見出し画像

社内でSNSってアリ?

以前私が作業していた会社(常駐先)は、大企業のグループ会社だった。
そのためか、社内ネットワーク上で、noteのように記事をアップし社内の人間であれば読める・コメントできる環境があった。

私はその会社所属社員ではないため、記事を書くこともコメントすることもなかったのだが(聞けば書けたかもしれない?けど)たまに読むことがあった。

写真を撮るのが好きな人は、東京の夜景の写真をアップしていたり、奥さんとの何気ない日常を面白おかしく記事にしている人がいたり。
まさにこのnoteのような感じ。

私が勤めていた小さな会社でさえ、会ったことも話したこともない人がたくさんいるのだから、大企業となるともっと多いだろう。
けれど、社内にSNSのような環境がそろっていれば、一緒に仕事をしたことがない人とでも繋がりやすいのかもしれない。


先日、高木一史著「背景人事部長殿」という本を読んだ。
どうやったら働きやすい会社を作れるのか?ということを、いろいろな方向から探っていくような本だった。

実際に「社員の働き方」を模索する人事の方へのインタビュー記事があり、その中で取り上げられていた”企業内の横の関りをもっと強くしていく”取り組みに興味を持った。

たとえば、まったく異なる部署で働いてみたいという希望があって、その部署が人を募集していれば応募できる仕組みがあるとか。
違う部署の人が講師となり、他の部署への講座を行うことで、知識の共有を図るとか。
部署の垣根を越えてレクリエーション部を作り、活動していくとか。

会社って、長い時間居る場所なのにどこか閉塞感があったり、一緒に仕事をする人としか会話できなかったり、とマンネリ化しやすい気がしている。
様々な問題がありながら、日々の業務に追われてなかなか見直せないのも「なんだかなぁ」と思っていた。

まったく違う部署の人と話をする機会があると、また違った目線で自部署のことや仕事内容などを見直すことができるのかもしれないなぁと思う。


”横のつながり強化”のためのSNSってどうなんだろうか。
きっと、「ないよりはあった方が良い」んだとは思う。
具体的な効果まではわからないけれど。
人のつながりってどこでどうなるか、そこから何が生まれるかなんて未知数だし。

私が勤めていた会社(今週末、正式に退職する)では横のつながりは希薄だった。そもそも営業所のメンバーでさえ、みんな各々の常駐先に行っているので、会えたとしても年に1,2度。
街で営業所の若い子とすれ違っても、私もその子もきっとわからないと思う笑

たとえば今、勤めていた会社でSNSのようなものが確立されたとして…記事を投稿する人はいるんだろうか。
投稿して読んでくれる人はいるだろうか…ましてやコメントしてくれる人なんているかな。

この記事にも書いたように、私は「匿名」だからこうして文章を書いてアップできる。

これが、社内の人が見てると思ったら…どんな記事が書けるんだろうか?と考えてしまう。
当たり障りのないことしか書けないだろうな。
でもそれを読んで、誰かが反応してくれるのだろうか。うーむ。

理想と現実は程遠いな。
そもそも、横のつながりが希薄な会社でSNSを取り入れることに壁があるのかもしれない。

”これ”といった結論は出せないけれど、ちょっと考えてみたことを残しておきます。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?