生牡蠣いもこ語録#1

「情緒不安定とかじゃなくて、存在が情緒なんだ。」

シリーズ化するとは思えないが、いちおうナンバリングしてみた笑
なんだか大真面目に考えてみたくなったこの言葉。ちょっとした背景がありまして、とても「なるほど」と思ったのであります。

情緒

きっかけとなる何かがあって心の動きが誘われる、その気分やその場の雰囲気。(Oxford Languages)
おりにふれて起こるさまざまなおもい。喜怒哀楽などにつれて起こる複雑な感情。(精選版 日本国語大辞典)

いま世間で使われている「情緒」はほとんどが「情緒不安定」だという印象がある。そこから考えると、ほぼ「感情」に近い意味で捉えられているのだろう。
ただ、調べてみて、「緒(しょ)」を忘れてはいけないことに気づいた。「ものごとのはじまり」を表す言葉で、糸口を指す。つまり、「情緒」とは、「感情」の「始まり」であるということだ。

そもそもこの言葉が出てきたのは、2/18のライブで、いもこが声を詰まらせる場面が多かったことによるもろもろではなかろうかと思われる。確かに、どうしたの?と私も思ったし、それは私だけではなかろう。特典会のときに聞こうかと思ったけれど、いろんな人に聞かれたら面倒かしらとも思い、やめた。
その後、このツイート(ポスト)を見たときに非常に合点がいったのだ。「存在が情緒なんだ」というのは、いもこ自身が「情緒」そのものであり、「不安定」も何もなく、「情緒的」な存在であるということである。思い返してみると、いもこはライブ中よく泣いている。その理由を「フロア」だと言っていたことがある。今回がそうだったかはわからないし、それが「情緒」に触れるそこまでの出来事などもあるだろう。それは結局いらぬ憶測でしかないのかもしれない。しかし、前回のライブは確かによかった。温かかったのである。3人ほどしかいなかったS席が、あれよあれよという間に大にぎわいになり、決して動員は多くなかったが、これぞホームと言えるフロアだった。
だから泣いていたのだ、とは言わないが、間違いなく「情緒」はそこにはあったよな、という空間であったことは間違いない。

「存在が情緒」最高にかっこいい。だからこそ、心情を愛するものとして、これからも生牡蠣いもこを推していこうという決意を新たにしたのである。(こんなところで燃えている人はあまりいないと思うが…)

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