。一番の楽しみだが、今年はあらたに吉田拓郎が加わった。聞いているうちに訳のわからない涙がでてくる。彼女の芸に対するリスペクトからか、もう拓郎の歌を聞けない(のかもしれない)という寂しさからか。

”WOWOWがはいっているんだから頼むね”とウェーブをさせられ、水を飲んでも拍手をさせられ……肩が上がらず坐骨神経痛持ちの身には辛いが、あれだけの数のファンを思い通りにできて、ミッチャンも楽しんでくれたかな。

武道館コンサート参加のTips

1)”オシャレしてコンサートに行く”という気持ちは尊いが、武道館だけは歩きやすい靴に限る。階段の上り下りがきつすぎる。年を取ったら来られないだろうな、と毎回思う。

2)とにかく狭い席なので、手荷物を置く場所はない。ロッカーもどこにもない(ように見える)。しのばせていった40L入りのごみ袋に荷物を入れて自席の下に入れてしまえば、拍手もウエーブも思いのまま。今年私は30Lのごみ袋しかなかったため、コートとカーディガンを入れたら、バッグは入れられなかった。小さいことだけれど、2時間楽しめるかどうかはこんなことで左右されてしまう。

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