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【2023シティリーグS4 ベスト4】 アルセウスギラティナwith空飛ぶピカチュウ

1.はじめに

はじめまして、ばりおと申します。

名前の由来はバリオニクス・ワルケリ(Baryonyx walkeri)というスピノサウルス科の恐竜から名前をいただいてます。ジュラシックワールド-炎の王国-でも出演し話題になった子です。めっちゃカッコイイので気になった方は調べてみてください。
まあこの話は置いといて、笑

今回は4/15(土)TUTAYA 津田沼店で開催されたシティリーグシーズン4にでベスト4に入賞しましたので当日使用したデッキ構築、経緯について記事を書かせていただきたいと思います。
ポケカはVMAXクライマックスから購入しコレクションのみで、デッキをちゃんと組んで大会に出ることはしてませんでした。それで去年の今頃にジムバトルに出てポケモンカードゲームの面白さに気付き本格的にシティ入賞やCLで勝つことを目指すようになりました。

そのため、始めてから約1年という期間になりますが、ようやくシティリーグで入賞という結果を出せたので記念にnoteを書かせていただきます。
今回が初のnote投稿なので至らぬ点があるとは思いますが、是非読んでいただけると幸いです。

【参考までに今までの公式中型大会以上の戦績】
2023 S1 アルセウスギラティナwith空飛ぶピカチュウ 4-1(10位/56名)
2023 S2 ルギアVSTAR 3-2(23位/71名)
2023 CL京都 ロストゼクロムチャーレム 0-3ドロップ
2023 S3 ロストバレット 3-2(15位/50名)
2023 S4 アルセウスギラティナwith空飛ぶピカチュウ ベスト4 /48名

2.当日のマッチアップ

予選
◯先行 1-0ロスト(種切れ・デッキ不明)
◯後攻 4-0ロトムジバコイル(種切れ)
◯後攻 5-2サーナイト(お相手詰み盤面のため投了)
◯後攻 6-0ロストジュラルドン
◯後攻 6-2サーナイト
単独1位

トナメ
◯先行 4-1ロスト(時間切れ)
✕後攻 2-6ロスギラ

3.構築経緯

まず、シティリーグ開催の日付が4/15(土)という日程で新弾のスノーハザード・クレイバースト発売の翌日になってしまいました。
曲者カードであるディンルーexフォレトスexミカルゲ、強力なパワーとたっぷりバケツを内蔵したパオジアンex &セグレイブなどかなりの対策幅が広がってしまう印象を受けました。

デッキ選択としては現環境で最優力なサーナイトex、パオジアンex、ルギアV starなどのルール持ち+高耐久のポケモン相手に負けない性能で以下の3つがデッキ選択の要でした。

1.頂への雪道を強く使える
2.相手へのロック性能も兼ね備られる
3.相手のサイド2枚取れる高火力がある

この要件を満たすので最初に思い浮かんだのがアルセウスケッキングでした。
アルセウスで加速し、空ピカも添えてチェレンで耐久、エンペルトVやミカルゲで特性ロックなどを混ぜながらおまもりorベルトのケッキングで倒す、といったコンセプトでした。

実際に組んで1週間これで出る気満々だった私ですが(笑)、ケッキングがおまもり+ベルトの両方を結局付けたい気がしてならず、おまもりならボスの指令がセットであることからアルセウスに基本エネ3+ベルトで充分であることがあり、リモート対戦でボコボコに負けを繰り返し13日の深夜(14日の午前1時)にデッキを解体し、アルセウスギラティナwith空飛ぶピカチュウを握ることに決めました。

このデッキタイプは私がS1の時に(当時Dレギュ入り)使っていて解像度はそこそこ高く、どのデッキにも弱くもないようなデッキタイプだと感じていました。
ピン刺しのカードも多いですが、デッキ圧縮を欠かさないこと、相手を止めてこちらがサポートや展開を準備する盤面を作っていけるような構築にしました。
また、耐久カード0でのチェレンの気くばり2採用、というのは中々ない構築だとは思います。後述で詳しく解説しますが、現環境でHP280を序盤でワンパンしてくるポケモンVはギラティナ、バンギラスVの2種のみだと思います(ミュウはあなぬけなどの対応札が多い)。つまり、ほとんどのデッキタイプに対してVガード、サーナイト、ノコッチによる少し残る耐久を維持する必要がない、ギラティナはギラティナで、ルギアバンギラスにはそらをとぶピカチュウで対策が可能である点からその枠をデッキを回すカードに当てることにしました。チェレンの採用は不利対面であるサーナイトexやルギアV STAR に勝ちにいく事のできるカードのため、優先的に採用しました。
また、ロストマイン×2を狙われるイキリンコの回収手段としても機能します。

4.当日使用したデッキレシピ

当日のレシピは以下画像を使用しました。
デッキコード:pRMS2X-4wSqRk-Spy2M3

5.お世話になったサーバー

特にポケカのチームに属していない私ですが、リモート対戦文化のおかげで時間を問わずに練習することができ、構築相談などもしてくれる活発なサーバーを利用しており、こちらのサーバーがなかったら入賞することも難しかったと思っております。
今回は管理人さんから許可をいただきましてお世話になったサーバーを2つ紹介させていただきます。
・コッコ・ハウス(管理人:くぼさん Twitter ID:@Kubo_Acerola)
コッコフェスやくぼ杯、ミニくぼ杯など小型~サーバー対抗戦などの大型イベントなども開催しています。
もちろんフリー対戦も盛んです。
URL:https://discord.gg/gwjyT2Rf

・アルセウス専用サーバー(管理人:なのはさん Twitter ID:@nanoha_YP )
アルセウス専用のサーバーで日々アルセウスの研究をしているサーバーです。
鍵部屋でシティや大型大会前の隠し構築や議論が毎日行われています。
今回の使用したアルセウスギラティナそらをとぶピカチュウの細かい採用枚数もこちらのサーバーを参考にして構築しました。

招待制のサーバーのため、気になった方は管理人さんに直接アポイントをお願いします。

6.採用カード解説

ポケモン編

・アルセウスライン 3-3
エネ加速要因+スタバ要因
イキリンコ、ヘビーボール入りなので3-3の採用。

・ギラティナライン 2-2
高火力要因
1体立てば十分だが、ミルタンクやミミッキュに対応できないため2-2採用。

・そらをとぶピカチュウライン 2-2
ロック+要求を高める要因
流行るとされていたパオジアンex、ディンルーex、現環境トップクラスのルギアV STAR、サーナイトexにも有効。
特にパオジアンとルギアV STARはそらピカを1体は処理出来ても2体目は処理できない事がほとんどのため2-2採用。

・ビーダルライン 1-1
ここは安定感を求める方なら2-2だと思いますが、
そこまでビーダルを無理に建てなくても回るので、後半のナンジャモ、ツツジ、ジャッジで流された際にドローできるように中盤までに準備できればなので1-1採用。

・ドラピオンV 1
単純にミュウ対策、こいつで3枚取っておかないと遅れてしまうため。
苦手とするサーナイトにはギラティナではなくドラピオンにエネ加速するタイミングも必要になる。

・イキリンコex 1
新弾発売のカード
初動アルセウスに手貼りの安定性を高めるカード
使えれば山の圧縮にもなる。
ある程度の要求が満ちるのであれば出さなくてOK。

・マナフィ 1
月光手裏剣で耐久ライン減らされるのを防ぐ+カイオーガ対策のため採用。

グッズ編

・ボール系
ネストボール 4
ハイパーボール 4
キャプチャーアロマ 1
ヒスイのヘビーボール 1

ネストハイパーは言わずもがな4-4、進化ラインは実質3であるが、展開+山圧縮になるのでアロマは1、ビッパ1なのでヘビーボール1での採用。

・ポケモン入れ替え、あなぬけのひも 1-1
入れ替え札はないとアルセウスには致命的なので2枚は採用。
裏を取りにいけるのは優秀なのであなぬけのひもも採用。

・すごいつりざお 1
イキリンコや博士でトラッシュ、コストにしたエネなどを戻せる手段があるだけ優秀。
特にギラティナを使用する場合、エネ管理が重要なので1枚採用。

・こだわりベルト 1
まだまだ環境にいるVポケモンを倒しに行く際に使える。
アルセウス、ギラティナ、ピカチュウ誰に付けても役割があるので採用。

サポート編

・ナンジャモ 2
妨害兼ドロー
序盤は大量ドロー、後半は雪道と併せてロックと手札流しとして優秀だが、自分優勢の後半はビーダルが立っていないと腐り安いため2枚採用。

・博士の研究 2
基本サポート
ナンジャモが腐りやすい中盤に打って展開していきたい。
多すぎても余るので2枚採用。

・ジャッジマン 1
手札干渉札
序盤の雪道と併せて使いたい。ナンジャモだと上手く躱される可能性が高いため1枚採用。

・チェレンの気くばり 2
耐久札兼入れ替え札
アルセウスがダメカン乗っていてもチャラになる+エネ節約になる
博士やイキリンコで捨てる可能性もあるので2枚採用。
相手は2枚目を警戒しにくい。

・キバナ
展開補助
アルセウスで殴らなくなったらエネが切れる可能性もあるのと雪道をサーチできる点から採用。

・ボスの指令 2
サイドレース用
3は多すぎるので2枚採用。

・セレナ 1
対Vボス+弱い博士
ボス3にするよりはデッキの循環を優先したため1枚採用。

スタジアム編

・頂きへの雪道 3
妨害札
デッキのコンセプトである相手を止める札なるべく2回は貼りたい。

・嵐の山脈 1
展開札
アルセウスの加速のタイミングでギラティナや空ピカが引けないことがあるため予備+雪道を割る札として採用。

エネルギー編

・ダブルターボエネルギー 4
・雷エネルギー 2
・超エネルギー 3
・草エネルギー 3

ギラティナのロストインパクトで邪魔しないエネ配分。

採用を検討したカード

・ミカルゲ
対ミュウ+ガラルサンダー対策。
一定数いるであろうミュウと、ガラルサンダーV、ネオラントに対して有効なカード。
ベンチ圧迫と、雪道を貼るなら意味があるか怪しいため、不採用

・Vガードエネルギー
耐久カード
サーナイトに弱いのに余計な札を増やしてどうする??といったところで不採用

・かがやくサーナイト
上記と同じ理由

・ジェットエネルギー
入れかえ兼エネルギー
便利だが、持ってくるのはスタバ☕のみ、初手でダブルターボが引けている事が絶対条件
再現性が低いため不採用

採用枚数について

・ナンジャモ、ジャッジマン
ビーダルがいるなら後半のナンジャモが相当強く使えるので、雪道で相手を崩すのであれば、2-3,3-3あたりの採用枚数にしても問題はなさそうだと感じました。

・空ピカライン、ビーダルライン
本来はここは逆になっているリストが多いですが、空ピカが刺さる相手に対して上がサイド落ちはわりとどうしようもないため多めになってます。
ビーダルは相手によって立てる立てないが変わるのでいなくても何とかなる、変にボスで縛られて負け筋にはしたくないと感じました。

7.基本的な立ち回り

・1ターン目
アルセウスを展開、手貼りまでは必須条件
相手のデッキタイプがわかるならイキリンコで回すか、ビッパを立てるかは選択
楽に2-2-2を取られたくないのでアタッカー以外は出さないようにプレイしていきます。

・2ターン目
アルセウスを進化させ、足りない部分をスタバ☕して集めていきます。
理想としてはジャッジマン+雪道、相手のデッキタイプに合わせギラティナorアルセウスor空ピカを展開しアタッカーを選択します。
空ピカの場合、ダブルターボ対象ですが140打点というのは非常に弱く、160、310ラインを倒しにくくなってしまいますので基本エネ3枚が理想です。(2体目はターボで十分です。)

・3ターン目以降
チェレンを使えるのであれば前のアルセウスを回収し、後続のアタッカーで殴っていく。
この辺りからビーダルを立てていけると理想で、相手のナンジャモで止まりにくくなる。
相手に応じてアタッカーを入れかえ続けながらチェレンでアルセウスを回収、空ピカで相手のリソースを多く割かし、相手のルール持ちにはギラティナで倒していきます。
雪道は割られてもいいので貼れるなら貼っていきましょう。

8.対環境デッキ

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