精神保健指定医 面接 備忘録

2022年度に精神保健指定医の試験を受験し合格しました。
面接試験についてまとめておこうと思います。

レポートを6月に提出し、その後音沙汰なく、次の年の2月13日に面接の受験票が来たことでレポートの合格を知りました。
試験は3月3日午後でした。

会場は品川アネックスというところでした。
受付後はグループがいくつかわかれていて、それぞれ9人ずつ、個室に椅子が人数分あり、待機。
専門医試験よりも年齢が様々な印象でした。

試験会場は地下、階段を下りていきますが、私は妊婦だったので1人だけエレベーターを使わせてもらいました。ラッキー

1人ずつ扉の横で開始を待ちます。ここでもみなさん立って待機ですが、妊婦だったので椅子がありました。どうもありがとうございました。

合図で一斉に試験会場の部屋に入ります。

試験官は机に座っているのが2名、入口付近に1名(スタッフ?)がいました。専門医試験よりも厳かな雰囲気を感じました。
(撮影されていると聞きましたが、緊張してカメラは確認できませんでした)

試験は2パートに分かれていて、最初のパートは提出したレポートについて、3分で説明します。3分って短いので本当に概要だけです。
(試験対策に一応測ってみたら、3分のつもりが8分くらいしゃべっていたので、できれば練習していった方が良いかな、と思います。)
その後簡単に質問されます。
私は気分障害(うつ病)の症例が当たりました。
専門医試験と違って、隔離の要件が分かっているかどうかを問うような質問だったと思います。(細かく覚えていなくてすみません)

後半は共通問題と言われていて、法律系の質問をされます。
私は措置症例がなかったので、措置入院についての質問をされました。
措置入院に法律上必要な要件は?
→29条ですね。「都道府県知事は、第二十七条の規定による診察の結果、その診察を受けた者が精神障害者であり、かつ、医療及び保護のために入院させなければその精神障害のために自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがあると認めたときは、その者を国等の設置した精神病院又は指定病院に入院させることができる。」「2 前項の場合において都道府県知事がその者を入院させるには、その指定する二人以上の指定医の診察を経て、その者が精神障害者であり、かつ、医療及び保護のために入院させなければその精神障害のために自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがあると認めることについて、各指定医の診察の結果が一致した場合でなければならない。」

緊張していて前半部分のみを答えたところ、他には?と聞かれ、指定医2名のところか!と気付き答えたところ、更なる質問はなかったので、誘導してくれたんだな、という感じでした。

それ以上つっこまれることもなく、外に出たら誰もいなかったので他の人より早く終わったのかな、と思います。
体験談をいくつか読んで、試験が長くかかると落ちてる可能性があがるようだったので、ちょっと安心したのを覚えています。

結果は4月28日に電話でありました。この時期はずっとそわそわして03から始まる電話は絶対取らねば!と思っていた気がします。

精神科医にとって最も重要な資格かと思うので、取れて本当に安心しました。特に措置症例なくても通る最後の世代だったので、ここで落ちたら症例探し直しでした。

これから受けるみなさんが試験に合格できますように!

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