止まない雨もある中での軽い幸福感。

全然止まないよね雨。洗濯物めっちゃ溜まってて困ってるんですけど。

洗濯物は部屋干ししない派。雨が止むまで、外に干せるまで溜めておく派。もうカゴいっぱいなんだよ……そして通常の洗濯物以外にも洗いたいものたくさんあるんだよ……止まないかなあ、雨、と週間予報をしょっちゅう見てるんだけど、晴れマ(晴れマークの意。寛平ちゃんのあの感じで読んでもらえたらとても嬉しい)がとてもとても遠い。

人は、落ち込んでいたりトンネルからなかなか抜け出せない人に対して「止まない雨はないよ」などと励ますこともあるけれど、止まない雨もあるということを知ってしまった今の私には、もうそんな言葉をかけられても「……うん、そうだよね……」と素直に奮起することができそうにない。

雨なので体調も優れない。だるいしねむいし軽く頭痛もしている。全て止まない雨のせいだ。

だが、そんな中、今、私は軽く幸せを感じている。

それは、昨夜、こたつを設置したからだ!

例年、こたつ布団の設置は11月初旬に行うことに決めている。だがしかし今年は天候がおかしく、どうもその時期に設置する気になれなかったのだ。そうこうしているうちにあっという間に寒くなりいざ設置!となったところ、こたつ布団のカバーを買いそびれていたことが発覚。昨日ようやく入手し設置、という流れに至った次第。

現在、こたつにスイッチは入っていない。が、中に入れている足はこたつがなかった時代と比べると格段に暖かく快適。これが幸せじゃないとするならば、一体何を幸せと呼ぶのだろう。とにかく今、私は軽く幸せを感じている。

こたつ布団カバーを入手する前には色々あった。入手前に寄ったコストコが何だか異常に混んでいて駐車スペースがなかなか見つからず、中も人でごった返してて、レジにも長蛇の列ができており、到着してから買い物終えて出るまで2時間かかった。2時間あったら朝ドラ1週間分観たってまだあまる、そのぐらいの長丁場。

だがしかし。コストコでは豆乳をたくさん買えた。ココアもお安く買えた。ひとくちサイズのカマンベールチーズも安かった。帰宅してから食べた、初めて買った魯肉飯がかなり私好みの味でうれしかった。2時間かかったけれど、実はわたしはここでも軽い幸福感を感じていたのだね。

こたつ布団カバーを買う際もひと悶着あった。家族がカバーなど必要ないのではと言い始めたのだ。「普通の家ではこたつ布団にカバーなんかかけない。上によごれ防止用の専用の布をかけておけばそれでいいはずだ。ほら、ここにそれ用の布も売ってるし。普通の家ではそうしてる」などと“普通の家”をやたら連発する。そう言うけどきみの実家、こたつ設置してないよね。一体何を基準に“普通の家”を連発してんの?普通の家がどうだか知らないけど、うちの実家ではこたつ布団にはカバーかけてたし、これまでもずっとそうしてきてたのに。なぜ今になって“普通の家”を持ち出してぐだぐだごねるんだろうこの人。うるさいからムーディー勝山ばりに右から左へ聞き流したけど非常に気分の悪い時間だった。暮らし始めて19年以上経つが埋まらない溝、価値観の違いなどはいまだにたくさんあって疲れる。結婚って修行だと本当に心から改めて思ったが、入手したこたつ布団カバーは大変シックで、シックな中にふくろうのイラストなども描かれており大変愛らしく、とても気に入った。きっとこういう気持ちも小さな幸福感のフォルダに入れていいものではないかと思う。

気持ちや体力に余裕がないと気づけないけど、小さな幸福感なら日々そこここに転がっているのだなあと思う日曜の朝。こたつに足を入れながら昨日買った豆乳を温めココアを入れて飲んでいるわたしの心には今、小さな幸福感がちんまりと鎮座しています。

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