【美術館】ポルノ展

ポルノ展に行った。ここでいうポルノとはアーティスト「ポルノグラフィティ」のことであり、彼らの音楽・ライブ映像・歌詞などが展示されていた。入場料は1000円。

場所はパルコの7階。エスカレータを使って7階まであがる。着いたのは予約時間のおよそ10分前。見ると列が並んでいる。フロアで待つと邪魔になるためか、早く着いた人は階段で待つこととなる。10分前だからあまり並んでいる人はいないだろうと余裕をかましていたが結構並んでいて、結果的に5階ぐらいまで降りることとなった。軽い運動である。

はじめに過去のライブでの写真が展示されていた。写真を見てどのライブの頃の写真であるか分かればよいのだが、あいにく分からないものがほとんどであった。自分のファンとしての浅さを感じた。欲を言えば、写真にどのライブの頃に撮影されたものかを書いていてほしかった。

続いて、2人のインタビューとともにこれまでの歩みが年表形式で展示されていた。自分が彼らを知ったのは2004年頃で、赤と青のベストが入門編となった。今思えばこのベストが出たのは彼らがデビューしておよそ5年のタイミングである。今は年をとってしまったためか、5年でベストアルバムを出すアーティストを見ると早すぎるだろうと思ってしまう。しかし、当時の音楽を聴き始めた自分にとっては、ベストこそが彼らを知るための入門盤であり、自分にとっての彼らは若手ではなく中堅のアーティストと捉えていた。5年でベストというペースも悪くないなと思った。コピーコントロールCDはちょっと厳しすぎると思ったけど。

次にあるのはJUKEBOXというコーナーで、いくつかのアンケートに答えると、自分にあった曲をおすすめされるというコーナーである。好きな色として赤色を答えたのに「BLUE SNOW」がセレクトされたのは謎であった。押し間違えたのだろうか…。

JUKEBOXコーナーでちょっとしたグッズを頂いた後は、歌詞コーナーであった。自分が好きな単語をタッチすると、その単語が含まれるいくつかの歌詞が表示される。そしてその歌詞をタッチすると、曲が流れ出す。という内容であった。壁にプロジェクションか何かで映し出されている映像であるにもかかわらず、タッチすると反応するというインタラクティブな声質を持っていて驚いた。

写真撮影コーナーを挟んで、次にはデビュー間もない頃のライブ映像があった。これが個人的に最も良かった。というのは、いまの「サボテン」ができるまえのバージョンの「サボテン」を聴くことができたからだ。リスナーは完成品の音楽しか聴くことができないが、この映像を見ることで完成前のバージョンがこのように変化していったんだと知ることができる。良かった。

最後、漫画を通じて結成秘話以降の歴史が語られ終わり。あっという間であり、おそらく滞在時間もそんなに長くない。B'zによる30周年記念の展示イベントSCENESが平日無料だったことを考えると、この内容で1000円というのは割高のように思われた。



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