見出し画像

【番外編】ジブン株式会社設立趣意書

 voicyにて、木下斉さんの放送で紹介のあった、設立趣意書。
 その中で1946年(昭和21年)1月、ソニーの創業者のひとり、井深 大(いぶか まさる:ファウンダー・最高相談役)が起草した。
   「東京通信工業株式会社設立趣意書」
というものがあることを知り、目を通しました。
 
 ジブン株式会社経営の軸となる部分のため、書いてみることにしました。
 また、子どもにも書かせたいと思えるものでもあります。
ただし、やはり大人がまずは、やってみることが重要!
 以下、ジブン株式会社の設立趣意書を記します。

 (注)書き直し、追加、削除は常に自由です。


・設立趣意書

 小学校3年生頃に、両親が離婚。
 家族が壊れる経験を通じて、家族の大切さを考えるようになる。
 母子家庭として育ち、経済的困窮を考えるようになる。
 時代は、失われた30年の初頭。
 身を立てるには、学問しかないと考える。
 将来の不安からグレるという選択もなく、学校的価値基準の盲目的信奉者となり、ひたすら勉強するようになる。
 高校生になり、進路選択を考えるようになった時に、
    山口県光市母子殺害事件
について知る。
 突然、家族が壊される人がいるという社会の理不尽に激しく怒りを覚える。
 そのような理不尽な被害に遭う人々のための仕事がしたいと思うようになる。
 大学進学学部選択の時期も相まって、刑事事件、裁判、法律に興味を持つようになり、法学部進学を目指す。
 この時は、ロースクール構想も立ち上がり、司法試験のハードルが下がる気分があり、法曹を目指す。
 しかし、新司法試験にあっては、
    ・旧司法試験組の滞留、ロースクール制度
     への参入(競争の激化)
    ・リーマンショックによる就職環境の悪化       
    (失敗の許されない状況による動揺)
により、不合格となる。
 新司法試験は、五年以内三振制のため、あと二回試験のチャンスはあったものの、年齢を消費することのリスク、法曹の未来への疑問から、損切りする。
 絶望の中、今のように第二新卒という言葉もなく時代。
 さらには、リーマンショックから各企業が一斉に採用を絞っていました。
 理不尽な被害に遭われた方のために仕事をしたいという気持ちはあるものの、現職になった理由は、
      お金
      安定 
      採用試験が簡単
からである。
 全く、聖人君子のような考えはない。
 永遠の0の宮部久蔵のような貧しさから食べるためにその仕事を選んだ、大義なんてないと思っている。
(熱意100%よりも結果として長く続けるコツ・性質につながっているかもですが。)
 不純な動機?、その時たまたま選んだ現職であるが、
   以外に法律を使う
   扱う業務・人の幅がかなり広い
   瞬間的に現場判断の裁量が大きい
という性質があり、自分に合っていると思う。(市役所のルーティン業務は性に合わず死ぬと思う)
 また、扱う事案のほとんどがクソ人間であるが、100人に1人の割合で真に同情しえる人がいるのも事実。
 そのような人のためであれば、お金でなく働きたいと思えることに気がつく。
 中村淳彦さんのvoicyの放送「自分の個性と向き合う」にて、
   凄惨な事案に対する心の持ち方
に優位性があることに気がつく。
 どういうことかというと、普通凄惨な事案を直接遭わなくとも、同事案を見聞きするなどすると自分も同じような心の負担が生じるおそれがある。
 いわゆる「代理受傷」。
 私は、その辺がドライ、心の守り方に長けていることに気がつく。
 あまり、マネタイズしない才能とも思う。
 しかし、異常な才能も殺人鬼とし使い身の破滅をするのか、社会に役立つように使うかのかによって大きな違いが生じる。
 才能のベクトルを正しい方向に導けば、幾ばくかのお金を得ることができることになると思えるようになる。

 

・会社創立の目的

一、何の落ち度とない人が、苦しむようなことがな     
  いよに最善を尽くす
一、安全・安心とは何かを追求する
一、被害に遭われた人(真に同情できる場合のみ)  
  に寄り添う
一、社会の病巣がどこにあるのかを見極める
一、社会の病巣を取り除き、根本的な解決が図れな                 
  いか検討する

・経営方針

一、流行は追わない
一、能力を正しい方向に活用して稼ぐ
一、自分ができないことを他人に命令しない
一、子供に恥ずかしくない生き方をする
一、家族、健康を大切にする
一、いつでも辞める勇気を持つ(宮仕え精神の排                
  除)
一、0から1に対するリスペクトを忘れない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?