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認めていないのは自分自身

わたしはカードリーディングをする。協会の認定を受けているものもある。副業ができないからというのもあり、他者へのリーディングはあまり行っていなくて、結果経験も積めないというスパイラルにはまる。カードリーディングに限らずなんでもだけど、同じくらいに始めた人はどんどん上達して、取り残された気分になる。性根を据えて取り組めばきっと開ける道もあると思うものの、人の何十倍も時間が必要となるわたしの才能のなさもあり途中で心折れる。できる人と比較されては落ち込み、相手の輝かしさを見ては落ち込みを繰り返す。

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こないだあるカードリーディングのセミナー(所属している協会主催)に参加した。場の雰囲気はわかっているけど新しいカードはまだ馴染みがなく、スプレッドもその時初めて見たのできちんと理解しきれないまま練習会に。相談事に『カードリーディングを楽しむためのメッセージ』として自分からでも読み、読んでもらった。

ちゃんとできてるじゃない!と言われても、わたしの心は、みんな優しいからポジティブな言葉をかけてくれてるんだ、と信じられず。でも何度も出たカードのメッセージ『自分を愛して』という意味をじっくり感じてみた。すると『認めてないのは自分だよ』と。

正しくリーディングできているのかな?きちんとできているのかな?変なリーディングとか、意味が通じないとか思われてないかな?とか、そんなことをすごく気にしていた。自信がないのだ。なのにどこかに、傲慢さも持ち合わせている。これじゃあ、相手を思う気持ちのリーディングにはなっていない。わたしはどこに意識が向いていたんだろう

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振り返ってみると、5年前、協会の認定を受けた時からも、格段に力はついている。それは、仕事で必要に迫られて身につけてきたスキルが功を奏している。すべて繋がっていて、すべてがありがたいこと。8年ほど前、課の方針が大きく変わり仕事の考え方にも改革があった。その時は辛く厳しいと思っていたことが、いま着実にわたしの身になっている。そんなことに想いを馳せてみたらすべては大切なこと。そして、周りの評価などではなく、やってきたことや生きてきたことすべてをこのリーディングにエネルギーを注いでいる。それを『できていない』と否定することはわたしのすべてを否定するのと同じ。

自分を愛するというのは、自分のやっていることをまるっと認めること。

やっとわたしはスタートラインに立てるのかもしれない。

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