#013〔サザン・ウインド〕


サザン・ウインド
中森 明菜
1984


当時、中森 明菜さんが披露していた、
別の『サザン・ウインド』の映像を観ていた。

僕が感じたイメージは、
エメラルド・グリーンの深海で歌い舞う、ひとりの歌姫。

…僕は、当時の状況はよくわからないのだが、
背景のセットひとつ観るだけでも、当時のテレビ局が、
かなりの予算を音楽番組に注ぎ込んでいた事は、理解出来る。

歌手のイメージと、楽曲のイメージとを繋ぎ合わせて、
あれだけの世界観を演出していたとは、やはり興味深いし、
あの映像を観ているだけでも、実に面白いものだ。

たったひとりの歌手の為に…
たったひとつの楽曲の為に…。

楽曲は、フルで流しても、当時も今も、
せいぜい、5分前後…。

長い時間使用する、演劇の舞台ならいざ知らず、
たった1曲の為にここまで頑張れる事が、演出として素晴らしい。

それにしても…当時から、素晴らしい歌声である。



THE END 







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