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🤔坐薬or座薬、どちらが正しい書き方❓ 調べてみました。

 日本薬局方と言うくすりの専門書厚労省ホームページでは「坐薬」と
なっていますが、最近はTVや新聞或いは医療機関のホームページ「座薬
と言う書き方が見られます。どちらが正しいのでしょうか❓
」と言う漢字には 、穴に潜り込むの意味や座る動作が示すので、文字
の意味からみるとお尻の穴から入れる薬として「坐薬」なのですが、
この「」と言う漢字が常用漢字表に入っていない為に、座る場所を意味
する「座薬」の表記も使われてきたようです。
結論から言うと「座薬でも間違いでは無いと言うことになります🎶
 こうした混乱の一因は、この剤形が一般市民に知られたのは、痔治療薬
ボラギノールが 1921年に発売
されるまで知らなかった。
つまり、それまでは目にしたことも使ったこともなかったわけです。この時代は、いまの様に薬剤師からの薬の説明がない時代で、「薬は内服するもの」と思っている時代です。痔を経験し、使用したことの無い方が「坐薬」の文字を見ただけでは「坐って飲む薬」と誤解しても不思議ではなかったと思います。
 指揮者の小澤征爾さんは、自らの経験としてパリで解熱の「坐薬」として
受け取った際には、この「坐薬」を飲みこんだと述べてます。
  普段、目にする薬剤では「坐薬」の薬剤の意味である「坐剤」表記が
多いようです。さすがに「座薬」表記の薬はありません
🔶坐剤&坐薬の例
🔸坐剤 ➡ 病院から処方される解熱薬 アルピニー坐剤、ダイアップ坐剤や
便秘薬 新レシカルボン坐剤、吐き気止め薬 ナウゼリン坐剤、痔治療薬 ボラザG坐剤など
🔸坐薬 ➡ 市販薬のこどもパブロン坐薬、コーラック坐薬タイプなど

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