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久しぶりに自分で指してみた日記④:vs 2級 アヒル戦法



今回は対人戦特有の揺さぶり戦法であるアヒル戦法と相対することとなりました。免疫がないのでやはりだいぶ焦ります。しっかり考えて対処できたのですが、とんでもないガバも起こり、反省の多い対局となりました。





先手:わたし 20級
後手:相手の方 2級

棋戦:将棋ウォーズ(10分切れ負け)
持ち時間:10分
手合割:平手
手数----指手---------消費時間--
1 7六歩(77) (00:01/00:00:01)
ここまで6戦ほど後手が続いていたので久々の先手。後手のほうが序盤はついていけばいいだけなので力を抜けるのか先手よりも勝率が3割ほどよいのですが、ちょっと変な話です。素人はだいたい悪手をさしてしまうので1手多いのは寧ろ不利ということでしょうか・・
2 8四歩(83) (00:01/00:00:01)
*△備考:居飛車
後手の得意戦法は早石田だったのですが、こちらのプロフィールを見て思うところがあったのでしょうか。早くも駆け引き。
  3 6八飛(28) (00:02/00:00:03)
*▲戦型:四間飛車
*▲備考:振り飛車
練習中はいろいろ試したりはしたのですが、結局のところよっぽど行き詰まるまでは指しなれたこの導入しかしないことにしました。
4 8五歩(84) (00:01/00:00:02)
5 7七角(88) (00:02/00:00:05)
6 8四飛(82) (00:01/00:00:03)
*△戦型:目くらまし戦法
でたわね。アヒル戦法。飛車角だけを前に出して自陣は左右対称な低い布陣を敷くことで大駒交換の利を自分だけに持たせようという戦法でした、たしか。激指先生と練習しているとまったくお目にかからないので、免疫がないんですよね。10秒将棋で時間切れの憂き目にあっているのでなんとか克服したいところ


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7 4八玉(59) (00:04/00:00:09)
うわーアヒル戦法だどうしよう。普通に美濃囲いにすると組んでる間に自陣がめちゃくちゃにされるので工夫しないといけない。(この間約4秒)
8 7四飛(84) (00:01/00:00:04)
9 7八銀(79) (00:04/00:00:13)
角頭の歩はもうしょうがないのでその間に別の利を求めないといけません。
10 7六飛(74) (00:02/00:00:06)
11 3八玉(48) (00:06/00:00:19)
12 1四歩(13) (00:01/00:00:07)
13 5八金(69) (00:08/00:00:27)
14 1三角(22) (00:02/00:00:09)
15 1六歩(17) (00:02/00:00:29)
16 7四飛(76) (00:01/00:00:10)
17 2八銀(39) (00:24/00:00:53)
よく見るとほぼ相振り飛車だな、と思ったので相振り飛車っぽい陣形にすれば大丈夫かと思うことにしました。この判断は大きな助けになりました。


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18 6二銀(71) (00:02/00:00:12)
19 6六歩(67) (00:07/00:01:00)
20 7一金(61) (00:03/00:00:15)
21 4八金(49) (00:09/00:01:09)
*▲囲い:金無双
22 4二銀(31) (00:02/00:00:17)
23 6九飛(68) (00:06/00:01:15)
とりあえず大駒に突っ込まれる隙だけつくらないように陣形を盛り上げるイメージでリフォーム。銀を繰り出して後手の飛車を追いかけながら逆襲できればいいかなという予定。


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24 3一金(41) (00:01/00:00:18)
25 2六歩(27) (00:06/00:01:21)
26 5二玉(51) (00:02/00:00:20)
*△囲い:アヒル囲い
*△戦型:アヒル戦法
27 3六歩(37) (00:03/00:01:24)
28 5四飛(74) (00:01/00:00:21)
29 3七銀(28) (00:02/00:01:26)
30 7四歩(73) (00:03/00:00:24)
31 6七銀(78) (00:07/00:01:33)
32 7五歩(74) (00:01/00:00:25)
33 6八角(77) (00:05/00:01:38)
34 9四歩(93) (00:02/00:00:27)
35 7九飛(69) (00:02/00:01:40)
36 7四飛(54) (00:02/00:00:29)
37 5六銀(67) (00:10/00:01:50)
38 7六歩(75) (00:02/00:00:31)
39 6五銀(56) (00:17/00:02:07)
40 8四飛(74) (00:10/00:00:41)
41 7六飛(79) (00:15/00:02:22)
7筋から逆襲できそうです。序盤をなんとかうまくやれたかなと好感触。


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42 7三歩打 (00:12/00:00:53)
43 7九飛(76) (00:10/00:02:32)
44 2二角(13) (00:07/00:01:00)
45 7四歩打 (00:28/00:03:00)
46 7四歩(73) (00:03/00:01:03)
47 7四銀(65) (00:01/00:03:01)
48 7二歩打 (00:04/00:01:07)
49 7三歩打 (00:05/00:03:06)
ここはゆったり銀を引いて立て直して飛車を追ったり角をつかったりすればいいのに、生き急いでしましました。大体だめになるのは上手くいっているときなんですよね。
50 7三歩(72) (00:01/00:01:08)
51 7三銀(74) (00:05/00:03:11)
アヒル囲い敗れたり!と盛り上がりすぎてまた大ガバをやらかしてしまいました…いつもこの73の利きを忘れるんですよね…。そのせいか三間飛車も試しているんですが極度に下手です。


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52 7三銀(62) (00:02/00:01:10)
53 5六歩(57) (00:15/00:03:26)
純粋な銀損はさすがに厳しいのですが、逆襲した7筋に命を懸けるしかありません。幸い後手の飛車はめっちゃ位置が悪いですからね。なにかあるかもしれない。ということでとりあえず角を使える形に。
54 8八銀打 (00:11/00:01:21)
*△手筋:桂頭の銀
得した銀で桂香を拾われてつらい。その間に何かが必要。
55 7八飛(79) (00:20/00:03:46)
56 9九銀成(88) (00:02/00:01:23)
57 4六角(68) (00:08/00:03:54)
遅きに失した角の活用ですがないよりはマシということで。
58 6二金(71) (00:15/00:01:38)
59 7四歩打 (00:15/00:04:09)
祈りを込めた一点突破。
60 7四飛(84) (00:03/00:01:41)
61 7四飛(78) (00:04/00:04:13)
62 7四銀(73) (00:01/00:01:42)
63 9一角成(46) (00:03/00:04:16)
飛車交換と馬を作りながら香車を拾えたのでちょっと盛り返した気がしてきました。ここからだ。
64 7三桂(81) (00:02/00:01:44)
65 7七桂(89) (00:13/00:04:29)
桂馬も損すると辛そうなので交換しに行きます。
66 7六歩打 (00:05/00:01:49)
67 6五桂(77) (00:15/00:04:44)
68 6五桂(73) (00:01/00:01:50)
69 6五歩(66) (00:01/00:04:45)
70 6五銀(74) (00:01/00:01:51)
71 7五飛打 (01:03/00:05:48)
ギリチョンの勝負っぽかったので、攻め合いの良し悪しの考慮にかなり時間がかかってしまいましたが、この飛車打ちに気が付いてよかったです。
なお水匠先生は激怒の模様。69飛車で
銀に紐をつけながら飛車打ちを先行されてつらくなるようで、こちらから69香と銀を狙ってから92飛車なら勝るとのこと。いやー、なるほどすぎる。大優勢をなくしてたらしいですが、もともと良くて五分くらいにしか思ってなかったので、銀を狙いながら寄せを狙うのはあってたし良しとしましょう。


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72 7二香打 (00:12/00:02:03)
73 6五飛(75) (00:08/00:05:56)
74 7九飛打 (00:15/00:02:18)
75 8五飛(65) (00:19/00:06:15)
76 3四歩(33) (00:08/00:02:26)
77 8一飛成(85) (00:15/00:06:30)
損した銀を回収、歩切れを解消、急所に龍。チョー気持ちいい。今日はこれが指せただけでも良かった(勝たないとだめ)


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78 5一桂打 (00:12/00:02:38)
79 8四桂打 (00:27/00:06:57)
80 6六角(22) (00:06/00:02:44)
81 5七銀打 (00:03/00:07:00)
82 5七角成(66) (00:06/00:02:50)
83 5七金(58) (00:09/00:07:09)
84 2七銀打 (00:20/00:03:10)
85 2七玉(38) (00:06/00:07:15)
86 2九飛成(79) (00:02/00:03:12)
87 2八銀打 (00:05/00:07:20)
香車を7筋で使いたかったので銀で受けたのですが、怒涛の攻めでもう一押しがあれば負けそうな状況まで追い込まれました。ひええ


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88 4五桂打 (00:11/00:03:23)
*△手筋:ふんどしの桂
89 4六銀(37) (00:08/00:07:28)
ここは両とりにげるべからずで72桂成で攻め切ったほうがよかったようですが、自信がなさすぎる。自陣の見切りのための問題演習はちょっと必要そうだ。


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90 5七桂成(45) (00:02/00:03:25)
91 5七銀(46) (00:01/00:07:29)
92 6一金打 (00:19/00:03:44)
自陣がちょっと楽になったので助かったのですが、この受けのためかとびっくり。くらくらしたよね。
93 5五角打 (00:41/00:08:10)
水匠先生はそのまま清算しても攻め切れたとお怒りですが、わからなくなってしまったのでB面攻撃と自陣に利かせる攻防風味の角を打ちました。結果的にこの手が後手のミスを誘えたようです。


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94 3三桂(21) (00:12/00:03:56)
95 2五桂打 (00:10/00:08:20)
角打ちの初志貫徹ですが、玉頭を進んで差し出すのは今見ると感心しませんね。
96 2五桂(33) (00:04/00:04:00)
97 2五歩(26) (00:01/00:08:21)
98 4四桂打 (00:12/00:04:12)
99 7二桂成(84) (00:25/00:08:46)
右側を見ている間に左から攻める算段が付いたのでいよいよ。しかし毎度のことながら時間が危ない。55角のくだりは確かに要らなかったですね…w


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100 7二金(61) (00:09/00:04:21)
101 7五香打 (00:02/00:08:48)
72の金が取れればたぶん勝ちだという雰囲気で指している。
102 3六桂(44) (00:04/00:04:25)
103 3六玉(27) (00:03/00:08:51)
104 2八龍(29) (00:02/00:04:27)
105 2八角(55) (00:09/00:09:00)
*▲備考:大駒コンプリート
相手のほうに落手が出ました。攻防風が活きる形となりよかったです。あとは時間切れの恐怖だけ。
106 4四桂打 (00:03/00:04:30)
107 3七玉(36) (00:01/00:09:01)
108 3六銀打 (00:14/00:04:44)
109 3八玉(37) (00:03/00:09:04)
110 7七歩成(76) (00:12/00:04:56)
111 7二香成(75) (00:01/00:09:05)
112 7二金(62) (00:01/00:04:57)
113 7二龍(81) (00:02/00:09:07)
114 4一玉(52) (00:03/00:05:00)
115 5二金打 (00:07/00:09:14)
最後のラッシュ。
116 3二玉(41) (00:02/00:05:02)
*△囲い:エルモ囲い
117 4二金(52) (00:01/00:09:15)
118 4二金(31) (00:01/00:05:03)
119 2二金打 (00:02/00:09:17)
120 3三玉(32) (00:05/00:05:08)
121 4二龍(72) (00:12/00:09:29)
一間龍だとばかり思っていたのでだいぶ焦りました。時間も危なかったですが、飛車をもう一枚持っていたのが思い出せて無事着地。


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122 4二玉(33) (00:02/00:05:10)
123 3二飛打 (00:02/00:09:31)
124 4一玉(42) (00:01/00:05:11)
125 4二金打 (00:01/00:09:32)
126 詰み
まで125手で先手の勝ち


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銀損というとんでもないガバをやらかしてしまいましたが、揺さぶりに負けることなく序盤の駒組みで勝り、なんとか逆転することができました。アヒル戦法は結構苦手意識があったので、それを打破できたのが何よりよかったです。

しかし修正すべき点もまた多く見つかり、地力のなさもまた浮き彫りになってしまいました。やはり人と指すことでしか得られない栄養素というものがありますね。教訓の多い一局となりました。


それでは、お疲れさまでした。