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我、競馬に敗れたり―予想と回顧2 菊花賞編―


今日も元気に外してしまったので懺悔の更新である。鉄は熱いうちに打つ。感想戦は投了直後に行う。勝負師たちの姿勢から今日も学んでいこう。


10.24 菊花賞
阪神競馬場 芝3000m (右) / 天候:曇 / 馬場:良





投票内容
×アサマノイタズラの単勝
×ヴァイスメテオールの単勝
×馬連のボックス=ステラヴェローチェ、レッドジェネシス、アサマノイタズラ、タイトルホルダーから6通り

回顧
キングヘイローの秋である。ディープボンド、メイショウムラクモ、ヴァイスメテオール、アサマノイタズラと母父キングヘイローの馬が重賞レースで活躍中なのである。極めつけはピクシーナイトである。これを外して泣いたのでここでとりたいのである。
ディープインパクトの子×キングヘイローの組み合わせは相性がいいようなのである。共通点はスピードの持続力ということのようである。これは長丁場には合うのではないか。KINGは由緒あるヨーロッパ血統であるところの凱旋門賞馬の仔なのである。
そして混戦の菊花賞なのである。ダービー馬、皐月賞馬が不在なのである。
さらにデータ上は前哨戦として絶対的な地位を占めていた神戸新聞杯が前記事の通り中京開催(本番は阪神)×道悪(次走にダメージが残る)で指標としてアテにしづらいのである。これはわりと軽率な投票も的を射る可能性があるのではないか。
そういうわけで、実績上ステラヴェローチェが抜けていると思いつつも、キングヘイロー悲願の牡馬クラシック制覇に思いをはせ、相対的にセントライト記念組を有力視した構成におちついた。タイトルホルダーは逃げさえすればできる子であり、有力馬はみな後方一気なので先手が取れればセイウンスカイする可能性があると踏んだ。
オーソクレースも血統と実績で入れるべき要素を複数持っていたが、レッドジェネシスと比較の上、母父キングヘイローに盛ってしまったため投票枠が残らず大外ということで外れることになった。大雨で人気薄激走したレッドジェネシスには結構な恩があり、インをついて伸びたので体力はまだ温存出来たほうだろうという希望と何より長距離のG1はディープインパクト系の持続力のある血統で決まるのであるという先人の金科玉条に従った形となった。
結果は横山武史騎手のタイトルホルダーが予想(願望)以上にセイスンスカイする圧巻の勝利。生でセイウンスカイを見ていたらかくやという素晴らしいレースぶりだった。しかも菊花賞の逃げ切りは横山典弘騎手のセイウンスカイ以来で、レースラップも酷似していた。なんちゅう親子や。
しかしタイトルホルダーがあまりにもうまく逃げすぎたので、KING枠①ヴァイスメテオールは最初から最後までどこにいるのかわからなかったし、KING枠②アサマノイタズラもタイムを見た感じ上がり最速級で自分らしいレースを出来たものの追い込み一辺倒ではどうしようもなし。信頼の抑えとしたステラヴェローチェは2着争いの中4着に踏ん張ったが、やはり不良馬場の激走はきつかったようで少し鈍かった。レッドジェネシスも全く見せ場なしで、前走道悪を走った馬に菊花賞は無理があるということはデータの裏付け通りであった。ここは神戸新聞杯でかなり勝たせてもらった恩に引っ張られてしまったので大反省である。
2着にオーソクレースと3着に牝馬ながら福永騎手のディバインラヴと、秋華賞に続きルメール・福永のトップジョッキーコンビに「ドリームクラッシュ」されるという憂き目を見ることになった。もう逆らいません。すいません許してください。