見出し画像

オフコース全曲分析みたいなもの(?) 序章みたいなもの



概要みたいなもの

かつて3年ちょっとの短い期間ですが、私はオフコースの熱狂的なファンでした。ですが徐々に興味が薄れ、鈴木康博の脱退とグループの活動休止を機にオフコース離れをしたのです。

ところがここ数年ほどで、懐かしさもあってか興味が再燃し、また動画サイトやサブスクなどで手軽に聴けるようになると、当時とはまた違った感覚で色々掘り下げて聞くようになりました。

情報などもネットで詳しく拾えるようになると、さらに掘り下げた情報や、いろいろな方の感想も求めるようになりました。

そんな中で感じたのが、アルバム全体、あるいは有名曲のレビューはそれなりにあるのですが、1曲1曲に言及したものは少ないなと。触れていたとしても曲によっては1行程度しか書かれてないものも多く、それが好きな曲だとちょっと悲しかったり…

そこでふと思ったのが「無いなら作ればいい」という、安直で後先考えない発想でした。

と言うことで、拙い音楽知識と楽器演奏経験、さらには当時の思い入れと改めて聴いて発見したこと、感じた事などを、長期スパンで綴ってみようと思った次第です。

方針みたいなもの

とりあえず順番としては、まず初めて買ったアルバム『SELECTION 1973-78』を皮切りに、初めて買ったオリジナルアルバムの『Three and Two』、その後は時系列順か好きな順か決めてませんが2〜5人時代のアルバム曲、そのあとでシングルのみの曲など触れていければと思います。

そこまで辿り着けたら4人時代や、2人になる前のシングルなどにも触れようかと。まあそこまで行けるのはいつやらと言う感じですが…道のりは遠い…

あと、基本的にアルバム初出重視で行きますので、例えば『のがすなチャンスを』とかは『SELECTION 1973-78』の記事として書いても、『この道をゆけば ⁄ オフ・コース・ラウンド 2』のバージョンを主記事にして、『SELECTION 1973-78』のライブバージョンは別バージョンとして項目を分けようと思います。

また、人物名は原則、敬称略で行きます。これは敬称付きや愛称を使っちゃうと、どうしても思い入れの差が見え隠れしてしまうので、ニュートラルなスタンスを維持するためと、あとは単純に面倒くさいというのもあります。

出会いと別れみたいなもの

ここでざっと私とオフコースとの出会いと別れについて。

それはおそらく1979年の春頃、中学生だった私は、その頃の同世代がみんなやっていたように、ラジオの深夜放送を聴いていました。

流しっぱなしだったので、番組名などは全く覚えてませんが、そこに妙にテンションの低い2人のおじさ…いえ、お兄さんがゲストとして出てきました。

司会の人が「オフコースのお2人です」と紹介したその人たちは、「眠いです」とか言いながらボソボソと終始低いテンションで喋っていました。

その時点では「オフコース」というグループ名と、当時最も長寿の「ニューミュージック系」グループということしか知らず、曲も聴いたことなければ、メンバーが何人なのかも知らなかったのです。

そんな中で「最新曲」としてかかったのが『愛を止めないで』でした。

衝撃でした。

え?喋ってる声と歌ってる声ぜんぜん違うやん?
このテンションの低い人たちが、こんなに快活で爽やかな曲を演奏してるの?

と、一気に興味を持ったのでした。これが以降3年ちょっとにわたって追いかけることになる、「オフコース」との出会いでした。

その後は『SELECTION 1973-78』を最初に、お小遣いの許す限りアルバムを全種、追ってシングルも出ている限り買い求め、暇があれば、いや、なくても聴き続けたのです。

その間に彼らは『さよなら』で大ブレイクし、一気に周りでも認知されて、嬉しいような寂しいような感覚を覚えたものです。

またその影響でギターを始め、高校生になってからはこの難度の高い作品群を必死でコピーし、仲間うちですがコンサートを開いたり、さらにはいろいろな楽器に手を出し、拙いながらも自作曲を作り始めるなど、大きな影響を受けました。

ですが早くも『over』あたりで違和感を感じて、鈴木が抜ける抜けない、解散するしないと言う話が出るころには、かなり興味が失せつつありました。

結局『I LOVE YOU』『NEXT』を最後に足抜けして、その後4人で復活した後も、特に追いかけることはありませんでした。

締めみたいなもの

ということで、まずは『SELECTION 1973-78』を皮切りになんとか「全曲分析(?)みたいなもの」を進めていきたいと思います。

とはいえ私はプロのミュージシャンではないし、正式な音楽教育を受けたわけでも無いため、きっと色々な間違い、勘違いも続出するかと思われます。

そんな時は優しく間違いを指摘してもらえたら…とっても凹みつつ、嬉しく思うかと。

それでは始めましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?