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同じ有効成分(アセトアミノフェン)でも処方薬と市販薬で、対象年齢・服用時の注意が違う場合があります😮

 医療機関(クリニック・薬局)から処方された薬と同じ成分でも、市販薬では対象年齢や服用時の注意が違う場合があります。
頭痛・生理痛や発熱時に繁用される「アセトアミノフェン製剤」を例として説明します。
🔹処方薬:カロナール錠(あゆみ製薬)
[ 用法用量 ] 1回300~1,000mgを経口投与。投与間隔は4~6時間以上。
[空腹時投与] 空腹時の投与は避けることが望ましい。
[ 小児への投与 ] 体重1kg当り1回10~15mgを経口投与🔖。
投与間隔は4~6時間以上。
    🔖 ➡ 体重20kg:200~300mg、体重30kg:300~450mg

🔸市販薬①:カロナールA錠300mg(第一三共)
[用法用量] 1回1錠(300mg)を1日3回まで。投与間隔は4時間以上。
[空腹時投与] なるべく空腹時投与は避けること。
[小児への投与] 15歳未満は❌

🔸市販薬②:タイレノールA錠300mg(J&J)
[用法用量] 1回1錠(300mg)を1日3回まで。投与間隔は4時間以上。
[空腹時投与] かぜによる悪寒・発熱時は、なるべく空腹時を避けること。
つまり、頭痛等の痛みでは「空腹時投与を避ける]ではなく、空腹時にも
服薬可能となる。

[小児への投与] 15歳未満は❌

🔸市販薬③:リンクルN錠100mg(佐藤製薬)
[用法用量] 1回1錠(300mg)を1日3回まで。投与間隔は4時間以上。
[空腹時投与] なるべく空腹時投与は避けること。
[小児への投与] 11~14歳:1回2錠、 5~10歳:1回 1錠、5歳未満は

📌処方薬で飲んだ事があるからと安心しないで、市販薬を購入した場合には、きちんと飲み方等を確認して下さい❗

[ 豆知識 ]📝
カロナールは、糖分の多い餡・クラッカー・ゼリーなど炭水化物を多く含む食事と共に服用すると ゛炭水化物と複合体と言う形゙ を形成して、吸収する速度が低下し、効き目が遅くなります。
素早い効果を望む時は、これらと一緒の服用避ける方が良いです🤔

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