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仕事は、格好悪く稼ぐ

仕事は、格好悪く稼ぐ

もう合計で言うと、八年四ヶ月程度警備員のような仕事をしている。そのまんま警備員だった事もあるし、現在もそうだ(プロフィールにもある通り)。それに近い仕事だった時は、駐車場の入口での車両誘導、バスの乗降所でのバスの誘導など(警備会社ではなく、駐車場会社)。
他にしていた仕事と言えば、ファミレス、引っ越し屋、今は亡き祖母の自営業の手伝い(美容室とアパートの経営の手伝いだけど、実質的には資格とかもなくそこの掃除程度)、それから新聞配達、コンビニ、コールセンターぐらいか。
本当は、ぶんがくという名前からも分かる通り文学関係の仕事に就きたいのだ。ただ、人生はそう格好良くは行かないもので、結局自分の認識としては仕事は格好悪く稼ぐものだという認識がある。

身障者で言うと

それで今日は警備員についてなんだけど、警備員は特に稼げる仕事ではない。ただ統合失調症の自分にもできる仕事ではあるという事だ。
ところで、警備員において統合失調症(精神障害)は欠格事項にあたる(オープン就労)。それでどうして自分が警備員をやっているのかと言うと、医師の診断書によるのだ。つまり、警備員は精神科医がやっていいと言えばやっていいという事になる。
今時の精神病は、昔ほど重い病気ではない。医師も、それほど厳しく診断するというよりもどちらかというと応援してくれている感覚がある。
現代は、精神病にかかったからといって全て終了という時代ではない。身障者なんかでも乙武さんみたいな人もいるし、精神障害者でも諦めなければ充分生きて行く事は可能だ。

警備員の当務について、個人的に思う事

ところで警備員には、当務という勤務形態があって、これは単に二四時間勤務の事だ。要は一日に、二日分働くのだ。
一般的に一日に八時間勤務として、二四時間勤務の中で基本的に四時間は休憩で四時間は仮眠みたいな感じの勤務形態である。そうすると二四時間勤務中に実質一六時間勤務になる為に、一日で二日分の勤務という計算になる。それで、次の日は休みだ。
深夜手当とか残業手当とかも付くから得だという見方もあるだろうし、特に興味がないという人もいるだろう。自分としては通勤の回数が減るし、そこそこ得だと思ってやっている。
統合失調症患者という立場上夜勤は控えた方がいいと言う人もいるけど、医師からも許可は得られているし自分としては特にそういう事も気にしていない。
そもそも、統合失調症から社会復帰した時も新聞配達だった。新聞配達は当然、夜勤だ(朝刊の配達)。
つまり、社会復帰にはある程度の強引さが必要になるという事が、今日の結論だろうか。
自分は、障害者の分際で格好良く働こうとか甘いと思うけどね。社会復帰するなら新聞配達でも警備員でもとにかく飛び込んで行く事が重要だ。と、あくまでも自分は思うけど。

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