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おじいちゃんとえんとつ町のプペル光る絵本展

えんとつ町のプペル光る絵本展会場内で
1人のおじいちゃんに声を掛けられた。

「これは何で光ってるんだ?」
知りうる範囲で 説明をしたところで
ふと気がついた。

おじいちゃんの目がキラキラしてる。

「あの、もしかして技術屋さんですか?」
すると、おじいちゃんは 掛けていた眼鏡を外し
もう片方の手に持つペンライトを上下左右に揺らしながら話始めた。
おじいちゃんは昔 電気の配線や電飾の仕事をしていたらしい。
今はリタイアされていて、この光る絵本展を楽しみに過ごし
待ちに待った開催初日に訪れたそうだ。

「すごいなぁ、どれも綺麗に見える。」
話の節々に 時間をかけて丁寧に細かいところまで見たんだということが分かった。

「あぁ いいもん見せてもらった。ありがとう。」

そう言うおじいちゃんの目は
光る絵のライトを浴び より一層キラキラし
その時間を過ごした私の目は
光る絵とおじいちゃんの気持ちが暖かくて
少し潤んだ。

えんとつ町のプペル光る絵本展in兵庫川西
3/17〜31 多田神社 政所殿にて開催中
https://www.facebook.com/yumehoshi.kawanishi/

#えんとつ町のプペル #西野亮廣 #ニシノアキヒロ #川西 #多田神社 #ショートストーリー #エッセイ #コラム

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