実は若手社員の方が本質を捉える力があるということ
こんにちは、しがサラです。
ビジネスにおいて。
優秀な人と、そうでない人の差を計るとするならば、本質を捉える力があるか・ないか、という論点になるでしょう。
実は、その本質を捉える力というのはベテランよりも若手社員の方があるということをご存知でしょうか?
解説していきたいと思います。
若手社員の最大の強み
これは、ずばりゼロベース思考になりやすい頭の柔軟性を持ち合わせているということです。
若手社員には経験やスキルが不足しています。
目の前や問題や課題と対峙した時にアプローチが浮かびません。
その浮かばない状況こそが、ゼロベース思考の土台となります。
若手が感覚的に、直感的に感じる違和感。
これが課題の本質であったりします。
ベテラン社員は、スキルも経験値もありますから、様々な想像を膨らませ、いくつものアプローチを考えます。
陥りやすい罠として、それらが鎖のようにまとわりついて、本質を見失うことがあります。
リスクは度外視
これも若手社員には想像のつかない領域です。
リスクの大きさは、経験値の少ない若手社員にとって掴みづらいものです。
問題や課題に対しての、リスクという観点は持ち合わせていません。
本質を見抜く際には、リスクを考えることは悪手です。
それが結果的に若手のゼロベース思考を手伝っています。
リスクというのは、問題に対しての打ち手を考えるときに初めて、リスク許容度の話がテーブルに乗ります。
どうしても、ベテラン社員は賢いので打ち手や実現可能性から考えがちです。
新入社員のような若手社員は、基本的に○か×かという世界線でしか物事を考えれません。
ベテラン社員のように、△も□も知らない訳です。
おのずと、思考がシンプルになるのも納得できますね。
企業として活かすには
若手社員が本質を捉える才能があることは、ご説明しました。
もちろん、ベテラン社員でも優秀な層は本質を見抜きます。
大切なことは、組織が柔軟性を持ち、新しいアイデアを歓迎する文化を醸成することです。
若手社員には、感覚的に捉えたものを言語化するスキルや盤石な社内コミュニティを築けていません。
ベテラン社員が迎合することにより、企業の生産性が上がっていきます。
私個人的には、生産性を上げるというのは
落としどころを見つけること
だと思っています。
どのような大企業であっても、100点満点の企業はありません。
理想の姿を叶えるために、現場と管理部門と経営層のそれぞれ100点を持ち合わせて、落としどころを見つけること。
その作業こそが生産性が上がる根本だと考えています。
立っている場所は違えど、向いている方向が同じ。
そんな状態が素敵ですね。
新入社員に新しい風を!と、よく社長が挨拶をしたりしますが、その手前で企業文化を醸成することは必須です。
むしろ、新入社員がいる目線に落として話をすることが大切です。
私はよく、人事企画書を部署の後輩に見てもらっていました。
感じたままをフィードバックしてもらうと、気付きが多かったです。
皆さんの会社はいかがでしょう?
若手の声を拾えていますか?
是非、ご参考になれば幸いです。
コメントお待ちしています。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?