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最期の時をどう選ぶか…

こんにちは。暑い日が続きますね。熱中症には人も犬も気を付けなければ危ない危ない!!

さて、タイトルにも記載した”最期をどう選ぶか”

なぜ選ぶかと書いたかと言うと、以前一緒に暮らしていたボストンテリアの男の子が居ました。

年齢はもう高齢・・しかし、様々な病気と付き合いながら現在が”脳腫瘍”という治ることのない病気と戦っています。薬の量はどんどん増え、嘔吐や下痢、食欲不振に、排泄時もフラフラしながら歩いてトイレに行く状態。飼い主さんもワンちゃんと向き合う為に、仕事を減らし、休むまでして向き合っていました。しかし、色々な面で限界はきますよね。

やれることは全部やって、一緒にワンちゃんが大好きな海やドッグラン、公園に出かけ、一緒に居てくれています。

獣医さんからはちゃんと向き合ってきたので、”安楽死”という選択肢を与えられました。

人の手で命を絶つことは人のエゴであり、勝手なことだと考える方もいるでしょう。でも、それだけで片付かない事があるのです。

私は動物看護師をしていた時に、”安楽死”のお手伝いを看護師としてしたことがあります。安楽死をする飼い主にも様々な方がいらっしゃいます。勝手な都合で安楽死して欲しいと言ってきた方もいました。

涙をこらえて、看護師として仕事をした時もあります。動物を助ける為に仕事をしている獣医師が、助けられずに動物の命を絶つことがある。。。辛い選択であり、獣医師もとても大変な仕事の1つだと分かっています。

そんな先生が、提案してきたという事はそれ相応のことなんだと分かります。飼い主として、看取る選択をしても、そうではない選択をしたとしてもきっと何かしら後悔するんだと思います。愛犬を想いこうしておけばよかったか、ああしておけば良かったかって。でも、答え合わせは出来ないんです。

自身が受け入れて納得するしかないのかなと思います。私も愛犬の最期の選択をしました、手術を受けずに看取ると。もう何年も経ちましたが、いまだにその選択が良かったかなんて分かりませんし、考えれば悩みます。でも、ずっと傍にいた自分が愛犬のことを考えて選択した内容で良いと思うしかないのだと思うのです。

何を基準に考えれば良いか分からず、悩み続け、答えの出せない彼との電話で私も涙をこらえることが出来ませんでした。少しでも納得いく選択ができますように。


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