過去からきた手紙
先日、祖母の90歳の誕生日でした。
祖父母の中で唯一生きてくれているおばあちゃんを祝いに京都へ。
私のことはかろうじて覚えているけど、ご飯を食べたこともデイサービスに行ったことも忘れてしまう祖母。
随分ボケちゃったけど、それでも慎ましやかに生きている祖母のようなおばあちゃんになりたいとつくづく思うのです。
誕生日会の最中、母から8年前に亡くなった祖父が孫達宛に書いた手紙をもらいました。
(部屋を片付けてたら出てきたらしい)
しかもその手紙は祖父が亡くなる5年も前に書かれていたもので、生前何に対しても準備に余念がなかった祖父。
自分がいなくなった時の手紙もそんなに前から用意していたのかと、祖父らしさに皆んなで笑いました。
内容は何も特別なことではなく、私たち孫同士が仲良くするように、祖母を大切にするようにというもの。
ただ、文中に何度も出てくるのは祖父自身の話だった。
手紙を読み終えた時、私たちは祖父が1番伝えたかったことにすぐ気づいた。
それは"私を忘れないでほしい"ということ。
死を目前に考えた時、1番恐れるのは"忘れられること"なのかと、深く考えた。
まだまだ私なんかには分かり得ない心境ではあるが、今このタイミングで手紙をみたことは何か意味がある気がします。
そして、祖父がいなくなった8年後に初めて知る気持ちは、今生きて直接伝えられているかのような不思議な感覚になりました。
祖父が入退院を繰り返している時、私は何度も祖父と文通をしていて、久しぶりに見る達筆な字が懐かしかったなぁ。
祖父は私に日本舞踊をさせたかったらしいが、見かけによらず活発な私には無理だと早々に見切りをつけたようで(笑)、おかげさまで伸び伸びと育つことが出来ました。
今人前に立って表現していることを知ったら驚くだろうけど、誰にみられても恥じない自分になっていきたいと思います。
この気持ちを忘れたくなかったので、
ブログにしました。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
明日は1ヶ月ぶりのLIVE!
新曲披露楽しみにしていてください。
NOZOMI
2018/02/12 (月祝)
mona records pre.「Touch the New Edge」
OPEN 18:00 START 18:30
前売 \2,000 当日 \2,300 (1d別)
<出演者>
リリリップス/NEW CINEMA WEEKEND 81/テアトル・バトー/こいするおんなのこ
リリリップスは20:45〜
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