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私たち、本当は何もいらなかった。

どこへでも住めるようになるとしたら、というテーマで書くって、

なんかワクワクするね。

私は滋賀に住んでいて、京都が大好きで、すぐに車でも電車でも行っちゃう。

例えば、おいしい珈琲を飲むためだけに行ったり

例えば、ただ街をプラプラ歩くだけのためだけに行ったり

例えば、気になるホテルに泊まるためだけに引きこもりに行ったり。

その時の荷物は特に何もなかった。

私は着心地のいい服を身に纏って
履き心地のいいスニーカーで
すぐに石鹸で落ちるような薄いメイクと
扱いやすい黒髪のボブで
洗面所で手洗いできる下着たち

ホテルのアメニティで全て済ませるような荷物

ちょっとそこまで散歩をしに。

そんな旅スタイルが私の好みだ。

ホテルが心地よければ

特にプランは決めない。

特に予約もなく

人が混んでいるところに並ぶこともしない。

時間の流れをずらせば、全てがスムーズに運ぶから。

高級なホテルのレストランも

コースを頼む必要もない。

少しの前菜や盛り合わせと

カクテル2種類

それだけでよかった。


ホテルの値段は知らない。

毎月1万円だけ、お出かけ費をサブスク払ってて

好きなときに予約する。

好きなホテルに好きなタイミングで。


お買い物はとてもシンプル。

私の中ではとても高い3万円のニットを買った。

だけどそれはひとりの職人さんの手によって

丁寧に編まれたもの。

そういったものは、手を触れたらわかる。

そういったものは、見栄で買うことはなく

ずっと大切に使いたくなる。

ありがとう、っていう気持ちで

3万円を送り出せる。


もし私たちがこの非日常を味わうように
日常を味わえるなら
もし私たちがどこへでも住めるようになるのなら


自分を大切にするゆとりがあること
誰か愛している人といること
美味しい食べ物があること
安心できる場所があること
季節の変化に気づけること

自由があること

本当はこれだけ。

本当は何もいらなかった。

どうする?じゃなくて、

何もいらなかった。

やめていい。

よくばってもいい。


同じ場所で歯を食いしばって変化することを恐れて生きなくていい。


もし、どこへでも住めるようになるのなら、

身ひとつ大切にするだけで

すぐに手に入る。


そんな感じ。


昨日のお酒、まだ抜けてないw

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