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最近、よく聞くスギ花粉症の舌下錠は、こんな薬です!

 まもなく花粉症の時期になります。花粉症の治療法の一つに「アレルゲン免疫療法」があるのは知ってますか?
このアレルゲン免疫療法ですが、薬を少量から少しずつ量を増やして繰り返し投与することにより、体をアレルゲン(スギ花粉)に慣らして、症状を和らげていく治療法(減感作療法)です。
 薬として、スギ花粉から抽出したエキスから作られている「シダキュア
舌下錠
」があり、5歳以上のお子さんから成人までを受けられます。
この薬は、舌下錠で、舌の下(裏側)から投与していく方法です。
舌の裏側は、口腔粘膜が薄く、粘膜下の血管も多く普通に飲み込むよりも
薬の吸収が比較的速く、速やかな効果が期待できることになります。
<この治療法について>
先ず、検査をして「スギ花粉症」と診断されていることが必要です。
●治療開始時期は、スギ花粉の飛散する前後は、治療を開始できません。
治療開始が可能なのは、6~12月の花粉が飛散していない時期です。
スギ花粉の飛散が始まる3ヶ月以上前からの治療開始が効果的と言われて
います。
<シダキュア舌下錠> 
舌の下(裏側)に置きやすいように薄い錠剤
●投与方法 ➡ 舌の下(裏側)に薬を置き、1分間保持した後、飲み込んで
下さい。
●投与時の注意点
舌の下に置くと、すぐ唾液で溶けてなくなりますが、唾液はすぐには、
飲み込まずに1分間舌の下に保持して、その後、5分間はうがいや飲食を
しないこと。

吸湿性があるため、服用直前に乾いた指で取り出して下さい。

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