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始めての妊婦

長男を出産してから、もうすぐ10年が経とうとしてい経とうとしています。
 
出産したのが、ついこの間という気もするし、かなり前の出来事にも感じます。

妊婦って、そんなに体験できるものでもないし、自分の中に、もう一人の人間がいるって、かなり不思議で、貴重な体験でした。

結婚してから、6年目で妊娠することができました。待望の妊婦でしたが、喜びもつかの間、すぐに「つわり」がやってきました。

なんだか、常に、船酔いの状態で、気持ち悪く、時々嘔吐してしまうといった具合。もともと嘔吐することに慣れていないし、すごく嫌悪感もありました。船酔いは、船から降りれば自然となおるけれど、つわりはどうやったら収まるんだーと、絶望感に打ちひしがれる毎日。
はじめの2~3か月は、今思い出しても、かなりきつく、長い期間でした。つわりが軽くなる薬が欲しいー、だれか開発してー、と叫んでいました。

食事もあまり食べることができないので、体重はかなり減っていきました。ある1日は、かなり具合が悪く、ベットからも起きられない日がありました。食事も水分も、丸一日食べる事が出来ず、自分でも、やばいなって感じ。夫もかなり心配して、本気で入院した方がいいんじゃないかと考えていいました。
色々と、今、食べられそうなものを買ってきてくれて、翌日、その中でも、アイスの実を食べることができました。絶食あけのアイスの実。とても冷たくで、体にしみわたりました。結局、2~3個食べることができ、それがきっかけで、すこしずつ、食べることができるようになりました。


私は、栄養士をしていて、食べられない患者さんに、色々な対応をしてきました。でも、実際に、今まで自分が食事を食べられないことがなかったので、患者さんの気持ちは想像でしかありませんでした。
でも、実際に、体験して、こんなにも食べらないことって、つらいことなんだ。食べられないときは、何をしてもダメだけど、ちょっとしてきっかけで、食べられることもあるんだーと実感しました。


ただ、冬だったので、夫がアイスの実をまた買ってきてくれようとしましたが、売っていないようで、かなり探し回ってくれたようです。色々と動きまわってくれて、感謝しかありませんでした。
冬にさっぱりとしたアイスは、売られていないんだな、と実感しました。あまりそんなことを考えることもなかったけど、夏と冬では商品も変えているんですね。

なんだかんだで、つわりが収まってからの時期は、食事も食べることができ、安定した日々を送ることができました。

なんでも体験すると、想像していたものとは違うんだな、と実感した妊婦生活でした。人によって、全く違うものですね。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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